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人事担当役員に本音で色々お話しいただきました!-役員インタビュー-

こんにちは!人事部採用担当の飯塚です。
本日はクリスマスですね。
採用業務には特に影響はなく、いつもと変わらない日を過ごしております・・・が、ちょっと特別なことをするには良き日と思い、特別な記事を皆さまへお届けします!

唐突ですが、皆さんは、会社について「役員」の目線から考えてみたことはありますか?
新卒の方であれば「まだ学生なのに、急に役員と言われましても」や、すでに社会人の方は「役員の考えなんて、一担当者が知ってどうするの。会社の方針さえわかっていれば良いじゃない」なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、役員にしかわからないこと・見えない景色を、「知らなくていい」という積極的な理由は、一つもないのです。
むしろ、「担当者・管理職を経て、現在役員に就いており、それぞれのレイヤーで見えた・考えていた(見えて・考えている)こと」という遷移を語れるのは役員ならではであり、仕事やキャリアについて非常に参考になる情報が得られます。

ですので、今回はぜひ皆さまに当社役員の経験・考えを知っていただきたいという想いから、常務執行役員兼管理本部(人事部含む)担当役員である、八木さんにお話しをうかがってきました!
私の上司でもある八木さんにあらためてインタビューをする、という、なかなかに新鮮な体験でしたが、コンサルタント時代のお話し等、今まで聞けなかった内容が盛りだくさんでしたので、ぜひ最後までご覧ください。


役員紹介

まずは八木さんのプロフィールをご紹介します。

氏名:八木 優幸
役職:株式会社青山財産ネットワークス
   取締役常務執行役員 管理本部長
   サステナビリティ委員会事務局長  
経歴:1991年 当社入社
   2006年 当社取締役執行役員 第一事業部長
   2011年 個人コンサルティング事業部長
   2014年 当社取締役常務執行役員 統括事業本部長
       兼 不動産第二事業本部長
   2022年 当社取締役常務執行役員 管理本部長

(役職・経歴は一部抜粋。現在の役職は2023年12月時点の内容です)

なお、休日の過ごし方は、畑(野菜づくり)、ゴルフ、箱根方面へのドライブとのこと!
(八木さんより収穫したてのトマトをいただいたことがありますが、とっても美味しかった・・・)
というわけで、早速インタビューを開始します。八木さん、本日はよろしくお願いいたします!

―(八木)よろしくお願いします。

インタビュー開始

■記憶に残っている・印象的なお仕事を教えてください。

―真っ先に思い浮かぶのは、1992年(平成4年)、私がコンサルタントになったばかりのときに担当したお客様です。
税理士の先生と二人で担当しましたが、お客様のところへは自分1人で行っていましたので、とても可愛がってもらいました。
資産額の大きさ・業務の複雑さ等、印象に残っている理由は多々ありますが、何よりの理由は、「『自分が死んだら、八木に頼め』と親父から遺言があったので、相続は八木さんにお願いします」とお客様が亡くなられた後に、お客様の長男より伝えられたことです。
「自身の最期にかかわることに、自分の名前を出してもらえた」ということに、嬉しさがこみ上げると同時に、身が引き締まり、責任の大きさを感じました。

その長男のお客様とは現在もお付き合いは続いていて、現在は別のコンサルタントが担当していますが、役員になった今も、何かあるときはまず自分に連絡があります。
プライベートで旅行のお誘いもいただくこともあり、とても仲良くさせていただいております。

―もう一つ、とても無口で、最初は「うん」か「ううん」しか言わないようなお客様と、関係構築できたときのエピソードを。
そのお客様はガソリンスタンドを経営していたので、私が車で上司とガソリンスタンドへ訪問すると、車を見るなり奥へ逃げられてしまっていました。
ただ、どうしても諦めきれずに、上司とともに粘り強く訪問を継続し、お話しをしていくうちに、最終的には心を開いていただけました。

その後、お客様の父親の相続、続いて母親の相続、そしてご本人の相続対策と、たくさんお手伝いをさせていただきましたが、ある日、そのお客様が涙を浮かべて「今まで色々とお世話になり、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べられたことがありました。
自分に向けてそのような言葉をいただけたときは、感動で胸がいっぱいになり、この仕事をやっていて良かったなと思った瞬間でした。

いずれのお客様も、「コンサルタントと顧客」という一般的な枠組みを超えた深い信頼関係を築けたことが、自分にとって印象深かったです。

―(飯塚)なぜお客様とそこまで深い関係を築けたと思いますか?

