2024東京プリンセス賞 レース考察

昨日の羽田盃は、アマンテビアンコの勝利で幕を閉じました

思い返せば、母のユキチャンは、2008年のジャパンダートダービーに出走予定も、当日の蕁麻疹により取り消しという無念を経験しています。

母が走れなかった舞台で、息子であるアマンテビアンコがその無念を晴らす、そのようなドラマも感じられた新生羽田盃でした

さて、本日は、その興奮冷めやらぬままに、3歳クラシック2連戦の第2弾、東京プリンセス賞が行われます。

本日は、こちらを分析してまいりたいと思います。

【東京プリンセス賞 大井1800メートル】

東京プリンセス賞は、大井競馬場1800メートルで行われます。

このレースも、過去3カ年で馬券圏内に絡んだ血統から分析していきたいと思います。

2023年
1着 サーフズアップ(父ドレフォン 米国ストームバード系)
2着 ボヌールバローズ(父ヘニーヒューズ 米国ストームバード系)
3着 メイドイットマム(父ノヴェリスト 欧州ブランドフォード系)

2022年
1着 スピーディーキック(父タイセイレジェンド 欧州キングマンボ系)
2着 コスモポポラリタ(父ロージズインメイ 米国ヘイロー系)
3着 レディオスター(父フリオーソ 欧州ロベルト系)

2021年
1着 ケラススヴィア(父サウスヴィグラス 米国フォーティナイナー系)
2着 ディアリッキー(父ホッコータルマエ 欧州キングマンボ系)
3着 ティーズアレディー(父トランセンド 米国二アークティック系)

まず、毎年連対しているのが、米国系

羽田盃もそうでしたが、東京プリンセス賞も、南関東3歳牝馬最高峰レベルのレース。

それ故、やはりダート競馬の本場で生き残ってきた血統の力が大きく発揮されるレースということが見てとれます。

そして、もう1点注目すべきは、母父サンデーサイレンス系も、毎年連対を果たしている点です。

過去3カ年でも

2023年
1着 サーフズアップ(母父ゴールドアリュール)
2着 ボヌールバローズ(母父ディープインパクト)
3着 メイドイットマム(母父ゼンノロブロイ)

2022年
1着 タイセイレジェンド(母父サイレントディール)
2着 コスモポポラリタ(母父ヤマニンセラフィム)

2021年
1着 ケラススヴィア(母父ネオユニヴァース)
2着 ディアリッキー(母父スペシャルウィーク)

と、3年連続で複数頭が馬券圏内に絡むという相性の良さ。特に、昨年は、上位3頭いずれも母父サンデーサイレンス系という結果となっています。

さすがに3歳牝馬最高峰のレースだけあって、高いダート適性とともに、芝中距離における高いスピード能力も要求されるのがこの東京プリンセス賞であり、父方のダート適性を、母方の芝スピードで補完するタイプの血統構成が、このレースと相性の良い構成と言えそうです。

では、それを踏まえて本日の注目馬を挙げたいと思います。

【注目馬 ミスカッレーラ】

昨年のデビュー戦を圧勝し、3連勝で重賞ローレル賞を制した素質馬

暮れの東京2歳優駿牝馬では、惜しくもローリエフレイバーの後塵を拝しましたが、世代トップクラスの力を持つ1頭です

血統的には、父がダート上級条件の主流血統であるエーピーインディ系のシニスターミニスター、母父がサンデーサイレンス系のネオユニヴァースと、このレースの傾向に合致

前走の桜花賞では、不利な大外に入ってしまったことが響き、力を出し切れませんでしたが、今回は枠的にも不利のないところに入り、巻き返しが期待できそうです。

血統の後押しもあり、馬券圏内の可能性は十分にあると見て、注目したい1頭です

以上、本日はミスカッレーラに注目してレースを楽しみたいと思います。

予想はウマニティにて公開いたします。

こちらもご覧いただけますと幸いです。


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