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浪曲テーブル掛け顛末:じつはテーブル掛けを(4)

-2023年秋なかばから終わりごろ-

「困難な依頼」に燃えて下さる工房が見つかったことで、一気に実現の見通しがつきました。
やりとりが活発化し、データの調整と確認の連絡が続きます。

↑こちらは最初にお渡ししたデータ(の骨組みだけ)のちに詳細な図面が作成されます。どこがセンターで、どこが袖になるのか、ぼかしや色などはどうなるか、ぜひ舞台で実物を!

浪曲の台の大きさ、高さに合わせた柄の位置決め、オフィスへ伺っての「布」の色見本での色指定、その他、文字の形、サイズなどかなり綿密に打ち合わせと調整をしていただきました。
5点のバランスや縮尺についても図面にしてシビアに確認していただきました。

「この位置で大丈夫ですか?」
「台の幅と文字の位置、問題ないですか?」

など、使用した時の見え方を念頭に何度も。

さらに、実物の風景と、使用する際のギャップについて、データで辻褄合わせをした箇所もあるのですが、

「このデータのこの場所って、、、」

と即お気づきになられましたので、
すべてご説明して最終データにたどり着きました。

ここで、染めに関しての、
本当に本当の『最終確認』となります。

当然ながら、GOをかけたら変更はきかないので、「完全に納得してからお返事ください。」とのことでした。
図面もしっかりしたものを作成していただきましたので、それを持って、贈ってくださる方や師匠にも、どのような構成になるかの解説とご相談をしました。

本当の本当に、自分含めて全員が大丈夫、となった時点で、
「こちらでお願いします。」
とお返事をしました。
いよいよ染めが始まります。

続きはこちら 浪曲テーブル掛け顛末:じつはテーブル掛けを(5)


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