―私の場合、仕事以外で、一緒に過ごした時間が多くあったからです。
例えば、最初の例で挙げたお客様は、ある評論家の研究会に毎月参加されるので、お迎えに行き、帰りがてら一緒に食事に行っていました。
お客様と損得勘定抜きで話せる機会は貴重でしたので、かしこまりすぎずに素の自分で接したところ、お客様も素で返してくれ、そこから仲の良さが加速したように思います。
お客様とプライベートの時間を過ごせ、ということではなく、お客様と仕事以外の話もできるようになると、信頼関係も築きやすくなるのではと考えています。

■AZNコンサルタントのやりがいと大変さとは?

―当社は決まった商品がないため、お客様の資産内容によって自由に提案内容を組み立てることができるのが、面白さであり、それが大きな感謝・達成感に繋がります
自社の金融商品や提携している会社を勧めなくてはいけない、という葛藤はなく、色んな会社から話しを聞いて、色んな会社の商品を組み合わせ、お客様と「あれがいい、これがいい」と話しながら決められる。
一般的なケースでは、「お客さま」対「担当者+取引先等の第三者」になりがちですが、当社はお客様の横に立って、提案内容を考えられるのが、大きな特長ですね。

―(飯塚)提案の幅広さ・大きさが当社コンサルティング業務の特長の一方で、それゆえに大変なこともあると思いますが、いかがでしょうか。

―お客様の資産・事業承継に対して大きな提案をするので、提案責任は大きいです。
そのため、徹底的に事前に調査・準備をする必要があります。どこまでやれば十分、というのはなく、自分が納得するまで、です。
なので、「自分の信念」や「お客様に喜んでもらいたい!迷惑かけられない!」という想いを糧に、色んなケースを想定して調べて、石橋叩いて、メリットデメリットを考えて、自分が自信をもって提案できるようにしなければならない。
「これが(これで)いいと思います」では、お客様が不安になられるのでダメです。
当社のコンサルタントであれば、「これが最善と考えますが、いかがですか」と自信をもってご提案してほしいですね。


■AZNコンサルタントに向いているのは、どんな人ですか?

―一つ前の質問で回答したように、当社の提案内容は広く深いので、たくさんのことを学ぶ必要があります。
お客様のために、という気持ちも勿論大事ですが、まずは「この仕事が好きか」がとても重要です。
好きなものは人から言われなくても研究しますし、どんどん自分で色んなことを吸収して、勝手に育っていきます。
なので、「この仕事を心から好きになることができる+凝り性」の人は、向いていますね。
自分も何かにハマりやすいものの、ある程度極めると飽きちゃう性格でしたが、幸いにしてこの仕事は業務内容が広く奥が深いので、飽きずにここまでやってこれました(笑)


■AZNにしかできないこと・強みについて教えてください。

―当社の強みは、「財産承継・事業承継・財産運用」の三分野において、不動産・税務の経験値と実行力があること。
特に不動産と資産税は経験値がモノを言いますし、経験がないと提案に説得力が出ないと、個人的には考えています。
不動産と資産税の両方の経験が豊富な会社はほとんど聞かないので、これが当社の強みです。

―財産承継管理・事業承継をやっている会社は他にもありますが、自社商品やサービスをどこかしらで組み込みますし、部分提案しかできないことが多いのではないでしょうか。自社でできないことは、本部やグループ会社にトスしなければいけないこともあるでしょう。
そのため、お客様の資産全体を俯瞰し、見えてきた課題に対し、本当に必要なものを提案でき、実行までできるのは、当社しかないと思っています。


■AZNの今後のビジョンと、その実現に必要なものは何でしょうか?

―まずビジョンですが、
◇10年先:
社会にあるあらゆる財産に関する問題を解決できる会社になること。

そのために、目下目指すこととして、
3年先:
財産に関する様々な問題を解決するサービスを、より多くのお客様へお届けし、社員満足度も高い組織にしたい。

を掲げています。

その実現に必要なのは、2つです。
事業ビジョン:
時代の変化に対応したサービスを生み出し、顧客との中長期的なリカーリングモデル(※)を構築し、成長させてゆく。
◇組織ビジョン:
社員の採用と人材育成(知恵力・行動力・人間力を高めていく)

(※)「繰り返す」や「循環する」といった意味を持ち、商品・サービスを一度提供して終わりではなく、継続的に価値を提供することで、その対価として長期的な収益を目指す考え方。

―(飯塚)管理本部長としては、最後の「組織ビジョン」の人材採用・育成が、特に大事なミッションとなりますが、八木さんは「人間力」とはどういうことだとお考えですか?

