武井凜生 オリンピックを目指して(31): 試合前のアップの質を向上させる
1. 本コラムの目的
・オリンピックを目指す視点や考えを発信
・練習内容や質の情報共有
・試合回顧や感想を発信
・私が勉強した事を発信
2. 本文
試合前のアップは人それぞれ。ルーティンで決まった事を実行する人も多いだろう。
アスリートのアップはとても質が高い。
そもそもなぜアップをするのか。ここを理解する必要がある。
答えはシンプルで試合に向けた『効果』を期待するからだ。
アップの効果を理解する
期待する効果は2つある。
①パフォーマンスの向上
②怪我予防
年齢が若ければ①を。年齢が高くなれば②を重要視して行く。こんな構図になるだろう。
2つの限界点を理解する
更に、人間は運動の中で限界点が2つある。
・心肺の限界
・筋持久の限界
例❶
長い階段を駆け上がって行く。
心肺はまだ余裕があるが下半身の筋肉が疲れて駆け上がる事が出来なくなると言う事が起こる。
例❷
自転車で登り坂を漕ぎ続ける。
下半身の筋肉はまだ余裕があるが呼吸が辛くなり自転車を降りたりペースを落としたりする事がある。
限界点が低い方が先に来てしまう為、1人1人異なるアップが必要なのだ。
試合や練習を思い返した時、自分の身体が心肺の限界から来るパフォーマンス低下なのか、筋持久から来るパフォーマンス低下なのか見直してアップ内容を決めて行く必要があるだろう。
凜生の場合は筋持久の限界が先に来る印象だ。
ざっくりした指標
少しざっくりした指標になるが
心肺機能を上げたい場合
6〜7割くらいの強度で5分間ダッシュを行う。
筋持久機能を上げたい場合
スクワットやバービーなどをMAX強度で1分間✖️3セット行う。
こんな所だろう。欲を言えば試合の30分前にアップは終わらせておく事が好ましい。筋力や心肺の回復を促し、発汗による体温調節などの時間も必要になるからだ。
一流ならば更に細かく設定し、自分なりの究極のアップを作る事が必要だろう。
音楽聴いて、トイレにこもって。と言う様な気持ちのアップも忘れてはいけない。
頑張ろう!凜生❗️
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