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東京経済大学バドミントン部リーグコラム(42): 1部昇格への構想④〜精神〜

春リーグから学ぶ。1部昇格に必要なものは何なのか。

技術、体力、戦術、精神とスポーツの基本となる4つの要素から深掘りして行く。

前回のコラムはこちら↓
戦術についての記事。

精神について深掘りして行こう。

1部と2部選手の精神の差。
何を目標とし何を勝利条件にしているかの差だ。

◆目標設定
東経大は1部昇格を目標設定としている。『打倒1部』が大目標だ。全く悪い事では無い。実際これで1部昇格出来れば喜びもひとしおだ。

1部の選手はどうだろうか。1部校の中でも特にレベルの高い選手が出揃うリーグ戦。つまり、日頃から選手が意識しているのはインカレ優勝、全日本総合優勝、日本代表、世界ランクのポイント獲得など。これらの高い目標設定の中にリーグ戦がある。

つまり全ての選手が当然の様に

・目指すは優勝
・自分が主役
・先を見据えた試合内容を求めて

こうした目標設定の中でリーグ戦を戦っている。

つまり2部の選手が1部の選手と同等の精神力を持ち合わせるならば、入替戦で1部の最下位校を倒す。と言う目標設定では届かないのだ。

東経大の学生達に必要なのは

・インカレ優勝
・1部で優勝
・全日本総合で活躍

などの目標設定だ。
生活面、精神面、技術面、体力面などの『普通』のレベルを格段に上げる必要がある。

その為には様々な事を見直し、大学生活の大半をバドミントンに捧げなければならないだろう。その覚悟と意思があるのか。これを問われていると言う事だ。

◆負けられない気持ち
大学最高峰のレベルでバドミントンをしている以上、格下と言える2部の選手に負ける訳にはいかないだろう。言わば彼らは大学バドミントン界の顔だ。こう言った事実だけでも十分な糧になるだろう。

では東経大生は何を糧に戦えば良いのか。

一歩引いて見た考えになるが『人間は意志の無い所で突然産まれ、与えられた環境の中で右往左往しながら、時間が来たら死んで行く』と言う考えがある。

人生において大学生と言う特別な4年間を過ごす中で
スポーツをやると決めた

バドミントンをやると決めた

大学生活の半分以上が部活動

社会人になり大学生活を振り返る

バドミントンで得たものが人生の糧になる

1部・2部でプレーする競技レベルの大学生ならば、全ての人がこの構図に入ると言って良いだろう。

自分の人生においてこの構図は一度しか作れない。つまり一生涯残る記憶だ。

ここで他人由来の妥協や遠慮が生まれたのなら、やり切れなかった思い出となってしまう。
本人はその思い出を一生思い返す事になる。

これはその後の生き方をも左右しかねない大切な事だ。

自分なりに精一杯やって自分の勇気に感謝しながら生きて行く。これ位の気持ちで向かって行くと、1部の選手と同等以上の覚悟が手に入るだろう。

これこそがバドミントンの勝った負けただけに留まらない人生の勝利条件だと思っている。

こう言った精神力を持ってバドミントンに取り組まなければ1部昇格は見えてこないだろう。

どう超えて行ってくれるか。これからの東経大生の頑張りを1番近くで見守って行きたい。

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