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複業Webライター3年目、今後のキャリアを考える〜これが私流!仕事に対する7つの「こだわり」

こんにちは、水無瀬あずさです。5月も後半に差し掛かる穏やかな日曜日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は数日前から何かの花粉でくしゃみと鼻水が止まりません。ぎゃっふん。

さて、父の葬儀から始まったあれこれもようやく一段落し、Webライター業もぼちぼち本腰を入れ始めました。ここにきて、すでにお気づきの方もいるかもしれませんが、noteの肩書きを「副業Webライター」から「複業Webライター」に変更しています。本業としていたエンジニア業に加え、Webライター業のほうもかなりペースを上げられるようになり、「もう副業じゃなくね?」という状態になってきたので、このタイミングで扱いを変えることにした次第です。と言っても別にやるべきことは変わらないんですけどね。

ということで調子を取り戻してきたWebライター業についてnoteに書こうと思いつつ、うまく内容をまとめられなくて悩んでいたところ、相互フォローしていただいているnoter大谷さんが、「#自分の中にあるちょっとしたこだわり」というお題で投稿を募集しているのを拝読しました。

「これだぁ!」となりました。このお題なら、なんか良い感じに内容をまとめられそう。ということで今回は、大谷さんの企画に参加しつつ、複業Webライター業で私がこだわっているポイントと今後のキャリア志向について書いてみようと思います。今回は久しぶりに仕事に関する真面目な(?)noteですが、よろしくお付き合いくださいませ。


3年目はキャリアの分岐点!

私がエンジニア業と並行してWebライター業を始めてから、今年で3年目になります。コロナ禍でリモートワークになってすぐのことだったので、「あの世界中で巻き起こったドタバタ劇から3年も経つんだなあ」などと感慨深いものがありますね。

上の記事にも書きましたが、3年目はブランディングを強化する節目の年と位置付けており、今まで以上に精力的に行動する必要性を感じています。

就職氷河期から何とか採用された新卒エンジニアのころ、どブラックな会社でボロボロに疲弊しつつも「最低でも3年は続けないと転職なんてできない!」と歯を食いしばり、4年目に入ってすぐに転職したという経緯があります。当時は今のように転職が当たり前の時代ではなく、何せ氷河期でしたから「転職しても仕事がないよ」みたいな、今となっては嘘みたいな状況だったので、新卒仲間との励まし合いのなかでも「3年」がキーワードになっていた気がします。

時は下り令和、新卒でもすぐに辞めていく、仕事に対しては割とフリーダムな時代ではあります。

ただBBAは思うのです。エンジニアでもなんでもそうですが、何事もある程度続けなければスキルは身に付かないもの。新卒1年目で辞めても、ビジネスマナーすら身に付きません。

たとえば私は就職活動に敗れてしぶしぶエンジニアになったので、正直「私がやりたいことってこんなことじゃない」と思いながら就職しました。「なんとなく違うな」「嫌だな」なんて何度思ったか分かりません。それでも3年続けた結果、それっぽいスキルとマインドを身に付けられたと思います。

新卒時点での「なんとなく違うな」は、もともと抱いていた仕事に対する「憧れ」とのギャップに過ぎません。実際に働いてみると、もちろん思っていたのとは違うでしょうが、続けた先には違う何かがあるかもしれない。そう考えると、あっさり辞めてしまうのは非常にもったいないことです。精神面の理由からどうしても続けられないというなら仕方ありませんが、新卒というブランドカードを使うわけですから、慎重に見極めてほしいなとつくづく思いますね。というか、我が子たちにも遠くない将来訪れるんだよなあ。

話は逸れてしまいましたが、つまり「3年」はキャリアにおける一つの分岐点と定義しても過言ではないと考えています。今がまさにWebライター3年目。自分がこれからWebライターとしてナニモノになりたいのか、それを常に自問自答しながら頑張って行こうと心を新たにしました。

これが私流!仕事に対する7つのこだわり

前置きが長くなりましたが、ここからが本題。私なりの、仕事に対する「#自分の中にあるちょっとしたこだわり」について書いてみます。考えてみたら全部で7つありました。多いな。

「専業」にはしない!

