TKY

オーディオのこと、時たまLGBTQについて。メモ雑感。

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オーディオのこと、時たまLGBTQについて。メモ雑感。

最近の記事

これまでに所有したレコードカートリッジについてのメモ(MM型カートリッジ編)

コロナ禍ではじめたレコード再生の楽しみも、早3年が過ぎていました。その間に買っては売って…を繰り返したレコードカートリッジについて、忘備録がてらメモを残したいと思います。(以下、VM型カートリッジは便宜上MM型カートリッジと記載します) audio-technica AT-VM95ML 過去の記事からも分かる通り、針先がML針(ラインコンタクト針の進化系)になると、こんなにも内周歪が減るんだ!バックグラウンドノイズも減るのか!と感動することになったモデル。上位モデルと比べる

    • 適応障害、、

      取り留めもない忘備録です。適応障害の話。 引越しを伴う転職してからというもの、何か歯車が噛み合わないモヤモヤの中で出来ていたことができなくなり、或いは自身の思考回路のよくないところがうわっと出てきてしまい、夜になると急に目が痛くなってしまったり、仕事の最中/上がりに不意に涙が出てきてしまったり、頭が回らない感覚、それに朝起きられなくなる…と言ったことが頻発するようになりました。最後の方はストレスで手の震えが止まらなくなることがありました。 そして新型コロナにかかったことでコ

      • SL-1200MK4をゆるく音質改善してみる(3)

        アプローチ2: レコード盤/プラッター上の振動対策をとる これはアプローチ3とも関わりのある項目になります。先に説明してしまえば、「低域共振を抑える」を2つのアプローチから対応するものです。 低域共振とは?(再掲): レコード再生はアナログ動作であるが故、カートリッジのカンチレバーを支えるゴムダンパーをバネにした音楽信号とは無関係な共振(ブルブル)が発生しており、これがレコードの反りや偏心に反応してしまうと本来のソースに入っていない音歪が出てしまいます(混変調歪)とのこと

        • SL-1200MK4をゆるく音質改善してみる(2)

          音質改善ポイントを定める オーディオ機器の中でも、特に物理的に情報を拾い上げていくレコードプレーヤーにとって、あらゆる振動が大敵です。しかもターンテーブルがレコードプレーヤーにビルトインしているのですから、自らが発する振動にも気を使う必要があり… という訳で、ポイントは「振動対策をとる」。 具体的には、 ①脚元の振動対策をとる →外部振動を遮断する →内部振動を抑える ②レコード盤/プラッター上の振動対策をとる →レコード盤の反りを抑え、カートリッジの読み取りの暴れを抑える

        これまでに所有したレコードカートリッジについてのメモ(MM型カートリッジ編)

          SL-1200MK4をゆるく音質改善してみる(1)

          いきなり私事で恐縮ですが、冬に新型567感染してしまってからというもの、ずっと心身共に体調を崩したままです。色々とシンドイため、少しでも気を逸らそうと、1年先を考えていたレコードプレーヤー/サブ機導入を早めることにしました。 タイトルの通り、メインテーマはサブプレーヤーにSL-1200MK4を迎えたよ、ということと、音質改善してみたよ、という話です。その経緯と取組内容についてダラダラと書いてみました。 SL-1200MK4導入の経緯 実はサブプレーヤー導入計画は長い間あた

          SL-1200MK4をゆるく音質改善してみる(1)

          Technics EPC-305MCMK2

          個人的に、振動系実効質量を軽くしても楕円針にこだわっているようにみえる旧テクニクスのMCカートリッジってどんな音がするんだろう?とずっと気になっていました。そしてサブテーマとして、振動系実効質量を軽くして、ダンパーの性能が良いものを使えば、楕円針でも内周歪は抑えられるのではないか?とも想像していました。 …そして入手してしまいました。 Technics EPC-305MCMK2。某中古ショップで発見、すぐに無くなるだろうな…と思いつつ半年後再訪してまだ残ってたのでこれは私

          Technics EPC-305MCMK2

          レコード音質改善: 低域共振の制御

          レコードの高音質化に努める中で当たる壁。「レコードの中低域ってなんかホワッとしてる気がする…」「反りのあるレコードを再生するとカートリッジがプルプルするし、音がなんか悪くなってる感じがする」 そこから色々と調べてみると、どうやらこれらの対処には「低域共振を制御する」ことが大きなポイントになることが分りました。 低域共振って?: レコード再生はアナログ動作であるが故、カートリッジのカンチレバーを支えるゴムダンパーをバネにした音楽信号とは無関係な共振(ブルブル)が発生しており、こ

          レコード音質改善: 低域共振の制御

          レコード再生の難しさ

          久々の投稿です。 アナログ(レコード)再生はカスタマイズ性が高い=趣味性の高さが面白い一方、難しさを痛感することもあります。感覚論ではありますが、なんとなくリストアップしてみました。 ①調整箇所が多い カスタマイズ性の高さの裏返しで、デジタルメディアのように、再生ボタンを押して終わり!とはならず、しっくりした音を出すには微調整の連続。季節毎、カートリッジ交換毎、場合によってはLP交換毎…等々。 ②場所をとる プレーヤー自体よりも、レコードの収納スペースに場所をとる。しかも

          レコード再生の難しさ

          T4Pカートリッジの最高峰のひとつ?

