見出し画像

まじかる [Hatsune Miku V3]

2023年11月3日から4日にかけて作ったミク歌です。仲間内で作ると約束してから2日で焦って出してしまい、コンセプトは気に入っているけど完成度は不満です。ごめんなさい。ちゃんとアレンジしたバージョンを再アップするかもしれません。

説明

孤高な理系女子の歌です。歌詞の途中で英語ミクさんがソースコードを読み上げています。最初は特定の人をイメージしたのですが、書いているうちにフィクションになりました。

1番では、プログラミングに魅了された純粋な少女が、初歩的なコードを書いています。それが世界を創る呪文だと信じ、教会の鐘の音を聞けばドップラー効果の公式を思い浮かべるくらいには理系に染まっていく。その鐘は、同世代の誰かの結婚式のものだったのかもしれない。

2番では、機械学習を書いてシグモイド関数とソフトマックス関数に言及しています。翻訳の話もしているので英語で仕事をしているはずです。その道を突き進み、アルゴリズムの非効率さに激昂するくらいに成長した。だけど、いつも会話の意図は誤解されてしまう。

自身はまだ「魔法」を夢見ているだけのつもりなのに、遊び相手もいないほど孤高になってしまった。最後、ふといつか鳴っていた鐘の音を思い出し、相対性理論とタイムトラベルについて考えてしまう。でも、きっとそれは一瞬で、彼女はすぐにプログラミングの仕事に戻るのでしょう。

ええと、言われたので歌詞の意図を長めに書きましたが、やはり自分で説明するものではないですね。詩の解釈は自由ですし、伝わるポイントも人それぞれです。では、今日はこのへんで。

歌詞

幼いころ夢に見てたの
魔法の言葉
俯いた青春を救った
あの呪文

この変数宣言甘いわ
int程度じゃオーバーフロー
その二次元配列
インデックスはアウト・オブ・バウンド

ああトライ・キャッチ
トライ・アンド・キャッチ・アンド・ファイナリー
ああトライ・キャッチ
アリスメティック・エクセプション

何か生み出すことだけが
生きる理由ではないけど
画面の中で動き出す
数字に憧れた

幼いころ夢に見てたの
魔法の言葉
世界を創る私だけの
ための呪文

ああ鐘が鳴るわ誰のために
遠くの空で
振動数と観測者の
式が浮かぶ

このアルゴリズム遅いわ
ダイクストラも激昂
そのパーセプトロンには
シグモイドよりソフトマックス

ああトライ・アンド・エラー
トライ・アンド・エラーでエグゼキュート
またロスト・イン・トランスレーション
誤解だらけのインテンション

ただの幻想だけならば
手が届かない場所に
努力を重ねて辿り着いたの
誰か遊んでよ

幼いころ夢に見てたの
魔法の言葉
自由に海も飛んで行ける
ための呪文

ああ鐘が鳴るわ時を超えて
いつかの空で
ああ光速度と観測者の
式が浮かぶ

台詞

#include <stdio.h>
int main()
{
      printf("Hello World\n");
      return 0;
}
public static void main(String[] args) {
     System.out.println("Hello World");
}

※1番はCのHello WorldとJavaのHello World。
初学者が最初に書くコードです。

import sys, os
import numpy as np
from common.gradient import numerical_gradient

※2番は『ゼロから作るDeep-Learning』からの引用です。
一般表現と思いますが直すかも。

素材

チャペルの鐘の音源はニコニ・コモンズから。
数式はWikipedia、背景はAIです。
DAW: Studio One 5 Artist
Vocal: Hatsune Miku V3
Guitar: RealStrat 5
Bass: Mojito (Studio One)
Drums: Session Drummer 2 (SONAR)
Piano: Presence (Studio One)
Bell: SampleOne (Studio One)
Bell Sound: https://commons.nicovideo.jp/works/nc302942

コード

[Verse]
Csus4,C/C#/Csus4,C/Fm * 4
[Bridge]
Dm/C/F/Ddim7 * 4
[Chorus]
F/Ddim7/C/Am,A/F/Ddim7/C/F * 2


よろしければサポートお願いします!