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【イベントレポート】第30回愛知県理学療法学術大会教育セミナー

愛知県理学療法学術大会の開催は今回で30回目になり、愛知県の理学療法士が年度末に集まる恒例行事として認識され、学術活動の活性化、会員相互の交流、ネットワークづくりに寄与されてきました。

2022年4月23、24日に開催されました第30回愛知県理学療法学術大会にて代表福谷が、『理学療法業界の未来への挑戦のリアル』というテーマで登壇いたしました。

今回はその様子をレポートしていきます。

【こんな方にオススメ】
・ヘルスケア分野、産業保健分野に興味のある医療専門職
・新しいことに挑戦したいけど、一歩踏み出せない医療専門職
・安定志向の医療専門職


登壇者プロフィール

株式会社バックテック
代表取締役 福谷直人(ふくたになおと)

京都大学大学院医学研究科で博士号取得後、健康経営・コラボヘルスを支援する(株)バックテックを創業し、代表取締役に就任。産業医科大学、京都大学にて研究員を兼務し、企業の健康投資に関わる研究に従事。

Twitter:@nafukutani
Facebook:https://www.facebook.com/naoto.fukutani

本講演の目的

自分なりの「未来への挑戦」を考え、行動に移していただくこと

福谷自身、病院を受診する時間がないがために仕事をやめてきた方のリハビリを担当した原体験から、自分が世の中にどれだけ笑顔を増やせるかを起点として、臨床→研究→企業へと、未来への挑戦を考え、行動に移してきました。また、未来の日本を支える主要テーマである「健康寿命の延伸」「労働生産性の向上」の課題に対して、われわれ理学療法士が立ち上がるべきである、そんな思いからこの目的となりました。

挑戦か?安定か?

あらゆるコミュニケーションがオンライン化し、デジタルシフトが加速されるなど、昨今の新型コロナウィルス流行により、私たちのライフスタイルや働き方など急激な変化を余儀なくされました。

市場は成長・成熟していく中で我々も同様変化していかないと、時代に置いてぼりになってしまいます。安定はいわば衰退となり、挑戦の中にしかないのです。

コロナ禍で注目されている「健康経営」

コロナ禍で従業員の働き方をはじめ、これまでにない変化が求められる中、今改めて注目されているのが「健康経営」です。

健康経営とは、「従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること」であり、「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つです。コロナ禍で健康経営優良法人と認定された企業数は、大規模法人で約1.5倍、中小規模法人で約3倍増加しています。

コロナ禍においてフィジカル・メンタル不調者は増加し、肩こり・腰痛に伴う労働生産性も低下しています。

医療専門職が健康経営に寄与するプラットフォーム「ポケットセラピスト」

ポケットセラピストは、医療専門職が健康経営に寄与することのでできる、生産性向上と高ストレス対策を目的とした法人向け肩こり・腰痛対策支援サービスです。

プレゼンティーイズム(欠勤には至っていないものの、健康問題が理由で生産性が低下している状態)を可視化し、オンライン上で個々人の状態に合わせた対策サポートや、理学療法士を中心とした国家資格者の遠隔健康相談が可能なサービスです。

「ポケットセラピストって、腰痛を良くしてくれるサービスでしょ?」

よく聞かれる質問です。

厳密には違います。
ポケットセラピストは、カラダの痛みを解決するサービスではありません。

『痛みが悪化したらどうしよう』『この痛みはずっと続くのか』などとという不安感・恐怖感に対して、常にそばに寄り添うことで安心感を与えるサービスです。

今やスマホが全国民のポケットに入っているように、国家資格をもつセラピストなどの専門家がポケットにいる世界をつくり、慢性疼痛に悩む方々に安心感を与える。それがポケットセラピストのコンセプトです。

ポケットセラピストで享受できる3つのメリット

ポケットセラピストで享受できるメリットは、以下3つです。
1.産業/予防領域で活躍できるフィールドの獲得
2.認知行動療法などのスキルアップ
3.社会課題の解決に貢献できるやりがい

ポケットセラピストの3つの挑戦

ポケットセラピストの挑戦として、これまでの病院や施設といった勤務先を一般企業へ勤務することを支援し、複業としての確立、ライフステージの変化に伴うキャリアアップを支援します。

そして、産業リハビリを推し進めることで、新たな産業創出を目指し、健康寿命の延伸・労働生産性の向上といった、社会課題の解決へ挑戦していきます。

最後に

三木谷浩史著「成功のコンセプト」

『1.01』と『0.99』の法則

この法則は、楽天の三木谷会長の著書「成功のコンセプト~Principles for Success」で引用されていますが、日々の積み重ねの大切さを例えたものです。
「1.01」と「0.99」、その差はわずか「0.02」です。

でも、この2つをそれぞれ365回かけると
1.01の365乗=37.8
0.99の365乗=0.03

1年でこんなにも大きな差がうまれます。

さあ、ポケットセラピストで社会課題に挑戦してみませんか?


▼ポケットセラピストについて詳しくはこちら


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