楽器に向かわずに演奏技術が上がった話。
昨年から少しずつ宅トレを始めた。といっても、YouTubeのエクササイズ動画を見ながら。。
数カ月前に、なかやまきんに君さんのこの動画を見つけた。
45秒トレーニングして、15秒休憩の繰り返し。筋トレの内容も難しくない!毎日では無いけれど、こつこつと続けていたら、体型よりも最初に変わったのはピアノの演奏だった。
今までより自然に弾ける。
速いパッセージも断然楽。緩急、強弱、アーティキュレーションなど。。明らかに楽。身体に一本筋が通ったような感じというか…うまく説明できないのだけど、ピアノを弾く時の身体の感じが違っている。リラックスもできるのだ。
筋トレの専門的なところはわからないけれど、主要な筋肉のバランスが取れるように作られているのだろうか?
実はもう20年近く、身体と演奏のことは考えていた。しかし当時は、演奏する人にそういう話をしても相手にされなかった。指先の動きと何が関係あるの?と言われたり。また、「運動部のやつなんて脳筋(何も考えてない、デリカシーがない)」的にとらえている人もいたような印象がある。
仕方がないからスポーツをやっている人のところに行って話を聞くと、みんなとても関心を寄せてくれた(最初の頃はスポーツ畑の人とばかりディスカッションしていた。)
時が流れて、演奏をする人も身体を知ることが大事というのが浸透したし、筋トレや運動もブームになっているようにも思う。音楽をやる人も運動をやる人もそれぞれが互いを理解しようという方向に進んでいるようにも思う。
楽器の前に向かっているだけが練習ではない…というのも昔から思い続けてきたことだけれど…なかやまきんに君さんの前にそれが(自分の中では)結果となってでたのであった。
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