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[日記]【‘‘漣’’】


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日常の幸せを代替出来るものなどないし、その幸せがあるからこそ、日々を楽しく過ごしていける。
平穏な日々の中で、何を見つけて感じるのかも、それぞれだし、楽しさも辛さもひっくるめたもの全部が日常だと思える。

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イメージだけが拡散しながら、何かをかたちに変える為に、私は文章を書くことを選んだ。
ただ、思いだけが流れていき、いくつかの言葉だけが宙に舞った。
音と声が混じり合い、溶け込む音は音ではなくなり雫となった。


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言葉は消耗品だと感じた。
使えば、使うほど得られるものは多いが、失うものも多いことに気付いた。
そうした価値に気付けるには、あまりにも遅すぎたと悲観した。
言葉の本質というものは幻想で空遠なのかもしれない。


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忘我の境に入り、思考を越えるものを表現することは特別なことのように思えた。
探し続けた先に、何かがあるとは思えないが、その何かを求めるように言葉だけは紡いでいく。
だからこそ、向上心は日々、高まっていく。


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書きまとめている雑記から、次に書くものを決めている。
全てが手探りのまま、書き出しから終わりまでの道筋は分からないが、それでも書くことを続けている。
書いていれば、いつか書けるとそう信じているからである。


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