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日本スポーツ協会公認(JSPO)バドミントン指導者コラム(27):『会話』とは何か

こんにちは!

今回は『会話』と言う言葉について情報共有して行きましょう!

指導者から率先した声掛け。これは生徒の心の緊張を解いたり、信頼関係を築けたり。メリットが多い様に思います。

練習中に指導者から積極的な声掛けをする事で『見られている』や『見てくれている』と言う内発的な動機付けが芽生えます。

これだけでも生徒からするとやる気アップに繋がりますね。

しかし、指導者からすると

・内容をキチンとしたものにしないといけない
・威厳を保つ様な事を話さないといけない
・笑いながら話すのは御法度

こう感じ、なかなか会話の時間を取れない。と言う指導者の方は多いと思います。

こんなに堅苦しく考える必要はありません。なぜなら内容はどんなものでも良いからです。

例えば、生徒がスマッシュが当たらないなと思っていた場面。

こんな時に
・スマッシュが走っていたね
・スマッシュが当たってないね
どちらでも良いので、とにかく会話してみましょう。

信頼関係を築けていない生徒は『何言ってんだ、この指導者』とか『どうせ言っても聞いてくれない』と言う気持ちから、内容は関係無く会話をして来ようとしません。

ここで『話そうとしない生徒だな』で終わるのでは無く、しつこくコミュニケーションを取ります。今度は今の試合どうだった?最近どうだ?などと生徒主体の内容で声掛けして行きます。

すると、どこかのタイミングで会話して来てくれる様になります。この変化を見逃さない様にしましょう。生徒からすれば、話を聞いてくれるんだ。見てくれているんだ。つまり、信頼関係を築く上で1番建設的なシーンとなります。

これを繰り返す事で互いに認め合い、話し合い、真の『会話』が成立してくるのです。

私が考える会話とは『相手と信頼関係を築く為の行動』です。

一回の会話で相手の事を決め付けるのでは無く、少し長い目で互いを受け入れる為の会話が必要だと考えています!

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