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IKEAの時計がズレまくるので分解してやった話〜日本人って時間にうるさすぎるのかも?

こんにちは、水無瀬あずさです。

突然冬が襲来し、秋が押し出されてどっかに飛ばされたような寒さですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。あまりに寒くて、今年は随分と長く活躍した扇風機くんはなんだか寂しそう。かわりに今日は朝から電気毛布くんが大活躍を果たしており、季節感とは?と甚だギモンに感じる今日このごろです。

さてそんな寒くなったなかですが、昨日電子レンジを新しく買い替えました。HITACHIくんです。

さすがに顔は書けない

「かながわPay第3弾」で貯めに貯めまくったポイント2万円分を使い切るべく、コジマビックに駆け込んだ次第です(ポイント使用期限が11/30だったため)。ありがとう私たちのかながわPay。またやってくれ。

古い電子レンジは7年ほど使ったものなのですが、コロナ禍から始まった私の「バズレシピ」ブームは現在も継続中でして、ちょっと高性能なレンジが欲しいなあと思ってしまったのです。「料理なんてめんどくさい」とか言っていた私にとって、リュウジさんは恩人とも言うべき人。いつか生で見てみたいなあ。

さて今回は、そんなリュウジさんへの感謝を伝える回、とかでは全然なくて、時計について考察してみた話です。いやもうIKEAの時計があまりにもアレだったものでね、なんか腹が立って分解してやったのと、ついでに時計や時間についても色々調べてみたので、そういうもろもろを書きます。役に立つ知識もあるかも!?(あるとは言っていない)どうぞ最後までよろしくお付き合いください。


IKEAの時計がどんどん早くなる件

IKEAで買ったおしゃれ時計がありましてね、ピンクゴールドのやつ。我が家のリビングは一応白が貴重になっているので(あちこちにピカチュウがいるので全体的には黄色い)、ピンクゴールドが映えてオシャレじゃね?ということで、15年くらい使い続けたNITORIの時計からチェンジしたのが半年くらい前のことです。

IKEAの掛け時計

こいつがですね、オシャレではあるのですが、まあなんというか、ズレるのです。どんどん早まっているようで、気づいたときには5分早まっていました

まあ遅れるよりは全然いいんですが、リビングの時計って家族全員が見るものだし、なにより私が生活を刻む上で欠かせない存在なもので、多少ならまだしもズレすぎるのは許せないわけです。半年で5分早まる時計ってどうなの?

そりゃまあ、ときどき調整すればいい話ではあるんですが、前に使っていたNITORIの時計は2000円しないくらいだったけど15年使い続けられて、そこまで極端に早まることもなかったのです。「やっぱIKEAのやつだしね・・・」という結論になり、リビングの時計は絶対国産のものにしようと心に誓ったのでした。

安物の時計はズレやすいのか?

IKEAの時計がズレまくったのは、やっぱり安物だからなのかな?と思って調べたところ、意外とそうでもないらしい。そもそも時計はズレるものなんだそうです。まあ世の中には、完全に正確なものなんて存在しないってことですな。

時計には「機械式」「クオーツ式」「電波式」などの種類があります。

機械式時計・・・「手巻き」「自動巻き」2種類があり、巻いたゼンマイの“ほどける力”を利用して針を動かす仕組み。電池を使わない“昔ながらの時計”です。主に高級時計などで使われています。
参考:機械式腕時計とは?その魅力に迫る|クエルボ・イ・ソブリノス

クオーツ式時計・・・クオーツとは水晶のこと。水晶に交流電圧をかけると一定の周期で規則的に振動する性質を応用したもの。 一般的なクォーツ時計の誤差は1ヶ月で15~30秒程度で、特に精度の高いモデルでは1年で数秒程度となっています。
参考:クォーツ時計と電波時計|楽天市場

電波式時計・・・クォーツ時計に時刻修正機能がついたもの。超高精度を保つセシウム原子時計をもとに送信される標準電波を受信し、時刻およびカレンダー修正を行う機能を持っています。なお日本の標準電波局は、九州と福島にあるそうです。
参考:電波時計のしくみ|セイコーウォッチ

出典:電波時計のしくみ|セイコーウォッチ

つまり、そもそも「時計はズレるもの」だからこそ、電波式のように自動で補正する機能が付いているものがあるってことなんですな。便利ィ!

オメガとかロレックスとか、機械式の高級時計って高額だけど、だからって精度(時計の遅れや進みの度合い)がものすごく高いってわけでもなく、割とズレたりするものなんだそうですよ。ただ海外は日本みたいに時間にうるさくないから、特に問題なかったんだとかなんとか(とどこかのサイトで読んだんだけどメモするの忘れたTT)。

確かに、1分1秒を気にするのなんて日本人くらいなのかもしれません。電車の正確さとかは海外の旅行客が驚くって言いますもんね。

ちなみに、時計がズレる理由としては、
・電池の消耗による時刻のずれ
・部品の消耗によるもの
・衝撃などで部品が破損している
・部品の油切れ
・磁気による影響
・回路の不良
などが考えられるそうです。

ということで、IKEAの時計がズレまくるのだって、安物だからってわけではないみたいです。でも何となく感覚的に、安物の時計ってズレが激しい気がしませんか。100均の腕時計を長男(中2)に持たせていたら、「すごいズレる」と文句を言われたので買い替えたくらいですし。使っている部品のせいなのかなあ。

