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あのとき殺しておけばよかった

人を殺したいと思うことは誰にでもあるでしょう。
殺意というのは案外軽いもので、例えば道を歩いてて、ぶつかりそうになった人に軽い殺意を覚えたことは誰にでもあるでしょう。危険な運転、酔っぱらい、騒がしい集団なども思い出すと、僕もライトに殺意を覚えた瞬間がいくらでも思い出せます。

こう聞くと殺意がチープな印象になると思います。
なので、聞き方を変えましょう。

特定の人物を、あの時殺しておけばよかったと思ったことはありますか?
この聞き方ですと、途端に賛同する人が減ると思います。
なぜなら、最初に言ったような日常生活で抱く殺意は、たいていの場合はすぐに忘れてしまうからです。美味しいものを食べれば、ゆっくりと眠れば、インスタントな殺意は記憶の片隅に追いやられていきます。

ですが、殺しておけばよかったと強く思うようなことはなかなかありません。今になって考えると、どう考えてもあの時殺しておいたほうが良かったと思えてしまうわけですから。

こんなセリフ、創作物でしか見たことがない人も多いでしょう。

私は実際に、殺しておけばよかったと思う人が、1人だけいます。
殺しておいたほうが、総合的にプラスだったんじゃないかと、今でも冷静に思うのです。

※かなりプライベートかつ道徳に反する内容も含まれていますので、いちおう有料記事にしたいと思います。
 ここまでの内容に反感を覚えた人は引き返すことをオススメします。
 年の瀬に呪いのような文章を読みたい奇特な方だけお進みください。


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