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2023年ライター活動まとめた。いろんな媒体で書いた一年でした。

今年の抱負とか出遅れたんですが、あけましておめでとうございます。ライターとしても活動しておりますため、2023年に執筆したお仕事をふと振り返ってみますね。


日経クロストレンド:ガリガリ君ソーダ、約20年ぶり刷新 消費者調査で判明した“裏目”

久々の媒体でした。割と余裕がなかった時期に来たお話で、どうしようか迷ったが、受けてよかった。宮古島の海を見ながらオンラインで取材をお聞きしました。ほぼ編集者さんがインタビューして、私が最後ちょっと質問してまとめるという、普段はあまりやらないスタイルでした。

同時期に大ヒットしていたドラマsilentの記事が出ていたので、こりゃ厳しいなと思ったら、1位を獲得して、その後好評につき日経MJの裏面にもどデカく掲載された。日経MJとか初めてで嬉しかったです。記事には盛り込めなかったんですが最後の方に、ガリガリ君は介護食として指示されているという話があったんです。そういえば、父が亡くなる寸前に、唯一食べられたのがガリガリ君ソーダ味だった。暑い暑いと言っていた声が急に思い起こされて、ああ、私ガリガリ君にすごい濃い思い出があったなと思った。うん。

ダイヤモンド・オンライン 前編:日本の水道「寿命切れラッシュ」目前!過疎地はタンク車給水に?水道危険度の真実

編集者さんとあれこれ話してたら、それ記事に良さそうということで企画が進みましたが、あとで「なぜこのテーマを選んでしまったのか」と後悔するほどめちゃくちゃ難産だった。初めて仕事させていただく編集者さんだったので、ちゃんとやらねばというプレッシャーも大きかった。

周辺事情など全貌を書けばキリないし、まとまらない。誤解されてもやだし。これまで携わった水道関係の方や、専門家さんに助けられてなんとか世に出すことができた。伝えきれなかったとことも多すぎて悔しいけれど、世に出せないよりはいいだろう。仲の良いメディアの方から多数リアクションいただきました。玄人ウケするんかな?後編の、劣化した水道管の交換が間に合わない!「日本の水道危機」を救う方法はあるのか?も書きました。

フライデーデジタル:99¢パスタは神!食費より萎える1時間3000円超のパーキング…愛と絶望のNY最新物価レポート

だいぶ前に書いたSPA!のロブション記事や、このnoteを見て、私に書いて欲しいと連絡をくれたわけです。私は、ここまで書いた通り、真面目な(?)記事をたくさん書いており、ビジネス記事を書ける人を探して問い合わせしてくださる方もいます。ただ、実際のところ、自由に筆を滑らせると、コミカルリズミカルに書きたい人なわけで、だけどそんな風に書ける媒体はなかなかない。依頼と締切がないとなかなか書き続けられない私にとって、好きに書ける場はあまりないわけです。

noteをnoteの中の方にけしかけていただき、ほそぼそと書き続けていたおかげで、そのまま好きに書いていいというチャンスをいただけた。あまりにも月並み、太陽並みだけど、改めて発信って大事だなと思ったね。しかも知り合いの編集者さんからじゃないところも嬉しい。叫んでたら見つけてもらえることもあるよね。

本記事は、まだ編集者さんと会う前でしたが、せっかくNYに行くし、こういう記事書きたいと提案して記事化にいたりました。などと豪語したものの、あまり筆が乗らず、不完全燃焼となったのですが、円安のうちに、そして年内に出せて良かった。いつかはこういうテンションでビジネス記事を書きたいなと思っています。

Forbes:ヤフーや楽天は過去に撤退 「ライブコマース」がいま注目のワケ

ライブコマースを取材した記事。かつてTokyo Otaku Modeという越境ECのPRを行っていたため、中国でライブコマースがすごいということは随分前から知っていました。日本でも来る来ると言われてこねーじゃんって思ってたので、日本のライブコマースの現状を聞けて良かった。売れる人像の話を聞くと、顔や人気は関係ないとのこと。私やれるかもと思った。昔Canonの販売員のバイトでバカほど売っていたので。時給は一切変わらないのに、誰よりも売りたいと思って日々スペックの勉強をしていた私は、かなり便利な人材だったなと大人になってわかる。

話が逸れたが、この数カ月後にいただいたPRの仕事に、ライブコマースも関わっており、本件の知識が非常に役立った。知識の収集としてもありがたすぎる仕事だった。インフルエンサーになって変なステマするよりはライブコマーサーになった方がいいと思った。自分の手触り感がある販売は楽しそうだ。

Forbes:日本発「作曲AI」が北米などでユーザー急増 海外で売れるものの作り方

AI作曲。事前リサーチをすればするほど、「ウェイな社長が出てきたらどうしよう」という恐れを抱きながら挑んだのですが、めっちゃいいやつでした。いいやつという失礼ワードを使ってもいいくらい仲良くなれたのもいい思い出です。このビジネスはすごく可能性を感じて、超応援しています。純粋な動力がすごいなと思う。世界初の素晴らしい取り組みが控えてるのに、PR手つかずだったから、いくつかメディアにお繋ぎしたら発信の連鎖!!発信が雪だるま式に影響を帯びるそれ、いいね。

