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血液浄化

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出版しました📖

ばじる🍃です。

タイトルにあるとおり、ワタクシばじる🍃は、この度書籍出版をいたしました。

そこで、少しばかり宣伝をさせてください(^.^)

タイトルは、

【透析業務3年目のあなたに読んでもらいたい本~業務に必要な技術とコミュニケーション~】

です。

著者、臨床工学技士@ばじる、監修はTAKAMIの谷口総志さんです。

 この本は、タイトルにあるとおり、透析業務3年目の方に読んでいた

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あわわ💦

見る人がみたらすぐにわかる一枚をパチリ📸

うーん、なかなか大変なことがおきとります💦

ばじるです。宜しくお願い致します。

これはつい先日に経験した事例です。

事情聴取👮‍♂️してみたら、数時間前までは起きてなかったんですって。

さて、一体全体どこから混入してきたんでしょうこのエアは。

この写真では、明らかにエアだろってルートがありますが、補液ルートとかね。補充液とバイカーボとCO

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患者さんを守るため、自分自身を守るため。ここだけはおさえましょう

患者さんを守るため、自分自身を守るため。ここだけはおさえましょう

ばじる🍃です。宜しくお願い致します。

GW真っ只中。コロナの波は収まるところか、悪化の一途をたどってしまっておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

最近は変異株がいくつもでてきているとのことで、マスクをしていてもそれは感染してしまうことがあるとか。。。その感染リスクは通常のコロナの1.7倍ともいわれていますし、相当な厄介者ですね、、💦

早く収束することを願ってやみません。ほんとに。

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急変時・トラブル対応 3)透析中の警報(アラーム)

急変時・トラブル対応 3)透析中の警報(アラーム)

ばじる🍃です。宜しくお願い致します。

今回は、透析中の警報(アラーム)についてをまとめてみたいと思います。

あなたが治療中に一番多く遭遇するアラームはどんなアラームですか???

・・・

ばじる🍃は、静脈圧上限値警報です。

その他にも、どういったアラームがあげられますでしょうか。いくつか代表的なものをピックアップして、それぞれについてどんなものか、そして対処方法などについてあげていきま

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急変時・トラブル対応 2)出血

ばじる🍃です。宜しくお願い致します。

さて、今回は、透析中の出血について、考えてみたいと思います。

どのようなことが、考えられるでしょうか。

・・・

💉穿刺刺入部からの出血

同一部位への反復穿刺により、穿刺の刺入部の穴が大きくなり、その穴のところから漏れてしまうことがあります。あまりにひどければ、抜針し、止血をし、穿刺部位を変えていく。ちょろちょろな軽度であれば、清潔なガーゼなどを当

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急変時・トラブル対応
1)血圧低下

急変時・トラブル対応 1)血圧低下

ばじる🍃です。宜しくお願い致します。

今回からは、急変時・トラブル対応編に入っていきますー。

前回までは、主にシャント、穿刺トラブルについてあげさせていただきました。ここからは、主に急変時などのトラブルや、出血しちゃったとき、後は、アラーム対応について以下のような内容で、進めさせていただきたいと思います。

1)血圧低下
2)出血 
3)アラーム対応 

今回はまずは急変時などの対応として1

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こんなときはどうする❔ ~シャントトラブル~

こんなときはどうする❔ ~シャントトラブル~

ばじる🍃です、よろしくお願いいたします。

穿刺をテーマに、UPさせていただいてきましたが、穿刺はスムーズにいくときもあれば、スムーズにいかないときもあり…。

今回は、うまくいかないときのトラブルについて、進めていきたいと思います。

〖 トラブル 〗。あなたは、どんなトラブルがあげられると思いますか???

穿刺のことを考えると、うまく針が入らず。。。💦ってことが一番考えられるかなぁと思い

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上手な穿刺とは。 ~穿刺について考える~

上手な穿刺とは。 ~穿刺について考える~

ばじる🍃です。宜しくお願い致します。

さて。あなたは〖 上手な穿刺 〗とは、どんな穿刺だと思いますか?

・・・

ばじる🍃も常々、穿刺が上手いとは、どうゆうことなのかなぁ。。。と、考えます。

針が血管内に留置できたらそれだけで上手といえるのでしょうか。成功といえるのでしょうか。患者さんが痛くて叫んでても…?

まぁ、透析の針は、採血用の針とは違って血液をとるために太くなってますし、その針

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見るか、見ないか。

ばじる🍃です。宜しくお願い致します。

透析室で勤務していると日常的に登場するエコー。

エコーをお友達にして、穿刺に挑む日常もありますが、このエコー、ばじる🍃が就職したての約20年前は、今みたくエコーなんてほぼみることがなく、ほぼほぼすべてブラインドで穿刺を行っておりました。今となっては普及率もアップしてだいたいどこの施設でもあるものなのかと思います。

ブラインドで行う利点としては、ささっ

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敵(ではないですが💦)を知る。

敵(ではないですが💦)を知る。

ばじる🍃です。よろしくお願いいたします。

前回までは、処方について、簡単にまとめてみました。

さて、今回からは技術編ということで、透析とは切っても切れない関係である穿刺についてまとめていこうと思います。

なんでもそうですが、穿刺についても世の中にはたくさんの本が出版されていて、ネットでググればこれまたたくさんの情報がヒットしてきますね。

ばじる🍃も今でこそ、あまりそういったものをみるこ

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処方薬 ~透析全般にかかわる処方(透析前、透析中、透析後、処方薬)~

処方薬 ~透析全般にかかわる処方(透析前、透析中、透析後、処方薬)~

ばじる🍃です。宜しくお願い致します。

さて、今回は『 処方薬 』について、です。

透析患者さんが飲まれている薬について、簡単ではありますが、まとめてみたいと思います。

透析のみでは、腎臓の働きを完全に補うことができないため、薬の力を借りて補います。

どんなお薬を飲まれているのか、(投与されているのか)。。

主に、以下に示すようなものがあります。

💊造血剤

腎不全の患者さんは、その

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まずは背景を把握しましょう。【透析条件設定】~導入時・維持期などで変わる処方、条件設定方法、設定時に考えるべきこと~

ばじる🍃です。宜しくお願いします。

前回までは、透析に関わる装置について、まとめてみました。

さて、ここからは透析を行う上で考えるべきことについて、書いていきたいと思います。

透析を導入される患者さんと、維持透析患者さんとでは、透析を行うにあたっての条件といったものが変わってくるかと思います。

条件を考える前に、まずは患者さんの背景について考えてみたいと思います、

🔵導入期について

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透析液の完成

こんばんは。ばじる🍃です。

今回のテーマは、透析液供給装置。

前回の透析液溶解装置とは何が違うのか。

それでは早速参りましょう。

透析液供給装置とは、透析用水と透析液原液(A原液、B原液)を混合して、適正濃度になるまでミキシング(混合)され、透析液が作製され、末端のコンソールまで透析液を送液するための装置です。

【 透析用水と透析液原液(A原液、B原液)を混合して、適正濃度になるまでミ

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透析液の原液を作製する装置

お疲れ様です。ばじる🍃です。

今回のテーマは、透析液原液溶解装置。

それでは早速参りましょう。

透析液の原液を作製する装置です。

ばじる🍃の所属する施設には、某N社製の装置が入っており、●A剤とB剤の粉末(パウダーともいいます)の入ったボトルをセットするだけで後は完全自動で溶解し原液を作製をしてくれる、しかも閉鎖的な環境で。なんとも優秀な装置ですが、世の中的には、●洗濯槽みたいな装置に

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