世界に誇るSEIKO時計を購入

ということでIKEAの時計に不満をいだいた私は、こうなったら国産のちょっといいやつを買ってやるぜ!と世界に誇るセイコーウォッチの電波時計を購入しました。こちら!※Amazonアソシエイトです

セイコーは、輸入時計を販売する服部時計店として、1881年に服部金太郎が創業した時計メーカーです。腕時計の老舗「ロレックス」が1905年の創業なのを考えると、いかに歴史がある会社か分かりますね。そう、まさに日本を代表する歴史ある時計ブランドなのです。ちなみにSEIKOの名前の由来は、「精工」すなわち「精密で正確な時計を作り続ける」という思いが込められています。
参考:
セイコーブランド|Seiko Design 140
日本の至宝、セイコー。その歴史と人気ブランドを読み解く|TASCLAP
グランドセイコーとセイコーの腕時計の魅力とは。主なブランドや選び方のポイント|WEBCHRONOS

という日本が誇るSEIKOブランドの時計を買ったわけで、もうズレないだろ!電波式時計だしなガハハ!と思って意気揚々と時刻合わせをしたのですが、マンションの室内には電波が届かないようでした。ガビーーン!!

シンプルでオシャレ!

仕方がないからベランダにしばらく置いて時間を合わせました。これは定期的にベランダに出して時刻合わせをしなければいけないということなのか。イケズ・・・

IKEAの時計を分解してみたった!

さて、SEIKOさんが来たのでIKEAの時計は洋梨、いや用無しです。このまま捨てるのもちょっとつまらないと思ったので、ここれもう分解してみよう!という破壊衝動を実現してみました。参考にしたのはこちらのサイト。

全部品

裏側のプラスチックがなかなか外れなくて、ええいめんどくさい!とバキバキに折ったら、次男(小6)に「ええ・・・」とめっちゃドン引きされました。私のガサツさがバレた瞬間ですね。

ギアが小さくてなんか可愛いですね。ひとつひとつに顔を書きたかったけど、そしたら捨てるときに子どもたちが「かわいそう」とかゴネて面倒くさいことになりそうだったのでやめました。

ギアは1センチくらいの大きさ

クオーツが入っているのは、この部品らしいです。ぐるぐるまきになっています。ほどいてみたい衝動に駆られたものの、夕食の準備をしなければいけなかったので断念。

ステップモーターと言う部品らしい

機械に詳しい人とかだと、ここから再度組み立てられるんだろうか。文系脳の私には到底できるはずもなく、まあそのままゴミ箱行きと相成りました。いい時間つぶしにはなったよ。

そもそも日本人は時間にうるさすぎ?

そもそも日本人は「世界一時間に厳しい」とまで言われるわけで、私も含めてみんな時間にうるさすぎるのではないか説がありますよね。日本の電車は、遅れるのではなく早く出発しても謝罪するくらいですから、なんというかもう日本人としても「気にし過ぎじゃない?」と思ってしまいます。

そんな日本人、実は江戸時代は時間に全然正確ではなく、むしろルーズすぎて西洋人を困らせていたと言うから驚きです。「日本人の悠長さといったら呆れるくらいだ」とは、幕末に長崎海軍伝習所の教官として派遣されたオランダ人ヴィレム・カッテンディーケの記録『日本滞在記録抄』の一節。今からは考えられない幕末日本人の姿ですね。

西洋では、1日を24時間に分ける「定時法」が15世紀頃に普及したと言われています。一方の日本はといえば、太陽の動きに合わせて1日を昼と夜に分け、それぞれを6等分するという「不定時法」が取られていました。「1刻」の長さは昼と夜、季節によって異なることになり、日本人はお日さまとともに毎日をのんびりと過ごしていたというわけですね。これでは、時間感覚が24時間きっちりしている西洋人と合うわけがありません。

そんななかで日本にもたらされた近代化の波が、日本人の気質を大きく変化させたと考えられています。明治から猛スピードで進められてきた工業化へ過剰に適応した結果、勤勉な日本人はひたすらに時間に厳しくなったというわけですね。なんかセツナイ。

日本人が真面目といえば、漫画『のだめカンタービレ』を思い出します。フランス留学中の友人ターニャのセリフ。「日本が経済大国な理由がよーく分かったワ。バカンスをとらないのよ」

出典:KC KISS『のだめカンタービレ』10巻

久しぶりにのだめを全巻制覇したくなってきたな。

一方で、こんな意見もあります。「時間厳守が基本の日本人なのに、終業には何故かルーズ」。

始まる時間には敏感なのに、終わる時間は破りがちかもしれないのは確かに不思議ですね。日本人という民族に刻まれたモーレツ社員の血がそうさせるんでしょうか。自分もいったん立ち止まり、守るなら始まりも終わりもきっちりと守ろうと心に誓ったのでした。

結び

時計の話から派生したもろもろの調べたことなどをまとめてみましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。意外とためになる話もあったとか、なかったとか。仕事でもないのになぜこんなに必死になって調べたりしているんだろうかとか疑問に感じながら書きましたが、まあ楽しかったので良し!今週は本業がやや忙しくなりそうなので、無理のない範囲で頑張っていきたいと思います。皆様、風邪など引かずに一週間頑張りましょー!

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