東武@ペンシルビバップ

晴れた日は山に出没し雨の日には本を読む、そんな暮らしにあこがれる文系山男。文芸総合サー…

東武@ペンシルビバップ

晴れた日は山に出没し雨の日には本を読む、そんな暮らしにあこがれる文系山男。文芸総合サークル「ペンシルビバップ」の代表。山と文学と相模原市を愛してやまない。 BOOTHで作品を販売しています。 https://pencilbebop.booth.pm/

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最近の記事

祈願成就 感想(note創作大賞2023)

note創作大賞2023 の「新潮文庫nex賞」を受賞した『祈願成就』を読みました。 文学フリマ東京38で買った本も順番に読んでいて、『祈願成就』も、文学フリマで買った本の感想を書いてから書こうと思っていたのですが、いやいやこれはすぐに書かなきゃ! と、こうして読了次第、感想を書いています。 感想:恋愛小説こわい。 恋愛小説部門で受賞、と書いてあったのを確かに見たはずなのにこの表紙とは……? この作品は、怖いです。ほんとこの一言に尽きるのですが怖いです。恐怖シーンの描

    • 文学フリマ東京38で買った本と、イベントの感想

      2024年5月19日(日)に開催された文学フリマ東京38に参加してきました。 本の感想はまたすべて読み終えてからnoteに書かせてもらいたいと思います。今回はイベント自体の感想を。 「こんなに人の来るイベントだったのか!」というのが一番の感想です。 今さらというか十年の間、参加し続けて徐々に会場が広がるところも来場者の推移も見ているし、多くの人が訪れるイベントだと知ってはいたのですが、改めて来場者の多さに圧倒されました。 私の所属しているサークル「ペンシルビバップ」が

      • 宣伝で一番大切なこと(エッセイ)

        文系サークルの「ペンシルビバップ」は結成してもう10年を超えているのですが、SNSを使って宣伝をちゃんとやるようになったのは、本当にここ数年です。 「宣伝なんて必要ないぜ!」とストロングスタイルを気取っていたわけじゃないのです。ただ、メンバーの誰も普段から積極的にSNSをやるタイプではなかったので、「宣伝は必要だよね、やらないとね」と思いながらも開催直前にサークル用のツイッターで何回か宣伝ツイートするくらいでした。私の個人のツイッターに至っては、半年に一回も見ない程度なので

        • 5/19(日)文学フリマ東京38:最後の流通センター

          5月19日(日)に開催される文学フリマ東京38に、文学サークル「ペンシルビバップ」で参加します。 新刊は「幽霊」がテーマのエンタメ小説・純文学・エッセイ・詩・短歌の詰まった文系総合同人誌です。 その他、既刊の「魔法」「石」「箱」「三人組」などなどたくさんの本を並べて「第二展示場 ブース:つ-19」にいますので当日ご来場される方は、ぜひお立ち寄りください。 🕙5/19(日) 12:00〜17:00開催 📍東京流通センター 第一展示場・第二展示場 📘文学フリマとは?→htt

        祈願成就 感想(note創作大賞2023)

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        • 小説のこと
          19本
        • 富士山セレクション
          2本
        • 山エッセイ
          67本

        記事

          小説なんて、書いてどうするのだろうか(エッセイ)

          5月19日(日)に開催される文学フリマ東京38に、文学サークル「ペンシルビバップ」で参加します。 「幽霊」がテーマのエンタメ小説・純文学・エッセイ・詩・短歌の詰まった文系総合同人誌を持って、「第二展示場 ブース:つ-19」にいますので当日ご来場される方は、ぜひお立ち寄りください。 🕙5/19(日) 12:00〜17:00開催 📍東京流通センター 第一展示場・第二展示場 📘文学フリマとは?→https://bunfree.net/attend/ 📕イベント詳細→https:

          小説なんて、書いてどうするのだろうか(エッセイ)

          で、結局のところ幽霊はいるんですか?(エッセイ)

          5/19(日)の文学フリマ東京38に文芸サークル「ペンシルビバップ」で出展する予定です。 今回は『幽霊』がテーマの新刊なので、とにかく幽霊について色々と考えました。『幽霊』をテーマにしたエッセイも書いたので、先行して全文公開します。 タイトルは【で、結局のところ幽霊はいるんですか?】と、幽霊について色々と考えたそのまんまです。 【で、結局のところ幽霊はいるんですか?】 ティラノサウルスの幽霊はいないのでしょうか。 研究が進むに連れて想像図が変わるティラノサウルスですが

          で、結局のところ幽霊はいるんですか?(エッセイ)

          5/19(日)文学フリマ東京38に参加します

          文学サークル「ペンシルビバップ」は5/19(日)に行われる文学フリマ東京38に「幽霊」がテーマのエンタメ・純文学・エッセイ・詩・短歌の詰まった文系総合同人誌を持って参加します。 🕙5/19(日) 12:00〜17:00開催 📍東京流通センター 第一展示場・第二展示場 📘文学フリマとは?→https://bunfree.net/attend/ 📕イベント詳細→https://bunfree.net/event/tokyo38/ 🎫チケット→https://bunfree.ne

