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ちょっと待って!そのアイコンタクトは危険すぎる

みなさんは笑いを我慢したことはありますか?

静かな空間で笑いを我慢するのはとても大変ですよね💦

私は電車に乗っている時に、友人からのLINE通知の内容で笑いが堪えられなくなった時に、

え"っく!


という、しゃっくりに似ているけど、聞いたことないような声が出てしまって逆に周りの人から注目を浴びてしまい恥ずかしかったことがあります。

これと同じシチュエーションになったことが会社でもありました。

そう、会議です。


会議も電車の空間と同様に、閉鎖されているので逃げ場がありません。
そして、電車の時とは違い、厄介な問題が追加されます。

全員、知り合いである


電車であればその時だけ恥ずかしい思いをすれば良いですが、顔見知りの人との会議はプロジェクトが終わるまでは毎日顔を合わせなければいけないのです。

危機一髪だったのは私が社会人7年目の頃でした。
当時、私は航空券の予解約WEBサイトのリニューアルプロジェクトに配属されていて、とても忙しく、月の残業時間は平均85時間でした。
もちろん、私だけがそんな状況というわけではなく、周りの人も残業していました。

そして、忙しいプロジェクトには特徴があります。

徐々に周りの人へ関心を持たなくなるんです👻


みんなが自分自身で精一杯になってしまうんですよね😅

私が参加している定例会議も、日に日に雰囲気が悪くなっていきました。
この会議ではさまざまなチームリーダーが進捗を報告するのですが、

みんな下を向いて自分のノートパソコンのキーボードでリズムを刻んでます


最初はメモや議事録を書いているのかと思いましたが、ちゃんと議事録担当がいるんですよね😂

当然ながら、突然話を振られると、

「え?あ、私ですか?」


という返事。
もう誰も話を聞いてないのは明白です。
これは深刻な状況です。

もはや何のためにやっている会議なのかわかりません


しかし、1人だけいつもニコニコしたり、難しい顔をして耳を傾けている人がいました。

私のチームのリーダーMさんです。

男性の方で、顔や体型はDEENのボーカル池森さんに似ています。

実は、会議の内容が分からず、分かっているフリをするために、わざと表情を変えてバレないようにしていました。
この方は、今までWEB開発に携わったことはなく、荷物検査のシステムを中心に開発を担当されていました。

ご本人曰く、荷物検査の現場でもっと開発をバリバリやりたかったのだそうですが、他の現場で経験を積んだ方が技術者としてステップアップできるとのことで人事が異動させてしまったそうです。

約束は守ってくれて、私がミスをするといつも守ってくれるのでとても信頼できる人だったのですが、

ちょっと遊びがすぎるのです


会議中に専門的な言葉が出てきてしまうと暇になってしまうのだと思います。
そういう時は、会議に参加している人の様子をじっくりと観察したり、難しい顔をしてどの程度聞いているフリができているか研究したりしてます笑

荒んだプロジェクトでは唯一の癒し系キャラです。

しかし、プロジェクト開始から5ヶ月、いつもと違うことが起こりました。

怒鳴り合いの口論です


とあるチームリーダーがホワイトボードで説明をしはじめたのですが、その内容に関係している別のチームリーダーが異論を唱えはじめました。

すると、お互いに意見を譲らないまま平行線を辿り、結果、口論に発展したのです。

おいおい、やばいんじゃないか?


咄嗟に、Mさんの顔を見ました。

笑いを堪えてやがる


この状況を楽しんでいるのでしょうか。
とりあえず分かることは、口論している中で露骨に笑うことはできないため、頬杖をついているフリをして、口に手を当てて笑いを堪えているのです。

私と目が合ったことを認識するや否や、私にアイコンタクトをしてきたのです。

アイコンタクトの先はホワイトボードの横に立っているチームリーダーでした。

よく目を凝らして観察すると、

社会の窓が全開でした


このチームリーダー、怒鳴りながら社会の窓が全開なのです。

笑いは私にまで伝染してしまいました。
もう悶絶です。

すご〜く時の流れがゆっくりに感じられました。

はやく、口論が終わって欲しい。

そして10分ほど経過した頃でしょうか。
ようやく口論が終わりました。

そして、会議が終わり、自席に戻った時に満面の笑みでMさんが話しかけてきました。

「ばーこし、気づいた?やばかったよね?w」


こいつ、絶対に許さない!笑

今思えば、このプロジェクトで一番楽しかったのがこの時だったかもしれません。
笑いを堪えるコツを知りたい日々この頃です。

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