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エンジニア×Webライター「私流」仕事術~ライティングで「量」をこなすアナログ管理テクニック

こんにちは、OgAzです。

最近は副業Webライターのことばかり書いていますが、本業はリモートワークでシステムエンジニアをやっています。今月は副業で仕事を請けすぎてしまい、数えてみたら9月だけで17件納品していました。ほぼ1日に1本納品する計算ですね。本業をフルタイムでガッツリ働いているのに、副業でやる量じゃなかったわけで、本業にまで地味に支障をきたしてしまいました。深く反省。副業は楽しいのだけど、もう少しバランス重視に移行していかねばなりません。

で、しみじみスケジュール帳を見返していたら夫に「その仕事量をやりくりしたノウハウを記事にしたら需要がありそう」と言われました。そんなものかなあ、私の仕事の進め方なんて大して珍しくないとは思いつつ、確かにWebライターを始めたばかりの人には参考になることもあるかもと思いまして。今回、本業をこなしながら副業Webライターとして17本納品したノウハウをまとめてみることにしました。なお、基本的に私の稼働時間は、本業・副業も含めて平日の朝8時半から17時半です。土日祝日は働きません(今月は間に合わなくて働いたけど・・・)。

Webライターで「量」をこなす仕事術

副業Webライターが1か月で17本納品をするために、どのようなスケジュール管理を行っていたかご紹介します。量を稼がなければならないけれど、当然ながら「質」も重視。片手間でやっては継続依頼がいただけませんからね。1本1本しっかり時間をかけるのがモットーです。

①全体の管理はスケジュール帳

私の仕事の依頼は、クラウドワークスと直契約の2種類があります。今月はいくつかまとめて依頼をいただいたので、依頼が来るたびにスケジュール帳にメモします。実際の手帳がこんなかんじ。

(納品予定日)(ライティングキーワード)→(実際に納品した日付)

今月全体のスケジュール感を把握するために、一覧にしておくことが大切です。納品を行ったら右側の日付けを追加していくので、未納品のものは日付けが入っていない状態になっています。どれが未納品かが一目瞭然。

ちなみに私が使っているのはDAISOの月別手帳です。デザインより機能性重視なんですよね。リモートワークなので外に出ないし。

②1本の仕事に3日かける

全体のスケジュール感を確認しつつ、納期から逆算して作業を始めます。私は1本の執筆に最低でも3日かけるようにしているので、内容整理+3日で納品日の4日前から作業を始めます。以前こちらの記事でも書きました。

執筆のお仕事は基本的に3000字~5000字です。頑張れば1日で書ける量ですが、いかんせん集中力が続かないもので、後半になるにつれ文章がグダグダになってくる傾向がありました。そこで、「1日で書かない」という方針に転換したのです。具体的には、以下のような進め方で執筆します。

STEP1:
構成を確認して、字数の配分を考える
※構成がなければ自分で考える
具体的には「1章が500文字、2章が700字、3章が900字・・・」のような形。合計の文字数が、契約で提示された文字数になるように調整する
STEP2:
構成を半分くらいの箇所で分ける
ちょうどいいところがなければキリのいいところを選ぶ
STEP3:
前半を1日目、後半を2日目に分けて執筆する
どんなに気分がノッても、必ず2日に分ける!
STEP4:
3日目にトータルで読み直して細かく校正をする
特に前半と後半の接続部分に不自然がないかをチェック

上記過去記事から引用

単発の案件で8000字~10000字のお仕事をいただくことがありますが、その場合は半分ではなく3つに分けて執筆します。この進め方をすると、1回の作業量が1時間~2時間程度で済みます。同日納品の執筆があったとしても、マルチスレッドで並行して進めることで、十分に実現可能になるのです。上のスケジュール帳を見てみると、同日2本納品は頻繁にあったし、9/6に3本納品していることが分かります。

