つぶやき*親の力量
子持ちはどうしたっても子供を置いて出掛けられない。
「息子くんも連れてきていいよー!」と言ってくれるととても嬉しい。
連れて行っていい?と聞くと、どうしても断りづらい雰囲気を出してしまうと思って。
ある知人がこんな話をしていた。
ついこの間、友人が5歳になる息子を連れて遊びに来た。
知人はウサギを飼っており、友人息子がウサギに会いたいと言ってのこと。
友人はウサギ用のおやつを買ってきてくれた。
しかも大容量。
知人は一人暮らしでもちろん子供もいない。
"子育ては大変"と聞くだけで、実感がないのでなんとなく他人事のように感じていたという。
そして友人と友人息子が来訪。
早速ゲージのウサギに持ってきたおやつをあげ始める息子。
最初は良かった。
でもだんだん雲行きが怪しくなってきた。
友人息子は際限なく次々におやつをあげていた。
ペットを買っていない私でもわかる。
どう見てもペットの健康上良くない状況。
案の定、ウサギも食いつきが悪くなっていったという。
しかし母親である友人は止めるどころかおやつを手渡す。
知人がやんわり注意してやめさせようとしたが、友人息子が激グズり。
仕方がないのでおやつタイムを切り上げて、ゲージからウサギを出す知人。
ここからが地獄の始まり。
元気いっぱい走るの大好き5歳児坊や。
予想通りと言って良いのだろうか、ウサギを追い回し始めた。
逃げるウサギ、追い回す5歳児、気が気じゃない知人。
そして"○○(息子)の方が体大きいんだからウサギさん怖がってるよ〜"と、
全くなんの制御にもならない注意をする友人(母親)。
知人、ひとの子でありながらも"いい加減にしろや"と喉まで出かかる。
そりゃそうだ、私が同じ立場でも言いそう。
相手からすれば"友達のペット"かもしれないが、
知人からすれば家族同然、大切に育ててきたウサギ。
こんなストレスに晒されて体調崩したらどうしようかと心配になる。
結局大人2人居ながらも5歳児を止めることはできなかったらしいが、
私はこの話を聞いて、自分の未来を見たような気がして身が引き締まった。
相手が何も言わないからいいのではない、
言いたくても言えない、どう言ったらいいかわからないこともあるのだと。
他人のテリトリーに踏み入るその時、
自分の子供を連れて行くならば、
招いた側の責任ではなく親の力量だと思う。
果たして私は5歳の息子を制御できるだろうか。
不安は残るが4年後の自分に大いに期待しよう。
そんな我が家も今週末、5歳児が遊びに来ます。笑
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