Forbes:NEW SALES of THE YEAR

2023にやった紙媒体はこれくらいかなぁ。ForbesのNEW SALESで、富士通さんとベルシステム24さんと、審査員の方にお話聞いてきた。そういや派生でプレスリリースも書いた。元々営業をやっていたので、部署のしがらみとか、楽しさも。聞いてたらリアリティ帯びて来てとても引き込まれた。ベルシステム24の野田社長、ビジョナリーなのに話しやすくて、時代も鋭く捉えてて、すごく素敵な方でした。コールセンターでも働いてたことあるので(気づけば色々やってるな)、コールセンターのやりがいの創出や変革に期待大です。営業職のプレゼンスが最近また上がってきた気がして嬉しい。営業はいいぞ。やってて損なしだぞ。

KIRIN note:DX推進を通じて、変化に対応できる組織風土をつくる。キリンが本気でDXを推し進める理由

KIRINのnoteでも書かせてもらいました。こちらは問い合わせいただき、執筆にいたりました。日経クロストレンドで特集されてて気になってたKIRINのnote。作り方の断片を見れたのも嬉しかったです。以前にKIRINサイトの本搾りの開発者インタビューや、スプリングバレーの記事を書いたこともあり、何度かKIRINとはお仕事をしたことがあります。

穏やかで実直な方が多いなという印象。今回会った方は、中途入社の方もおり、KIRINの変わらない真摯な部分と、変革に挑む部分が両方垣間見えた。素敵ないい会社だなぁとしみじみしました。平和で、でもワクワクする話でした。

東洋経済オンライン:シニア狙う「電話使った特殊詐欺」その驚く手口

東洋経済オンラインも初です。新しい媒体はいつも気合いがいりますが、仕事したことある信頼してる編集者さんだったので、楽しく仕事させていただけました。真面目過ぎたけど、出だしキャッチーに編集していただけて、流石だなぁと思いました。読ませる技。週刊誌っぽい入りっていうのかな?この引き出し欲しいです。いろんな編集者さんとお仕事すると、完全に属人的な技をいろいろとチラ見できるのが嬉しい。自分の引き出しも増えますし、行き詰まることが少なくなる。いろんな媒体で書くのって、執筆のみで生きるなら計算しにくくて難しいのかもしれないけど、複業ライターの場合は結構醍醐味な気がしています。

テンション的には副業あるいは趣味だけど、ひとのコミュニケーションをデザインして発信するという意味では、広報と同じ脳で捌いてる同じ事業だし、執筆業をどう呼ぶかは難しい。趣味と呼ぶには実利がありすぎるのも執筆の素晴らしいところだ。

CINRA:紙幣と硬貨はいらなくなる?デジタル通貨が浸透した未来のお金の価値観を豊崎亜里紗と豊田啓介が考える

初めての媒体、CINRA。お問い合わせをいただいたことがきっかけで初めて書かせていただきました。かつてブロックチェーンまわりの記事をいくつか書いたことがあったからでしょうか?この手の話は、難しく専門的に書くとキリがないし、論文みたいになっちゃってとっつきにくいし、っていうか私も専門家じゃないし。要はわかりやすくいうと何なのか、そしてそれがワクワクする未来に繋がっているかということが大事なんじゃないかなぁという免責で、噛み砕いて書いたことでお粥みたいになっています。メタ・サピエンスという、トヨタ系列の企業がやらはった企画で、攻めてて面白かったです。


ダイヤモンド社:あたらしい時代の開運大全

本年忘れてならないのが、ブックライターのしごと。いつかは本に関わりたいと思っていたので、ひょんなチャンスをいただけて嬉しかった。本を書いたこともなければ、特に風水等のテーマの執筆をした経験もなかった私。たまたま編集者さんに、マンションの購入を迷っているみたいな話を飲んだくれながらしたんですよ。そしたら、数カ月後?本の取材をしながら家の方位とか勉強すればいいやん!みたいな感じでお話をいただけて、びっくりしたけどやってみました。最初は、ウェブ記事とのテンションの違いがなかなか慣れなかった。ついつい簡潔にまとめようとしてしまうから。だんだんと書籍のペースに慣れてきてなんとか書き終えることができました。といいつつ、最後はかなり編集者さんが華麗に仕上げてくださいました。鮮やかすぎて大感謝です。

大量の取材を終えたあと、すっごく焦ってて、宮古島でひとり執筆合宿をしたのもいい思い出。どうせ缶詰になるなら海見ながら書こうって。書いても書いても、10万文字なんてはるか先で、途方にくれそうになって、随分悩んだ。でもいつの間にか終わってました。書いてた記憶がないほどいい文章が書けると思ってるので、良い兆候だと思います。しらんけど。実用書みたいな本向いてる!センスがいい。と言ってもらえたのも嬉しかった。また書籍いつかやりたいです。

その他、いくつか企業のnoteとかも書きました。今までに比べて書くペースは緩やかになったのですが、その分思い出に残る濃いものを書けたんかもしれない。それぞれ記憶に残ってます。

書くことは子供の頃から大好きなのですが、特定のテーマはありません。突き詰めたい取材対象があるんじゃなくて、書くことを突き詰めたいから雑食なのだろうか。いや、それなら書くことを本業にしろよって感じだよな。いつまでもこの中途半端なムーブを続けているわけですけど、いろんなことがやりたいからしょうがない。

2024年も新しい出会いが楽しみだし、どんなことが書けるか楽しみだ。自分にしか書けないものを書きたい。自分にしか聞き出せないことを聞いて、代弁したい。多くの人に届けたいとかはあまりなくて、もちろん嬉しいけどそれは結果論でしかなくて、多くの人に届けたいと思っている人の声を届けてあげたい。そんなモチベなんだよな。そしてnoteはまた別の脳みそで好き勝手書いてるけど書き続けられたらいいな。


今年は何が書けるかな。


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