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どんなライターになりたい?

2020年にフリーのライターになって、いろいろなモノやコトを書いてきた。SEO記事もたくさん書いたし、企業の社長さんにインタビューをしたり、なめこ工場を取材したり、アクセサリー作家さんに取材したり。

書くことが決して得意ではない私だけど、ライターという仕事が好きなのは、仕事を通してさまざまな世界を覗き見できることだと思っていて。取材で新しい世界や、人の想いに触れた時のワクワク感は何ものにも変えがたいと感じている。

でも、私はライターとして何を伝えたいか。

書くと言っても、実はジャンルが幅広い。フリーになってから、ふらふらと定まらずに迷路のなかに迷い込んだ気持ちでいた。SEO記事はお金になるけど、果たしてこのまま型にはまった文章を書き続けてよいのか…。

周りのライターさんが有名メディアでバンバン記事を書いているのも羨ましかったりして。影響力のあるメディアで書くことは、大きな実績になるし、たくさんの人が読んでくれることにもつながる。いつかは大きなメディアで書いてみたいけど、有名メディアで書くことを目標にするのは何か違う気がして。

自分にできること、私が伝えたいこと、楽しいと思えること。

ぐるぐると考えて、たくさん書いて、最近やっと見えてきたことは、人の想いを丁寧に掬い上げるようなことがしたいということ。伝えることで、歴史や文化を少しでも守れること。誰かの想いを書いて伝える、お手伝いのようなことができれば私は嬉しくて楽しいのだ。

なかでも今は、モノづくりの作り手さんの取材を重ねていきたいと思っている。日本全国にある本当にいいものを、想いを込めて作られたものを、書き手も心を込めて伝えていきたい。

書きたい方向性が決まったら、自分の中でスッと楽になった感覚になった。もっと取材を楽しんで、書くことを楽しんでいける気がしている。

モノづくりの記事なら、あの人にお願いしよう。いつかそんなふうに思ってもらえるようなライターさんに成長していきたいな。


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