【3458】シーアールイー 銘柄分析

①事業内容

物流不動産会社。
・不動産管理(マスターリース/借り上げ、プロパティマネジメント、建設工事、リーシング)
・物流投資(物流センター開発〜売却)
・アセットマネジメント(資産活用)

マスターリース事業では、物流施設のオーナーから賃貸借契約を結び、その施設を自社のブランドで再賃貸することで、安定した収益を得ていますプロパティマネジメント事業では、物流施設の運営や管理を行い、オーナーやテナントの満足度を高めています開発事業では、物流施設のニーズに応えるために、新規開発やリノベーションなどを行っています

②業績

2022年度がよかったため、前年同月比が減益に。

③財務状況


④ストーリーや材料

2023年2月16日には、株式会社エンバイオと共同出資により、脱炭素社会の実現に向けた水素エネルギー事業を展開する新会社「株式会社エンバイオ・クリーンエナジー」を設立すると発表しました

同社は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、物流施設の需要動向や賃料水準、資産価値等に影響が生じる可能性があるとしています。また、同社が開発・運営する物流施設のテナントである企業の経営状況や賃料支払能力にも影響が及ぶ可能性があります

海外倉庫が2023年9月以降に稼働開始

⑤リスクや懸念点

物流施設の供給は、好立地・高効率な大型物流施設に集中しており、首都圏や関西圏などの主要都市圏に多く見られます。しかし、土地不足や建築コストの高騰などの課題もあり、供給量は限られています

物流施設の賃料は、需要と供給のバランスが崩れていることや、物流コストの上昇に対応するために上昇傾向にあります。特に、首都圏や関西圏などの人口密集地域では賃料水準が高くなっています

東京近郊に倉庫などが集中、稼働率は前年より多少下がっているとのこと

⑥主要顧客

物流施設の主要顧客は、3PL事業者EC事業者です。3PL事業者は、物流のアウトソーシングを行う企業

⑦市場規模

物流業界の市場規模は、約20兆円から24兆円と推定されています。2021年度は、新型コロナウイルスの影響で一時的に低下しましたが、EC市場の拡大物流プラットフォームの普及などで回復の兆しを見せています


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