マガジンのカバー画像

ギリシャ神話関連

34
主にトロイヤ戦争関連についてです
運営しているクリエイター

記事一覧

「アストライア」の願い

人間を信じ、最後まで地上に残った正義の女神「アストライア」 女神は天へと戻りましたが、「…

ずっちー
9か月前
21

「アストライア」への"答え"

今日は、久しぶりに「ギリシャ神話」のことを書こうと思います。 ヘーシオドスの「仕事と日」…

ずっちー
9か月前
25

「希望は叡智と共に」

パンドラの箱の中に残った「希望」は目が見えず出られなかったらしい。なので"誰に手を取られるか"で希望自身の「運命」も決まる。

「悪徳」や「怠惰」に引かれれば、諸とも・・・。

「叡智」に導かれてのみ「希望」は自らが輝いていることを知らしめることが出来る。

ずっちー
1年前
17

プロメテウスが永遠に罰を受けず、救われたのは、それを書いた人間が神々の力ではなく"自分達の力で世を切り開いて行きたい"という「意志」か、もうすぐ「神々の世」から「人間の世」になる事を、"予見"していたのではないか?

ずっちー
2年前
2

「文明の火」を人間に与えたプロメテウスは、罰としてコーカサスの山に縛られて大鷲に内臓を毎日食い破られた。ヘラクレスが大鷲を退治し、助けられるまで。

ゼウスは助けられることを予見していたはず。

なぜそれを阻まなかったのかは、もうすでにゼウスが自身の命運を見切っていたのか。

ずっちー
2年前
3

でもこの「アイドル人気投票」、ゼウスにとっては、自分の"喉元に突き付けられる剣"になってしまう怖れがあるな💦

人間が神を選ぶ行為を認めれば、神の"優位性が損なわれる"から。

神々の「有用な能力」は"評価を受け"、"真似をされ"、やがて人と神は「対等な存在」に・・・。




ずっちー
2年前
1

数千年後はもしかしたら「こっちが本編」になってるかも。😁 因果応報が教えだった「カチカチ山の狸」も、今は"心を入れ替えてる方が主流"らしいから。

"人類史上初"の、ホントの「アイドル人気投票」の瞬間だな😊


これで「僕の中の物語」では、"トロイは救われた"。😆

ずっちー
2年前
1

「そしてそれを3柱の女神だけでなく、『全ての女神や妖精』を"入れ札の対象"と致しましょう。」

「それを5年、10年ごとと定期的に行います。」

「さすれは、仮にその時に残念ながら一番の人気にならずとも『次こそは』という気にもなりましょう。」

ずっちー
2年前
1

「万物の主ゼウスよ。3柱の女神の美の優劣を、私如きが決めることなど出来ません。」

「また美の基準は、人それぞれです。」

「私は女神たちの美を、広く人々に問い掛け、優劣ではなく"自分の好みに合うか"を『入れ札で』行うことを進言致します。」

ずっちー
2年前
1

パリスの審判での教訓

ヘレネを連れ去ったパリスは、武装したギリシャ軍の船も引き連れてトロイに戻り、"予言通り"ト…

ずっちー
2年前
3

復讐は海を越えて

パリスはトロイの王子として、スパルタに親善訪問に行く事になります。 その時、スパルタ王メ…

ずっちー
2年前
1

パリスの帰還

アフロディーテはパリスにトロイに向かうように伝えます。当然、妻のオイノーネーとは、離れ離…

ずっちー
2年前
1

「パリスの審判」 続き

前書いていた、トロイヤ戦争の発端となった「パリスの審判」の続きを書いていこうかと思います。 ヘラ、アテナ、フロディーテの3柱の内、最も美しい女神を選ぶことを仰せつかったパリスは、アフロディーテに軍配を上げました。 パリスはそれぞれの女神から自分を選んだら、それに相応しい褒美を取らせると言われています。 ゼウスの妻ヘラからは「権力」、知恵の女神、アテナからは「智勇」、生殖と豊穣の女神アフロディーテからは「美」にまつわるものです。 これによりパリスの褒美は「人間で最も美し