『姫』
誰かの特別になりたい
ずっとそう考えてしまう自分を
どうしてもごまかせない

ごまかす必要なんてない
だってそれは
とても幸福なことだもの
だけど同じくらい
そんな願いを捨てたい自分がいる

人間になるかわりに
声を奪われた人魚みたい
ただひたすら
透明な歌を唄ってる

水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。