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【‘‘発想の転換’’】

ーマインドマップからリーキー・アテンション、発想の種子までについてー

物事を発想する為には、発想する方法というものが存在します。
私自身が好んで行っているやり方としては、‘‘マインドマップ’’が挙げられます。
マインドマップは、トニー・ブザンが提唱した発想ツールであり、頭の中にある思考を可視化させることが出来る思考法でもあります。
マインドマップの利点としては、情報の整理に関しては優れていて、アイデアが生まれやすい理由としても考えられ、読書や勉強については理解力の向上はもちろん、発想力の向上にも繋がります。
こうしたマインドマップによる発想力を活かす為に必要な要素として、もう一つ私が大切にしている考え方というのがあります。
それは、‘‘リーキー・アテンション’’と呼ばれる考え方であります。
リーキー・アテンションというのは、目の前のことに集中して考えているのに対して、半分脳は別のことを考えている状態のことを指しています。
映画を見る前に、別の映画の予告を見て、本編の内容について意識を集中しているのに、予告で流れた映画の内容についてあれこれと妄想したりと、思考が二分割によって分かれ、そこで不意に降りてきたアイデアを逃さない為にもメモを取って、いくつものワードが溜まったところでマインドマップを利用することで、マインドマップ本来の力が発揮されるものだと私は考えています。
リーキー・アテンションによって、インプットしたものをアイデアの素材としてまとめ上げる為にも、インプットの量を増やしてあげることは大切なことだと思っています。
大量の情報を流すことで、脳は必要な情報と不必要な情報を選別して、アイデアの種を残してくれます。
アイデアの種というと、作家の安部公房が記した随筆で『笑う月』の中に「発想の種子」という自身の作品に対しての創作過程についての話や創造力についてのことを語っており、メモやノートを取ることの必要性が窺えられ、思考を図式化する為にはやはり、マインドマップという発想法が最適な方法だということが裏付けられます。
マインドマップやリーキー・アテンション、発想の種子といった発想法に加えて、発想法というのは他にも様々な方法があったりします。
アイデアというものは、既存のものと組み合わせて、初めて出来上がるという考え方と同じく、発想力を活かす為には発想法の組み合わせも創造力を磨く上では大切なことであると考えています。
発想法から、新たな発想法の転換へ。
新しいものをつくるというのは、今あるものを最大限に活かすことが求められるのではないかと思います。

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