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いま格ゲープロに求められるのはVTuberとの外交力

ストリートファイター6を機に格ゲーのプロゲーマーが注目を集めている。 YouTubeやTwitchで人気が高まった大きな理由は、VTuberとのコラボ配信にある。 格ゲー界の大御所・ウメハラが、これまた業界で有名な壱百満天原サロメや赤見かるびとコラボしたのは大きく話題となり、 他にもどぐら、立川、ボンちゃん、マゴ、ときどなど格ゲー界の有名人が続々と参入し、 にじさんじやホロライブのVTuberに格ゲーをコーチングする企画が人気を博している。 格ゲーの裾野を広げるためには大会に

    • 将棋から飛車が消えてもアマはプロに勝てないでしょ?

      https://anond.hatelabo.jp/20240523114606 競技のシステムに大きな変更が入れば、もちろん上位帯のプレイヤーはランキングが変動する。 得意なキャラクターがナーフ(弱体化)して、プロゲーマーが苦戦を強いられるというのはよくあることだ。 しかし競技の根っこの部分が変わらない限り、上級者が上級者で居続けることには変わらない。 「実力差が覆らない」と書いたのはそういうこと。 例えばサッカーをハンドOKドリブルOKのバスケみたいな競技に変更したら、

      • たぬかながVTuberを毛嫌いする理由

        失言でプロゲーマーをクビになってから一転、配信者として大成功を収めたたぬかな。 たぬかなが嫌悪するのものにはフェミニスト、ヴィーガン、専業主婦、非モテ男など多種多彩だが、 中でも一際嫌悪感を表明しているのがVTuberだ。 なぜそれほどVTuberを嫌うのか謎で、色々考えてみたのだが、eスポーツとVTuberのファン層の違いが理由ではないだろうか。 対戦ゲームのコミュニティではプロゲーマーに対して手厳しい。 世界大会で負けるものなら批判や誹謗中傷が飛び交うのが当たり前だし、海

        • 将棋のルールが頻繁に変わったとして、それで何か問題ある?

          https://anond.hatelabo.jp/20240522135959 eスポーツはルール(システム)が頻繁に変わるが、競技性は変わらないから問題ない。 そう書いたら「いや、将棋がコロコロ変わったら問題がある」という反応があった。 それはなぜ? 「来月から銀将は横と後ろにも進めるように強化されます」 「香車が他の駒を飛び越えるように強化しましたが、強すぎたので元の性能に戻します」 こんな風に将棋がアップデートを繰り返すようになったとして、具体的にどういう問題が生じ

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          eスポーツはゲームとの正しい付き合い方を学べる

          https://anond.hatelabo.jp/20240521194643 ゲームに没頭して何が悪いのかわからないが、仮にそれが問題だとして、 eスポーツによってゲームとの正しい付き合い方が学べるようになる。 eスポーツは教育で活用され始めているからだ。 高校の部活動で取り入れられたり、eスポーツジムといった教育機関が新設されたり、 コミュニケーションを取りながらゲームする機会が増えている。 ゲームに不健全な面があるとするなら、それは一人で延々とプレーすることだ。 e

          eスポーツはゲームとの正しい付き合い方を学べる

          スポーツの"競技性"をわかってない奴が多すぎる

          オリンピック委員会がeスポーツ大会を新設すると発表した。 eスポーツに対しては次のような意見がよく出る。 「eスポーツはルールがコロコロ変わるからオリンピックにふさわしくない」 「競技性が3~4年で変わるからスポーツとして成立してない」 どれもeスポーツを理解してないアホの意見だ。というよりスポーツをわかってない。 eスポーツのルール変更とはどういうものか? 将棋で例えるならこんな感じだ。 ・歩を強化 1つ前に進む→1つまたは2つ前に進む ・飛車を弱体化 縦横にいくらでも

          スポーツの"競技性"をわかってない奴が多すぎる

          高橋名人の教えは役に立たない

          プロゲーマーの元祖と言われる高橋名人。 さまざまな教訓をゲーマーに示しているが、その教えは現代では通用しなくなってきている。 「ゲームは1日1時間」では成功できない 最も有名な高橋名人の言葉は「ゲームは1日1時間」だが、eスポーツとゲーム実況が全盛のいま、もはや時代遅れとなっている。 専業のプロゲーマーはフルタイムでゲームをするのが仕事だ。 1日8時間の練習が当然のように求められるし、アマチュアの時から常軌を逸した長時間ゲームを自発的にやってきたからプロになれる。 ゲーム実

          高橋名人の教えは役に立たない

          5chやまとめサイトでeスポーツ叩きが人気の理由

          弱者はeスポーツを嫌う。 ゲームは誰でも勝者になれる世界だったのに、eスポーツは勝者と敗者を作り出す。 弱者は勝負事を嫌うので、FPSや格ゲーに嫌悪感を持っている。 衰退していないにも関わらず「なぜ格ゲーは衰退したのか」という議論を延々とやっている。 日本で定着したにも関わらず「なぜeスポーツは日本で成功しないのか」と主張し続けている。 彼らはeスポーツが上手くいってほしくないわけだ。 5chとまとめサイトは多くの弱者が集まる一大コミュニティだが、 そこでは定期的にeスポー