複業ということで、私は「エンジニア業」「Webライター業」という二足の草鞋状態で働いています。Webライター業は個人事業主、いわゆるフリーランスですが、エンジニア業も正社員ではなくパート契約なので、フリーランスとそれほど変わらない状態です。

ありがたいことにWebライター業の仕事は好調で、当初の想定よりは稼げるようになってきました。多くの方が「専業ライターになる」という選択をしているのをnoteでもよく拝見しますが、ここにきても私はあえて「専業ライターにはならない」という道を選択します。理由は、先行きの見えない今の時代だからこそ複数の仕事を持っている方が強いというのともう一つ、「現役」という肩書きがライター業にとって非常に強力であることを知っているからです。

転職市場が活況ななか、IT人材不足を背景にエンジニア転職市場は、とてもとても潤っています。そりゃ猫も杓子も転職エージェント比較記事になるわってレベルで潤いまくっています(たぶんそのうちバブルは弾ける)。おかげでエンジニア関連の記事執筆の仕事も、大きいものから小さいものまで山ほどあるのが現状。そんな競争が激しいなか、「現役である」ことは最強のカードです。「元エンジニア」より「現役エンジニア」のほうが、説得力がある。もちろん「元エンジニア」の話も説得力のあるものですが、現役のほうがさらに強い。私はこのカードを持っていたからこそ、Webライター1年生のときからでもそれなりに仕事を獲得できました。

つまり先行き不透明な現代社会の生存戦略は、自己分析を正しくして、「強み」を適切なタイミングで生かしていくことだと思います。私もエンジニア業をいつまで現役で続けられるかは微妙なところですが、可能な限り「現役」という強みは生かしていきたいものです。

ディレクションはやらない!

一般的にエンジニアの世界では、プログラミングを駆使してガリガリ書くのは下っ端のやること、高給取りになりたければ仕様書を書け、お客さんと話せ、プログラミングは書くな!というのがセオリーです。いわゆる「上流工程」「下流工程」って分け方で、高い給料が欲しければ上流工程になれ、現場から離れてマネジメントをやれって話ですね。

Webライター業でも同じようなことが起こるようで、ガリガリSEO記事を書くのは下っ端のやること、もっと稼ぎたいならディレクションをやれっていうのがセオリーなんですね。単価を見てみても、ディレクションをやる方が高いし、自分がガリガリ書くのではなくて他のライターのマネジメントをするのがメインなので、たぶん作業効率はいい。

「ライター3年目にもなると、もう自分で記事を書くよりディレクションに注力した方が稼げるよ」とは、私の専属カウンセラーでもある夫からのアドバイス(夫はIT会社でプロジェクトマネジャーをやっています)。それはそうなんだろう、夫の言うことは正しい。正しいが。

ち が う ん だ わ ! !

とここで私は声を大にして言いたいのですよ!私はね、書きたいの文章を!それはもうガリガリと大量に書きたい!

だからWebライターを始めたのです。「結果的に稼げればラッキー」とは思ったけど、とにかく文章を書いてお金をいただけるようになりたかったのです。だからね、「稼ぐためにディレクションをする」は違うんだわ!!

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ということで、私のこだわり2つめ、絶対にディレクションはやらない。そもそも私はマネジメントが向きません。生涯プレイヤーで構わない。ていうか私は徹底した実務者なので、扱い方さえわかればとても使い勝手がいい人材だと思います。一緒に仕事をする方にはぜひ、私の「使い方」をしっかりと把握していただき、ほどよく「使って」いただきたいものです。

取材はできない!・・・けど記事は書きたい!

最近、GMOメディアの「コエテコ」さんで取材記事を執筆しています。取材は別の方に行ってもらい、データ起こしから執筆までを担当するというもの。先日新しい記事が公開されたので、ここに実績として貼っておきます!うりゃ!

出典:コエテコbyGMO

基本的に陰の者なので、取材やインタビューは出来ません。なんか私って見た目がなんかアレらしくて、「人前に立って話すのとかすごい得意そう」ってだいたい思われるんですけど、超小心者のあがり症なので無理なんです。

ただ人の話を聞くのは好きなので、音声やデータがあるなら取材記事を書いてみたいなとは思っていたんです。そうしたらたまたま、継続でお仕事させていただいていたコエテコさんから「取材記事、書いてみない?」と打診されまして。「取材は無理ですがデータいただけるなら書けます!」って答えたら、そのへんのお仕事もいただけるようになったんです。ラッキー!!

