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プリメインアンプ…なんて恐ろしい子!

SL-1200Gという僕的にはハイエンドライクなレコードプレーヤーにこれまたAT-15Saという当時のハイエンドなMMカートリッジを使う中、さすがに今のアンプは不釣り合いだよな、とM-CR612からの買い替えを検討し始めました。

理想は
・サイズはコンパクトながらちゃんと低能率スピーカーを鳴らせるのが理想(置けるスペースが小さいので…)
・クラシック中心なので上流に忠実or味付けを感じるならさっぱりがいい
・フォノイコライザー機能はいらない(外付けするため)
・予算は10万円ほど(今の部屋の小ささ的に、これ以上の値段は不釣り合い?)

あっちらこっちらで試聴を繰り返し、これを叶えてくれたのがTeac AX-505 (いわゆるD級アンプ)でした。

正直にいうと、店頭での視聴(CD)では、25万円クラスの音作りの圧倒的な細やかさ、低域の分厚さ(Luxmanのアンプは素晴らしかった!)からすると幾分物足りなさを感じるのは事実ですが、10万円前半としては一番音が細かく出て、収録の空気感が感じられました。何よりメーターが付いてるのが素敵ですね〜

前置きはここまでにして、これ、すごかった・・・

えい、やーと購入してエイジングなる儀式を済ませた後に聴く音楽、前のM-CR612からすると圧倒的にいい。まずはCD・デジタル音源。ボーカルがど真ん中で歌い、滲みのないバックの伴奏。低域がビシッと引き締まってる。リアルなので奏者の表情が浮かばれてくる。これだけでもニンマリ。

そしてレコード再生。鳥肌がたった。今までSNが悪く、残響音の消失が早すぎると思っていたのは、実はアンプのせいだということが発覚してしまった。Sl-1200G、フォノイコライザーPhono box ultra500、君たちはどんだけいい仕事をしてたんだ…ホールトーンが出てくる様になり、音数があからさまに増えた。情感が出てくる。演奏のニュアンスが身にしみてくる。デジタル音源以上に改善度合いが大きくて、非常にびっくり。アナログの音質的な不満は一気に解消。非常に満足。

ますます充実したミュージックライフになりそう。

というわけで話の結語。プリメインアンプ…なんて恐ろしい子!
…アナログを楽しむなら、プレーヤー、アンプ、それぞれ最低10万円ずつはかけましょう。

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