          5/19(日)文学フリマ東京38に参加します

          chatGPTを使ったと話題の芥川賞受賞作「東京都同情塔(著:九段理江)」読みましたので、感想

          芥川賞が発表された1月17日、普段は賞にも純文学にも興味が無いであろう友人Sから『東京都同情塔』に対して怒りのLINEが届いた。 ニュースを見ておらず芥川賞が何に決まったか知らなかったので、てっきり作者がとんでもない暴言でもしたのかと思って調べるとChatGPTに生成させた文章をそのまま(5%くらい)使っているらしい。反発している人たちの感想が多く目についた。 自分はChatGPTを使っていると聞いても「これで次にChatGPTを何パーセント使っても話題にならないし、賞に

          chatGPTを使ったと話題の芥川賞受賞作「東京都同情塔(著:九段理江)」読みましたので、感想

          【文学フリマ東京37:読んだ作品の感想】

          2023年11月11日(土)に東京流通センターで行われた文学フリマで購入し、読んだ本の感想です。 すでに一か月以上が経過して今更? と思われるかも知れませんが、載せようと思います。 ■前置き■ ・サークル名/著者名は敬称略です ・ネタバレには配慮していますが内容に踏み込んだ部分もありますので、 「内容をネットに載せられては困る」とか 「感想をネットで貰うのは大変不快である」とか  あれば消しますのでお声がけください。 【流転に向かって跳ぶ】感傷リップループ・著者名:秋

          【文学フリマ東京37:読んだ作品の感想】

          文学フリマ東京37に向けて、最後の仕上げ

          文芸総合サークル「ペンシルビバップ」は2023年11月11日(土)に開催される「文学フリマ東京37」に参加します。 『魔法』をテーマにしたエンタメ小説・純文学・詩・エッセイ・短歌を詰めた文学総合同人誌をもっていきますので、当日ご参加される方はお気軽にお立ちよりください。第二展示場ブース「き-14」でお待ちしております。 ※ペンシルビバップとは…… 2013年から活動している文学サークルです。毎回テーマをひとつ決めて、メンバーそれぞれがエンタメ小説・純文学・詩・エッセイ・短

          文学フリマ東京37に向けて、最後の仕上げ

          11月11日(土)文学フリマ東京37に出展します

          文学サークル「ペンシルビバップ」は2023年11月11日(土)に開催 される「文学フリマ東京37」に参加します。 『魔法』をテーマにしたエンタメ小説・純文学・詩・エッセイ・短歌を詰めた文学総合同人誌をもっていきますので、当日ご参加される方はお気軽にお立ちよりください。ブース「き-14」でお待ちしております。 ※ペンシルビバップとは…… 2013年から活動している、東武の主催する文学サークルです。毎回テーマをひとつ決めて、メンバーそれぞれがエンタメ小説・純文学・詩・エッセイ

          11月11日(土)文学フリマ東京37に出展します

          文学フリマ東京37の作品を公開します

          文学サークル「ペンシルビバップ」は2023年11月11日(土)に開催 される「文学フリマ東京37」に参加します。 『魔法』をテーマにしたエンタメ小説・純文学・詩・エッセイ・短歌を詰めた文学総合同人誌をもっていきますので、当日ご参加される方はお気軽にお立ちよりください。ブース「き-14」でお待ちしております。 ※ペンシルビバップとは…… 2013年から活動している、東武の主催する文学サークルです。毎回テーマをひとつ決めて、メンバーそれぞれがエンタメ小説・純文学・詩・エッセイ

          文学フリマ東京37の作品を公開します

          エッセイ【魔法の左足】【みんなでミナデイン】

          文学サークル「ペンシルビバップ」は2023年11月11日(土)に開催 される「文学フリマ東京37」に参加します。 『魔法』をテーマにしたエンタメ小説・純文学・詩・エッセイ・短歌を詰めた文学総合同人誌をもっていきますので、当日ご参加される方はお気軽にお立ちよりください。ブース「き-14」でお待ちしております。 ※ペンシルビバップとは…… 2013年から活動している、東武の主催する文学サークルです。毎回テーマをひとつ決めて、メンバーそれぞれがエンタメ小説・純文学・詩・エッセイ

          エッセイ【魔法の左足】【みんなでミナデイン】

          【文学フリマ東京36 お礼と感想と社交性と電池切れ】

          文学サークル「ペンシルビバップ」は5/21(日)に開催された文学フリマ東京36 に参加してきました。文学フリマはコロナ禍を乗り越えて大盛況、参加者はダントツで過去最多の11,279人だそうで。 中には百冊売れたとか完売したとか景気の良い話も聞きます。我々のサークルはとても及びませんが、やっぱり手にとってもらえる喜び、買ってもらえる喜びは変わりません。たくさん売ることが目的ではありませんが一度くらいは完売してみたいと思っていますので、引き続き地道な活動を続けていこうと思います

          【文学フリマ東京36 お礼と感想と社交性と電池切れ】

          創作活動を続けるコツ

          文芸総合サークル「ペンシルビバップ」は今年で活動11年目になります。 5/21(日)の文学フリマ東京36に持って行く「星」で35作品目。自分で言うのも何ですが、10年を超えて続けるのはなかなか難しいことではないでしょうか。 モチベーションを持続させるのもそうですし、10年も経つとライフスタイルの変化もあります。結婚・出産・転職・引っ越しと色々ありましたが、日々が変化していく中で創作活動を続けるのって簡単じゃないな、と改めて思います。 ペンシルビバップは文芸のサークルです

          創作活動を続けるコツ

          文学フリマ東京36 に向けて:上手な宣伝の仕方

          5/21の文学フリマ東京36に向けて、今日は上手な宣伝の仕方。を、誰か知っていたら教えてください。 宣伝ってどうすれば良いのでしょうね。 届くまで繰り返し伝えるのが一番でしょうか。 いつも作品を書く時は、当たり前ですがクオリティを最大限に上げられるように努力します。私が書くのはエンタメ作品なので「遊び心」と「明確な楽しさ」にこだわります。 この「明確な楽しさ」とは例えば、スカッとする話を書いたなら読後に爽快な読後感があり、感動作を書いたなら胸に迫るものがあり、ホラーを書

          文学フリマ東京36 に向けて:上手な宣伝の仕方