          5chやまとめサイトでeスポーツ叩きが人気の理由

          プロゲーマーは差別発言しても謝らなくていい

          不祥事の時だけ寄って来るクズ共に頭を下げる必要はない。 エサを撒かれて寄って来るハトみたいなものだ。ハトに失礼だが。 文春やJ-CASTニュースのようなスキャンダルばかり扱うメディア、 滝沢ガレソやコレコレのようなネット民を扇動するインフルエンサー、 痛いニュースやアニゲー速報のような対立煽りで稼ぐまとめサイト、 悪質な連中がターゲットを作っては、ネットの暇な連中が食らいつく。 そして、プロゲーマーもターゲットの一つに加わった。 差別発言で処分されるニュースは、PVが稼げる

          プロゲーマーは差別発言しても謝らなくていい

          任天堂ガイドラインの何が酷いのか説明する

          任天堂がゲーム大会を開く場合のガイドラインを公表した。 コミュニティに配慮したガイドラインだとネットで評判なのだが、よく読むと内容が酷い。 eスポーツの成長を妨げる内容だからだ。 観客から取れる観戦料は安い金額に制限され、大会を動画化して得られる収益も制限され、 スポンサーを付けることも禁止されている。 最悪なことに賞金額まで制限された。 これは海外の例だが、1年間て提供できる賞金総額が1万ドル(約150万円)以下に制限された。少なすぎる。 つまり金が稼ぎづらくなってるわ

          任天堂ガイドラインの何が酷いのか説明する

          「格ゲー衰退論」に根強い人気がある理由

          それは、自分の無能をシステムのせいにしてセルフケアできるから。 ストリートファイター6で格ゲーの人気が再燃しても、格ゲー衰退論が後を絶たない。 アホな話だが、かれこれ20年近く格ゲー衰退論が続いている。 いまだに格ゲーは衰退してない。衰退論は明らかに間違ってる。 衰退論を語りたい連中は、実際に衰退してるかを真面目に検証する気などない。 そいつらがやりたいのは、自分の無能さから目を逸らすことだけ。 格ゲーで負けるのは悔しい。イライラする。 相手より自分の方が下手だと突きつけ

          「格ゲー衰退論」に根強い人気がある理由

          障害者に配慮したゲームは公平じゃないだろ

          とあるコメントの意見だが、こいつは何を言っているんだ? むしろ逆だ逆。 障害者が同じ土俵で戦えるようにシステムを変えたら、スポーツから遠のくだろうが。 何の話かというと、ストリートファイター6で盲目のプレイヤーが活躍した件。 なぜ活躍できたかというと、スト6に実装されたサウンドアクセシビリティという機能のおかげ。 音によって試合の状況がわかるので、盲目でも格ゲーがプレーできる。 それ自体は素晴らしいことだが、それをもって「これこそスポーツ!」はおかしいだろう。 なぜならゲー

          障害者に配慮したゲームは公平じゃないだろ

          障害者がeスポーツで活躍する話を持ち上げる奴らが不快

          普段eスポーツに見向きもしない癖に、「社会的にイイ話」にだけ飛びつく奴らがウザすぎる。 盲目のゲーマーがストリートファイター6で話題になっている。 EVOという大舞台で結果を出したからだ。 障害者に配慮したゲームの設計も称賛され、良い話として受け入れられているが、 社会的に良い話になってようやく称賛されるという空気がクソだと思う。 「こういう公平な戦いができるならゲームもスポーツだね」だの、 「eスポーツの価値はこういうところにある」だの、 お前はスポーツを何だと思ってるわ

          障害者がeスポーツで活躍する話を持ち上げる奴らが不快

          「プロゲーマーの暴言問題」という実質的に存在しない問題

          プロゲーマーが差別発言で炎上した、という問題は実際は問題じゃない。 「いやいや、ニュースにもなって社会問題になってるでしょ」と思った奴は、 メディアが問題だと言ったら問題だと思い込むアホだ。 eスポーツの観客は、大半がプロリーグの配信を見に来ている。 プロゲーマーの個人配信まで見に行くのは、数から言ってマニアと呼んでいい。 そして、暴言が炎上するのは、決まって個人配信の方だ。 本命の大会配信じゃない。最も注目される大会中に暴言が出るわけではない。 インタビュー中に「老人は安

          「プロゲーマーの暴言問題」という実質的に存在しない問題

          世間の「配信」に対するリテラシーが低すぎる

          配信中の失言が炎上する度に思うのだが、 どうも世間の大半は配信がどういうものか、わかってないのではないか? eスポーツ業界が炎上すると、「スポンサーがいる以上、公共を意識して発言しなきゃダメ」的な説教であふれる。 いやいや、お前はプロゲーマーの配信がどういうものか分かってないだろう。 まず前提として、公式の場で差別発言が出てるわけじゃない。 大会とかイベントとか、数万人の観客が見守る中では、プロゲーマーは適切な言葉を選べている。 インタビュー中に突然ヘイトスピーチするわけじゃ

          世間の「配信」に対するリテラシーが低すぎる

          差別発言を取り締まるデメリット、理解してる?

          ライブ配信がつまらなくなるというデメリット、ちゃんと理解できてる? eスポーツ業界での失言が続き、相次いで重い処分を下されている。 公式リーグへの出演キャンセル、事務所との契約解除など。 そのほとんどがライブ配信中での差別発言だ。 昨今は差別発言の取り締まりが強化され、「業界の健全化」と喜ぶきらいがあるが、 取締りによるデメリットが見過ごされてるように思う。 それは、ライブ配信で面白い発言が減りかねない、というデメリット。 まず前提として、差別発言は別に面白くない。 だが

          差別発言を取り締まるデメリット、理解してる?