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「また行こうね」の叶わない場所で【遊園地の想い出】

例えば、「これってデート!?どうなのかな!?」みたいな微妙な状況で出かけたりとか、こっそりとお休みを合わせて駅で待ち合わせて向かってみたりとか。
遊園地には、そういう甘酸っぱい記憶が…ないわけでもない。
けれどきっと私がおばあちゃんになっても思い起こすとしたら、それはつい先週の出来事なんじゃないのかな…という気がしている。

「かしいかえん」は、我が家のごく近くにある老舗遊園地。
地元鉄道会社が経営しているが、コロナ禍の影響で残念ながら年内での閉園が決定している。

こぢんまりしていて、身近で。けれど、ちゃんと、遊園地。

普段は混み合うようなこともなく、とても過ごしやすいかしいかえんなのだけれど、おそらく先月頃からは、閉園を惜しむお客さんが詰めかけているようだ。

私たち家族がかしいかえんに行ったのは、11月の祝日。
覚悟はしていた。していたけれども、想像を絶する混みっぷりだった。
どれぐらいかって、ゴーカートに乗るために1時間半並ぶぐらい。
ジェットコースターは2時間待ちだと聞こえた…ここは某ネズミの国なのか?

まあそれでも。

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その日で一番の観覧車に乗ったことや、

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3歳息子になぜだか鉢植えのコスモスの写真を撮らされたことや、

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降ったりやんだりし続けた天気雨や、ガタガタ震えながら並んだ行列や、レインコートのてるてる坊主たちのこと。

かけがえのない、遊園地の想い出。
「また行こうね」と言ったって、かしいかえんはもうなくなってしまうけれども、おばあちゃんになっても、つい先週のことみたいに思い出せるように、記録として。



書くンジャーズ今週のテーマは、【遊園地の想い出】
あまりにタイムリーなテーマに「書くンジャーズのメンバーは我が家のスケジュール把握してるんか?」とちょっと疑いの目すら向けてしまった火曜担当のみねは、閉園秒読みの小さな遊園地へのお出かけを綴りました。

メンバーの皆さんは、どんな【遊園地の想い出】を語ってくれるのでしょうか?
今週も日刊「書くンジャーズ」マガジン、楽しみですね♪


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