「人間力=利他心」であり、何事においても自分を中心に据えるのではなく、相手のために動ける人が、人間力が高い人だと考えています。
ただ、これは元々の素質にかかわる部分も大きいと思っていて、勿論人間力を高める研修・教育はしていきますが、まずは入口の採用部分で、そのような素質がある方かどうかを、我々が見極めていかなければいけないですね。

―(飯塚)たとえば、八木さんは面接でどのような点から「人間力」を見ていますか?

―苦労した経験はあるか、何をしているときに喜びを感じるか等の質問への回答で、その方の「人となり」を見ています。
あとは、「人と話をする際に、相手に不快感や違和感を与えることがないか」ですかね。「相手からどう見えるか」という視点で見ることは、お客様と相対する仕事なので特に重要です。


■正直、役員って大変じゃないですか・・・?

―(飯塚)最初、社員から役員になったときのお気持ちは、どのようなものでしたか?

―役員になったときは、元々キャリアアップを目指していたこともあり、嬉しかったです。また、社員として退職金をもらったことで、もう社員ではなく経営陣である、と身が引き締まる思いになりました。
勿論、責任の重さも感じていて、本部長だったときから「失敗できない」という思いはありましたが、「会社の経営陣=悪いことが起こったときに責任をとらなければいけない」ので、より責任感が強まりました。

―(飯塚)役員になる前と後で、仕事への向き合い方は変わりましたか?

―役員という別の役割の仕事に変わっていきましたが、お客様に貢献するという目的は変わりません。
ただ、役員になる時は、自分のお客様を部下に渡していくため、お客様とお会いする頻度が下がってしまうのは寂しいなと思いましたが、部下がお客様と新たに関係構築できているのを見て嬉しかったので、別のやりがいを感じるようになりました。

―役員は、会社の将来を見据えて色々と施策を考えますので、現場から理解されないことも時々ありますが、お客様と社員の幸せを実現する視点に立って物事を考えます。
人を幸せにするやりがいのある仕事をしていて、仕事もプライベートも充実した楽しい人生を送らせてもらっていて、有難いなと思っています。


■最後に、学生や社会人の皆さまへ、ひとことお願いします!

―学生には、最後の学生生活を楽しんでほしい、と思います。特に学生のときにしかできないことに時間を割いてほしいです。代表的なものでいえば、海外旅行でしょうか。長期旅行なんて、なかなか行けなくなりますからね。
自分は、卒業旅行に友人三人で、カナダへスキーをしに行き、そのままハワイに直行して海で泳ぐという経験をしました。
そのときが初めての海外旅行でしたが、冬と夏の荷物を両方持っていって、英語に苦戦しながらも食事のオーダーをして・・・と、色々な体験をしたことを今でも鮮明に覚えています。
そのときに海外旅行の楽しさ・世界の広さを感じ、「また海外に行けるように、仕事を頑張って稼ぐぞ!」と思うようになったので、旅行でも何でも良いですが、「楽しみ」を何か見つけて、それを実現するために頑張れるというモチベーションを見つけられると良いですね。

―社会人の方に向けてですが、「天職」に出会ってほしいです。
「今の仕事にやりがいを感じているか」「今後、この仕事で生計をたてていける自信があるか」を、ぜひ考えてみてください。
もしそうではないとしたら、「天職」探しの転職活動をしていただきたいです。転職先が当社じゃなくても、どこでも良いです。
「自分に向いている仕事は何か」を考え、環境を変えたほうが良いと思ったなら、すぐ行動したほうが修正も早くできます(あまり早すぎても、ですが)。
私自身、前職では仕事に将来のワクワクする姿を見出すことができず、家業も自分には合わないなと思っていたので、今の仕事に出会えて本当に良かったです。

お忙しいところ、ご協力いただきありがとうございました!

(インタビュー終了)

当日話す内容を事前に紙にまとめて私が記事にしやすいようにしていただいたり、参考資料を用意していただいたりと、コンサルタント時代を想起させる事前準備の周到さと気遣いを感じるとともに、一貫して「利他心」の軸がぶれない八木さんのお言葉に、インタビュー中ずっと胸を打たれておりました・・・!

素敵なお話しをうまくまとめられているか不安ですが、少しでも、皆さまに当社役員の想いが伝わっていましたら幸いです。

それでは、今回の記事はここまで。
本記事が2023年最後の投稿になりますが、来年も採用に関する記事を定期的にお届けしていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!!




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