まあ実現可能ではありますが、本業もある中でこのスケジュール、ぶっちゃけめっちゃ大変です。さすがに時間が足らなくて、夕食後や土日にも仕事をしていました。「Webライターは慣れてきたら仕事量を増やすのではなく単価を上げるべき」と実感した9月でしたね。

③ホワイトボード×メモで見える化

タスク管理できるアプリはさまざまで、本業ではTrelloというタスク管理のアプリを使っています。1つの作業を1つのカードにして見える化することで全体の作業が把握できて便利。

本業でTrelloを使っているので、副業では区別のため別のものを使いたい。でも私の作業ってPCをずっと見ているわけでもなくて、本を読んだりスマホを見たり、ときどき子どもの用事もあったりして、視点があちこちに移動するんです。これデジタルじゃだめだと思ったので、ここはあえてのアナログ戦法。どうしたって目に入る場所にタスクを置くことで、締め切り日をきっちり認識するのです。用意するものは、100均のホワイトボードと磁石、そしてメモ帳。

納品予定日+キーワード+字数を1枚のメモに書いて貼る

納品したら、ピンクのマーカーで納品日を上から記入します。検品までそのままにしておき、検品でOKになったら捨てるようにします。継続依頼の案件については、納品日やキーワードを書いたメモ帳をホチキスでまとめておき、日めくりカレンダーのようにめくっていきます。非常にアナログではありますが、これによって締め切り厳守を維持しています。

④「今日やること」を見える化

月単位での納期は把握しても、細かい作業、とりわけ1日の作業って見えにくいし把握しにくいものです。そこで、朝仕事を始める前に「今日やること」をリスト化する作業を行っています。リモートワーク開始時に買ったものの使わなくなっていた電子メモ帳があったので、フックがかけられるようにして、ホワイトボードと同じく見える位置に掛けます。

「しおりづくり」は来月の旅行用です(仕事じゃないことも書く)

今日の日付けと曜日、やるべきことを思いついた順に書きます。書き方としては、だいたい以下のような感じにまとめています。別に分かれば何でもいいんですけどね。

  • 「〇〇納品」→校正+納品するタスク

  • 「〇〇1/2」→執筆を半分終わらせるタスク

  • 「〇〇完成」→執筆をとりあえず全部終わらせるタスク

  • 「〇〇校正」→全体を通してチェックするタスク

タスクが完了したら、横線で文字を消していきます。ここに書いているものは基本的に当日中になんとか仕上げるべきものですが、どうしても無理なら別日で代替可能かを検討。無理なら残業してノルマをこなすのです。ここ、とくに調整の見せ所と言えます。最も大切なのは、リストの書きだしの時に絶対に漏れがない状態にしておくこと。ここで漏れると、まあいろいろ終わります。

ホワイトボードに続き非常にアナログ手法ですが、漏れなく作業ができるので快適ですよ。アナログをバカにするなかれ。

ちなみに私の副業用デスクはこんなかんじになっています。

ちょっとした秘密基地みたいな

奥のデスクが本業用、左が副業用です。作業環境を分けることも大事。あと意外とおろそかにできないなと感じたのが、ライトの配置ですね。仕事中はできるだけ手元を明るくしたいので、LEDライトを追加で購入しました。

本業でも副業でも仕事を快適に進めるためには、快適な環境づくりが大切ですね。

結び

最近書きすぎてしまうのが気になったので、今回は3000字ちょっとでまとめてみました。どうでもいいことを書きすぎちゃうんだよな・・・。9月もあと残りちょっと、納品もまだ少し残っていますが、なんとか乗り切れたという安心感でいっぱいです。本業は本業でAWSの障害のおかげで対応しなきゃいけないこととかがあって、先週は忙しかったな・・・。来月はちょっとゆっくりしたいので、継続で依頼が来なかったら量をもう少し調整しようと思っています。Webライターのみなさん、無理せずほどほどに頑張りましょう。

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