星野リゾートで、新商品が生まれるまでの悲喜こもごも
先日、こちらの記事を拝読しました。
沖縄にある星野リゾートのバンタカフェで働く横森さんが、新商品の限定ドリンクを迷走苦悩しながら仕上げたお話です。
いや〜、めちゃめちゃおもしろいな〜?と思いまして。
noteの素敵なところって、そのひとにしかない気づきとか経験をたっぷり聞けるところだと思うんですよ。
この記事にはそれが詰まってて、いいなあって。
世にでている商品って、その多くが綺麗じゃないですか。
コンセプトとかデザインとか。
当たり前ですけど、世に出るまでに幾度もブラッシュアップされているわけで。
そりゃあ、綺麗です。
でも、世に出るまでの試行錯誤って、あまり知られてないんですよね。
だからこそ魅力的。
この記事の中にある「自分としてもどこか妥協していたところがあったので、思い当たる節がありました」なんて。ね。
星野リゾートの商品開発に、そんなイメージはないと思うんですけど。
だからこそ、なまなましくて、魅力的じゃないですか?
リアルで素敵。
途中から「…アート、とは?」なんてゲシュタルト崩壊しているところが最高です。
クリエイティブな仕事って、こんなふうに考えて考えて考え抜いて、迷走したり戻ったりしながら。
なんとか形になっていきますよね。
そうだなあ、例えば。
私の職場の企画会議の話をしますけれども。
この秋、星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルでは「猛毒きのこさんぽ」なるツアーを行います。
文字通り奥入瀬渓流で毒きのこを探す、2020年から実施してきた人気ツアーです。
もうね、3年もやると、新しいアイディアは出しづらいです。
企画会議にあたり、さあ2023年の内容はどうしようか、という話の中で。
「今まで毒きのこガチャをやってきたので、今度は毒きのこクレーンゲームをやろうよ!」
なんて話がありました。
毒きのこクレーンゲーム。
なんじゃそら。
絶対世に出てないでしょ、そんなもの(絶賛してるつもりです)。
いや、私はね、めっっっちゃやりたい。
やりたい。
やりたい。けど。
施設イメージとの乖離が、大きい…………!!
ということで、血の涙を流す思いで、見送りました。
個人的にはやっぱりちょっとやりたかった、魅力的だった。
まあ、やっていないことにも、理由があって。
失敗したものにも、魅力があって。
そういう、ここだけの話が聞けるのは、noteならではの面白さだなあと思いました。
▼夏の沖縄にぴったりの絶景カフェ。私はゴーヤトッピングのアイスが食べてみたいです。
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