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結局有料の充電器はあまり使いたくないという話

Drivers Spent Nearly Twice The Time At Free DC Chargers Than At Paid Ones

上記は、Inside EVsの記事のタイトルですが、アメリカではEVドライバーは有料の充電器よりも無料の充電器の方が滞在時間が2倍もいる、と言うことが明らかになったそうです。
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ちなみにですが、ここでの無料の充電器と言うのは、EVを買った時にセットで付いてくる、自動車メーカーが提供する充電器が自由に使えるサービスのようなものを指しています。
アメリカだと、日本のように有料の高速道路と言うのはほとんどないので、高速料金で賄われているSA/PAの無料充電器、のようなものはあまりなく、無料と言えばメーカーのものが多いのだと思われます。

滞在時間の差の原因

滞在時間の差を生じている原因は、「無料の充電器ではゆっくり充電する」と言うことではなく、「有料の充電器だと必要最低限だけサッと充電する」と言う行動によるものと思われます。
と言うのは、記事の中に、「有料の急速充電器では平均でわずか 42 分、22 kWhしか充電しない」と書かれているからです。22kWhと言うと、走行距離で150km分くらいですので、満充電というより、次の目的地や休憩スポットまで行ければ良い、と言う程度の充電量になります。
一方で、無料だと、とりあえず焦る必要は無いので、都合に応じて充電していけばよい、と言う形になります。
ガソリンで言うところの、観光地で給油すると高いから、安いガソリンスタンドに辿り着くまで分くらい給油していこう、と言う感覚に近いかと思います。

日本での充電ビジネス

今日本国内では補助金の影響もあり、急速にEV充電器の整備が進んでいますが、まだ足りていません。一方で、出かけた先にあるEV充電器は自宅充電よりも高いですし、できることならあまり使わない方がお得です。高速道路や道の駅、ショッピングセンターにあるようなものは、無料だったりしますが、充電渋滞も発生しやすいです。
無料の充電器では、"不必要な充電"も発生しがちの様ですので、料金バランスや配置などを考えて、最適なEV充電器の配置が必要になるかと思われます。

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