ご依頼をいただいたときには、「水無瀬さんのこれまでのお仕事の様子と記事のクオリティを見て、ぜひお願いしたいと判断しました」みたいに言っていただけて。目の前にある仕事をひたすらこなしていただけだったんですが、そういうところを評価していただけたことにとても感動しました。やっぱり仕事って積み重ねが大事なんだなあと再確認しましたね。

ということでこれからの野望としては、音声データから取材記事を書くことも積極的にこなしていきたいと思っています。とはいえ「じゃあ取材もやろう」とは思いませんで、「取材以外でできるところがあれば頑張ろう」っていうスタンスです。

インタビュアーってとてもセンスと瞬発力のいる仕事だと思うんですよね。私なんかは「インタビュー中に話が続かなかったらどうすればいいの?」とやる前から悩んでしまいますが、前にオンラインでお話しした先輩ライターのしげながさんは「全然違う話題を振ったりします!」とあっけらかんと言われていて、そりゃすげえ私には絶対できねえやと心から思いました。臨機応変に対応できる人、心底尊敬します。カコイイ。

でも人間には向き不向きがあってね、私にはそういうのが決定的に向いていないのですよ。この年になると、無理をすると生活や体調や家事育児やら、本当にいろんなところに影響が出ちゃうので、向いていないことは諦めて別のことをしようって思考に切り替えるようにしています。

私はデキる人のお力を少しずつ借りながら、自分に出来ることを着実に積み重ねていこうと思います。今後は技術メディアでのカンファレンスのレポートなんかのお仕事もあり、もうすぐそこの実績のご報告もできるようになるかも。少しずつでも、お仕事の幅を広げていきたいです。

AIは「ほどほどに」使う!

ChatGPTをはじめとする生成AIについては毎日話題が尽きないところですが、Webライター業でもAI関連のオファーが増えている印象です。正確に言うと、「AIを使って記事を書いてください」というオファーです。

生成AIは非常にトレンド感の強い領域なので、今いろいろな会社が生成AI機能を活用した記事の自動生成に手を広げていますよね。クラウドワークスでもそういうのをよく見かけるし、実際に先日Wantedly経由でオンライン面談をした企業様からもそのようなオファーをいただきました。

私自身は自分のWebライティングで基本的に生成AIを使いません。自分なりの、独特の言い回しとか文章の流れがあり、「自分の手で書きたい」と思っているからです。ただ生成AI自体を否定するつもりは全くなくて、いち技術者としてその技術や発展は素晴らしいものだと思っているし、使えるところは可能な限り使っていきたいとも考えています。タイトルや見出し構成のアイデア出しなど、ネタをもらう際には活用していますしね。

ただそれを仕事にするのはなあ・・・というのがあります。そもそも私は「文章が書きたい」というところから始まっているので、「AIで記事を書いて、内容をチェックしてください」という仕事には一切魅力を感じないんですよね。全然楽しくない。あとAIというツールを使うのがメインなので、記事単価も文字単価もかなり安いというのもネックです。「それ別にライターに依頼しなくていいんじゃね?」と思ってしまうので、今後もそういう仕事は請けないかなあ。実際、いただいたオファーもその場でお断りをしました。

あと今はまさにブームの渦中なのでいろいろなAIツールが乱立しているけど、このムーブは一過性のものであり、必ずどこかで落ち着いてくるはずです。今活用しているツールも、数年後には淘汰されて無くなっている可能性があります。まあChatGPTは無くならないと思いますが・・・。最新の技術を使うのはそれなりにリスクがあるってこと、少し頭の隅に入れておいた方がいいのかなあって思いますね。

成長しないと思った仕事は思い切って断る!

