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私立恵比寿中学(エビ中)「私立恵比寿中学大学芸会2021 Reboot」

12/27の1日目に初登校が出来ました。映像で見るのと実際に現場で体験するのとでは情報量が全く違っていて、1日経った今でもなかなか消化できない状況が続いています。この余韻は中毒性がありますね。

今回が初めてだったので、エビ中のライブはいつもこういう感じなのか、それとも今回だけかなり特別なのか、ということがわからないため、皆さんに聞いてみました。

わかったことは、いつも「いつも以上」なんだけれども、今回はその中でも特別な「「いつも以上」以上」だったということです。
平常運転がいつも以上ということからしてとても凄いことだと思うのですが、今回はそれを飛び抜けていたということなんだと思います。

アイドル関係は全く行ったことがないのですが、東京ドーム、武道館、横浜アリーナ、埼玉スーパーアリーナから、ひたちなか国立公園、富士スピードウェイといった屋外、そしてビルボードライブやブルーノートといったところから街中のライブハウスまで、結構さまざまなライブには行ったことがあります。そういった中で今回は、出色の、とても素晴らしいものだと感じました。

エビ中のライブがはじめてだったこともあり、アリーナのお作法がわからないため着席指定でチケットを取ったのですが、4階バルコニー2の最前列というとてもよい席になりました。エビ中との間に遮るものがない状態で、全身で音楽を浴びたといっても過言ではないものでした。沢山のレーザービームが足元ギリギリに刺さる感じも含めて最初のエビ中ライブ体験としては最高ものだったと思います。

9人体制のスタートとして、Rebootというタイトルですが、ライブが終わった後、恵比寿の富士そばでカツ丼セットを食べながら色々考えました。

通常パソコンやスマホでリブートはどういう時にするかなと考えました。最近のPCは、特にMacはただディスプレイを閉じてスリープにして終わることが多いので、再起動ってあんまりしないですよね。そう思うといちばん多いのはOSのアップデートの時かなと思います。

エビ中にとってのOSのアップデートとは、当然9人体制になったことなのですが、単に人数が増えるということではなく、これは、歌割、振付、フォーメーションの在り方を9人を前提とすることであり、すべてのことの基盤が9人になっていくことなんだと思いました。

一応双眼鏡は持って行ったので、最初のうちはちょっと使っていましたが、途中からほとんど使うことはなくなりました。バルコニーからということもあって、上からフォーメーションがよく見えたので、それをしっかり目に焼き付けようと思ったからでした。ライブの映像ではフォーメーションを体感することはできないなと感じました。

その、9人のフォーメーションはかなり複雑で、横一列になったり3×3になったり、ステージ上いろいろな場所を使ったり、また真ん中に戻ってきたりと目まぐるしく変わっていきました。これを見て、9人になるということは6人の動きに3人の動きを足していくというWindows Updateのようなパッチをあてるようなことではなく、そもそも9人ありきで考えるというOS自体を入れ替えることなんだと気づいたのでした。会場でなければ気づけなかったかもしれません。

そしてそれは、桜木さん、小久保さん、風見さんの3人が、9人前提での演出にしっかりついていける状況だった、ということが何よりもすごいことだと思いました。ライブの感想を読んでいてどなたかが6+3ではなく9だったといったことを書かれていましたが、まさに差のない9人でした。正直、自分自身も、ひとつ前のnoteにも書いたちゅうおん2021は6+3に近い書き方をしていたなと思います。ところが、今回はそうではなく9人だったと思います。これこそがOSのアップデートであり、Rebootという題名の意味なんだと思いました。

ライブ中の気づきはたくさんありました。以下ネタバレも含みますので、フジテレビTWOでの放映をお待ちの方は、避けていただければと思います。


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歌がとても上手だ、ということはやっぱり書いておきたいと思います。ライブで、あれだけ踊って、それであの歌声かよ、と絶句したのでした。途中、爆音で自分の少し耳がおかしくなって歌も音源が流れているのかと思ったのですが当然そんなことはなく、広い会場の隅々まで届く素晴らしい歌声であったと思います。

「君のままで」のアコースティックバージョンを安本さんと風見さんの二人で歌ったものはぐっと来ました。「アンコールの恋」での桜木さんの歌声も素敵でした。声量があって力強い。「スーパーヒーロー」の柏木さんはやっぱりさすがだったし、その流れでの「星の数え方」の全員のハモリは聴かせる流れでした。「感情電車」の小林さんの「その空」はずっと聴きたいと思っていたものが聴けて本当にうれしかったし、中山さんは声が出しやすくなったのか一段と強い圧を感じました。「フユコイ」での星名さんの「哀しみだけをぎゅっと胸に閉じ込めたなら」が、とても情景を感じさせるものでした。いつもの真山さんとはちょっと違って、どちらもすごく良いと思いました。一生懸命な小久保さんの声は独特な響きがあって今後がとっても楽しみです。そして、真山さん。「スターダストライト」の一人での歌いだし。ものすごく惹かれました。

なかなか書ききれません。「ジャンプ」の安本さんの「今だ」はとても明るい未来と希望を感じるものだったし、「感情電車」が9両編成になって長くてよかったし、「頑張ってる途中」の3人ずつ分かれるところはとても良かったし、「SHAKE! SHAKE!」の「スキップして」の所で一列になる振付が大迫力だったし、ダンスパートで桜木さんのソロにおっと思ったし、「EBINOMICS」~「イート・ザ・大目玉」~「HOT UP!!!」のブロックはどこまでぶち上げるんだと思ったし、「Family Complex」はSuperになっていて岡崎体育さんはさすがだなと思いました。

9色の「なないろ」で大満足の本編が終わって、でもアンコールしてもいいのかなと思っていたら、まさかのバンド編成でアンコール4曲。「シンガロンシンガソン」の原治武さんのドラムは「すげー」と思わず言ってしまうほどでしたし、「自由へ道連れ」はやっぱりロックだったし、「響」は涙が溢れました。

最後に「Anytime, Anywhere」。今回のライブを通して、エビ中とファミリーとの絆を再確認するものだったように思います。この曲はまさにその関係性を示すものだったと感じました。

3/23発売のアルバムも非常に楽しみです。

たくさんの曲を期待しています!

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