          別件で探しに出かけた某中古ショップで、目に入ってしまったこの品。Audio Technica AT152LP。 T4Pタイプのトップエンドモデルのひとつ、というのはなんとなく頭に入っていたのですが、実物を見るとスリムでカッコイイデザインをしていて…その割には安い。一般的なトーンアームに使えるようにヘッドシェルコネクター、ヘッドシェル、さらには元箱まで全部揃ってるのに。どうして?と思ってルーペでチェックさせてもらうと、埃がびっちり針先にこびりついてる! これは汚れを落とせばピン

          T4Pカートリッジの最高峰のひとつ?

          シェルリード線の不思議

          オーディオを沼たらしめるものの一つ、といえば、いわゆるケーブルだったりするのかもしれません。僕個人としては、一定の品質を満たすもの・用途に即したスペックのもの(例えばMMカートリッジには負荷容量の小さなケーブルといったセオリーに従う)を使えばある程度のケーブルで十分ではないか?と思っている立場です。実際、これまでスピーカーケーブルやインターコネクトケーブルを交換したことがありますが、いまいち違いがわかりませんでした…シェルリード線を除いては。 シェルリード線は不思議な感じで

          シェルリード線の不思議

          プリメインアンプ…なんて恐ろしい子!

          SL-1200Gという僕的にはハイエンドライクなレコードプレーヤーにこれまたAT-15Saという当時のハイエンドなMMカートリッジを使う中、さすがに今のアンプは不釣り合いだよな、とM-CR612からの買い替えを検討し始めました。 理想は ・サイズはコンパクトながらちゃんと低能率スピーカーを鳴らせるのが理想(置けるスペースが小さいので…) ・クラシック中心なので上流に忠実or味付けを感じるならさっぱりがいい ・フォノイコライザー機能はいらない(外付けするため) ・予算は10万

          プリメインアンプ…なんて恐ろしい子!

          フォノイコライザー

          いきなりですが、レコード再生に必要なフォノイコライザーを単品で使う場合、経験則、最低でも2万円以上かけるべきだと思います。 僕のオーディオアンプにはフォノイコライザーが入っていなかったので、はじめはオーディオテクニカの最廉価なものを購入も、増幅レベルが低すぎてアンプの音量をあげても音が小さく…次に1.5万円ほどのものに変えて、増幅の問題は解決も、細かいところが分解しきれず、ボーカルものではそれが良い味になる一方でクラシックでは顕著に音がモヤモヤして…そこで5万円ほどのものに

          フォノイコライザー

          音楽をいい音で・・・(現在の使用機器紹介)

          私がオーディオに片足を突っ込むことになったのは、パートナーの影響が大きいと思います。というのもパートナー宅にはプリメインアンプにCDプレーヤー、トールボーイスピーカーが当時あって、その音質の良さに感激したというのがあります。オーディオのいいところは映画といった映像表現と似て、その場の臨場感が脳内で再現できる錯覚を楽しめることで、しかも自分好みに調整できることが奥深いのだと思います。錯覚故に、ミニコンポで満足できる人もいれば、必要なところにはかけるけど基本的には費用をかけずコス

          音楽をいい音で・・・(現在の使用機器紹介)

          SL-1200GとSL-7

          新旧テクニクスのプレーヤーのことです。 当然SL-1200Gはメインプレーヤー、SL-7は清掃回転台(!?)兼用サブプレーヤーとして買ったのですが。 (SL-7のピーノイズ問題、どうやらコンセントからノイズを拾っていたようで、ノイズフィルター付きのタップ(500円ほど)を介して再生したところ問題の高周波ノイズは出ませんでした。他の時間帯でも出ないのか後日またチェックしようと思います。SL-1200シリーズはノイズ問題と無縁なので、いかにノイズ対策が徹底していることかと思い

          SL-1200GとSL-7

          レコード再生。よかったこと。ここのところの悩み。

          久しぶりにアナログ再生について。 我ながら物欲の深さにはまってしまい、運良くボーナスが出たタイミングでTechnics SL-1200Gを買ってしまった。更にはレコードの回転掃除台を兼ねて、ビンテージもののSL-7を入手。 レコード再生は恐ろしいもので、投入したコストや各種調整、工夫の多寡が音質にそのまま現れるため、気づけば沼に入っている気がする(いや入ってる)。 ■よかったこと。 ⑴ メインプレーヤーのステップアップ(上がり!) SL-1200MK6でも十分に音は

          レコード再生。よかったこと。ここのところの悩み。

          五輪開会式・閉会式のモヤモヤ

          MIKIKO氏ディレクションのもと、新世代のクールな日本像とともに、熱狂的な開会式…になるはずだった東京五輪の開会式。立て続けの辞任劇からくる嫌な予感が的中し、内容にモヤモヤする開会式となってしまった。閉会式もこのモヤモヤが晴れることなく、むしろビジョンの希薄さや政治によるパイ切りが確信に変わってしまうような内容だったと思う。 ではこのモヤモヤは一体どこからくるのだろうか。よく考えてみると、いくつかの要因が見えてくるような気がする。開会式の時だけでも、 ①それぞれの演目が

          五輪開会式・閉会式のモヤモヤ