2月から継続していたクライアント様があったのですが、どうも何というか私の目指すべき方向性と違うなあとずっと思っていました。とはいえ半年ほどは続けるべきかかなり迷ったのですが、自分の成長に繋がらない仕事を続けるのもなと思い、お断りしました。今まとめて任されているお仕事が終わったら、契約終了となります。

以前noteで「クライアントのタイプ種類」みたいな記事を書いたのですが

ここの一番目に挙げた、「構成・文字数までガチガチに指定される」というのがまさにここでした。Excelにびっしりと箇条書きで、構成に対して書く内容と文字数が指定されるのです。

「エンジニアとしての体験談をたくさん入れてほしい」と言うから、経験も含めていろいろな内容を書いてみたら、「全体的に長い」と言われました。「メディアの独自性を大切にしている」と言うから、他のSEO記事では出てこないようなやや専門的な内容を入れて書いたら、「ターゲットは初心者なので、難しすぎることは書くな」と言われました。

そうなってくるともう私が書く必然性はあるのかしらと思い、構成案に長々と書かれた箇条書きの内容を適度に繋いで体裁だけ整えて出したら、「バッチリです!」と言われました。だとするとそれ、私がやる必要あった?記事中にも書いていますが、「AI使って自分で書けばええやん」と思ってしまったんですよね。

もちろん、このような依頼の出し方が悪いとは言いません。ライティングスキルをこれから上げていきたいという人にとっては非常に勉強になるプロセスだと思いますし、「記事の方向性を明確に定めて欲しい」と考えるライターもいると思います。ただ私には合わなかったかな。私は自由度が高く、自分の特徴を押し出せるような仕事がしたいので、お断りしたというわけです。

休日はしっかり休む!

noteでフリーランスの方の記事を読んでいると、「いつでも、どこでも働ける」がメリットである反面、「いつでも働けるからこそ働きすぎてしまう」ということを課題感として持っている方が多いように感じます。確かに納期が差し迫っていたときは、私も割と土日もガツガツと仕事を入れていて、「あれ休日がもう終わっちゃった・・・」ということがありました。

ただここで立ち返るべきは、ライフワークバランス。働きすぎは良くありません。特に私の場合は複業で、エンジニア業・Webライター業どちらも同じ程度にこなしていく必要があります。家事・育児もね。そのためには、休日は休めるときにしっかり休む!を心がけています。

といっても、やっぱり休日も仕事はするんですけどね。私も夫も仕事とプライベートの線引きが曖昧なところがあり、趣味の延長線上に仕事があるような感じなので、時間があれば机には向かってしまうんです。子どもたちに「本当に仕事、大好きだよね!」と呆れられます。

ただ私、休日にやる仕事は「MUSTでないもの」のみと決めています。「別にやってもやらなくてもいいけど、これをやっておくと週明けが楽になるな~」ってことを、時間の許す範囲でやります。無理なら「無理だった!」と早めに諦める。家族で出かけたり話す時間は大切にしたいし、ゴロゴロしながら体を休める時間だって自分にとってはとても大切。ゲームをする時間もね。だから、無理のない範囲で、余裕があれば休日も働く。そうすることでストレスもかなり無くなります。

営業活動は継続する!

現在、Webライター業としてはかなり安定した状態が続いておりまして、ありがたいことに継続しているクライアント様からの仕事だけでスケジュールもいっぱい、報酬も一定レベルを保っています。なので、しばらくは現状維持でいいのかなあと思いつつ、それではいかん!ということでね。営業活動は継続して続けています。

いくつかオンライン面談をしたり、書類の提出なんかをして選考まで進んでいるんですが、何というかイマイチこれという決め手になる案件やクライアントがなくて、断られたり断ったり・・・みたいな状態ですね。でもこれってタイミングだと思うので、突然「これだ!」っていうところが出てくるかもしれないし、継続するしかないのかなあと思います。楽しそうなお仕事がみつかるといいな。

結び

ということで久々に(?)真面目なトーンでいろいろとお仕事について書きました。お題に沿って書くってnoteであまりやらないので、趣旨に沿って書けているのか甚だ不安です・・・。ま、Webライター3年生、まだまだキャリアとしては道半ば。いつまで続けられるかは神のみぞ知るですが、無理なく楽しみながら続けていくのが今のところの目標かな。皆さんもマイペースに、自分らしく生きましょう。

そろそろ有料記事も書きたいのですが、有料にできるような高い価値のコンテンツっていうのがなかなか難しくて悩んでいるところです。今年中に出せたらいいなってところで!これからお昼ご飯を食べます、ごきげんよう!

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