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【エッセイ&映画レビュー】キャスト・アウェイを観て

ども!
あゆさんの住んでる所でもとうとう先日初雪が降りました。
てか、初雪ってなんだかんだ言ってテンション上がっちゃうんですよね😅
『今夜降るかも』って予報だったので、仕事しつつチラチラ外は見ていたんですが、そういう時って全然降って来ない🥺

数日前から”降る降る詐欺”が続いてたので
『チッ、またかよ😣』と心の中のあゆさんが悪態ついてました(後から反省。。。)

結局、降っていた雨が明け方霙から雪に変わったようでした。(明け方5時には降っていなかったいなかったのでそれ以降に降ったようです🥹)

あぁ、、、
初雪見れなかったぁ、、、、
朝7時過ぎには道路は薄っすら白く雪の跡が。
水溜まりには”霙”が浮かんでいました。

てかみぞれ、、、

ミゾレ、、、、

霙、、、

ん?霙?

スマホやPCの変換が無かったら読めなかったぁーーー😂

”霙”って字は、雨に英と言う字。

”英”と言う字は「花」と言う意味があるんですね。知らんかった💦

霙は「雨の花」

なんか素敵ですよね✨

初雪の瞬間は見れなかったけど、”霙は雨の花”って知ることが出来たので良しとしよう!

たとえるなら目的地に予定通りには着けなかったけど、寄り道したからこそ見れたものがあったり、知ることがあったり。
結果、それこそが大事な事だったってこと、生きていてもありますよね✨

そんなことを思った初雪の朝でした😊


キャスト・アウェイってどんな映画?

この映画は2000年12月22日にアメリカで公開され、日本では2001年2月に公開されました。もう23年も前の映画なんですね💦
月日の流れが早すぎる。。。

監督・製作はロバートゼメキス、主演はトム・ハンクス
言わずと知れた名作映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」もこのコンビでしたね。
この映画で主演のトム・ハンクスはアカデミー賞主演男優賞を始め多数の賞を獲得しています。

まぁ個人的にトム・ハンクスの主演する映画は外さない印象はありますね。
この映画は日本でも大ヒットしましたし。

昔から知っていた映画ではあるけど、実は見るのは今回が初めてだったあゆさん💦

例のごとく『サバイバル系はちょっと、、、』とか勝手にただ無人島で生き残ってどうやって脱出するかを描いただけのサバイバル系だと思い込んで見てなかったんですね💦(この愚か者め‼爆🔥)

いやぁーー最初に言っておきます。

あゆさんこの映画『映画館で見なくて良かった💦』

え?どうしてかって?

まぁまぁ落ち着いて🤗読んでみればわかりますって。

今回はあゆさんのリアクションを多数交えながら書きますので、

『こんなん映画レビューちゃうわ👋』
と突っ込まれる方もいらっしゃると思いますが、どうか赤子を見守るような温かい目で見てやってくださいませ🙇
(赤子て👋😂)


あらすじ※ネタバレ注意

1995年12月。

チャック・ノーランド(トム・ハンクス)はテネシー州メンフィスにある世界最大手の物流会社(※実在する会社ですフェデックスの物流システムエンジニアとして配送時間や作業効率を上げるため世界中の営業所を飛び回る日々を送っていました。

彼には仕事の拠点であるメンフィスに長年付き合ってる恋人ケリー・フレアーズ(ヘレン・ハント)がいました。

親族が集まったクリスマス会の最中、忙しい彼はポケベルで会社から呼び出されてしまいます。
そんな彼の仕事も嫌な顔一つしないでよく理解してくれているケリー。

大晦日には戻って』

と言ってチャックを空港まで送っていきました。

出発間際、彼にクリスマスプレゼントを渡すケリー。

チャックに渡したのは懐中時計。
ケリーの祖父から受け継いだもので蓋を開けると彼が撮ったお気に入りの
ケリーの写真が飾られていました。

『これはメンフィスの時間に合わせておく』
『ケリーの時間だ』

彼はとても喜んでいました。
贈られた時計が時を刻み始めます。

『メリー クリスマス』

そう言って車を降り歩き出すチャック。

『チャック!キー!』

キー置き忘れた彼にそう呼ぶと彼は振り向き再びケリーの元へ。

『もう一つプレゼントがある』

リボンのついた小さな箱を渡し

『ただしこれは車の中で開けるようなもんじゃない』
『大事に持っていて。大晦日の晩に開けるといい』
『愛してるよ』
『すぐに戻る』

そう言い残しチャックは出発していきました。

嵐の中を


航空機に乗り込んだチャックは靴を脱いで寛ぎ眠りにつきました。

すると突然、飛行機が大きく揺れてチャックは目を覚ましました。
ポケットから時計を取り出しケリーの写真を見たあと時計をシートに置きコックピットを覗いてみると航空機が航路から大きく外れていることを知ります。

『座ってベルトをしろ!揺れるぞ!』

そう言われたチャックはひとまず
洗面室へ。

すると!!!

機内は大きく揺れそれと共に凄い風圧が流れ込み一瞬で身体が吹き飛ばされそうになりました💦

機内は一気にパニック!!!!

『酸素マスクをしろ!!』

激しい揺れの中シートに戻りベルトを付けると

『不時着するかもしれん!』

そう言って救命ボートを渡されます。

激しく揺れ続けた機内の高度が少し下がり

『マスクを取っていいぞ』
『救命胴衣を!!』

その瞬間、時計が落ちて転がっていることに気が付きます。
チャックはベルトを外し、何とか時計を拾いましたが、飛行機は海中へ墜落💦💦

持っていた救命ボートのおかげで何とか海中から浮上することが出来ました。

嵐の中海に沈みゆく飛行機。

チャックは嵐の中の真っ暗な海の大きなうねりに揉まれながら救命ボートに身を任せていると、どこかの陸に辿り着いたようでした。
チャックは安堵したのか、そのまま眠ってしまいます。

一夜明け目が覚めると、どこかの島へ漂着していました。
チャックはポケットの中の懐中時計を取り出してみました。
蓋を開けると微笑むケリーの顏が見えましたがメンフィスで刻み始めたばかりの時は止まり時計は壊れしまいました。

生きる


海岸沿いを少し歩き出すと”フェデックス”の荷物がいくつも漂流して流れ着いていました。丁寧に荷物を拾いあげるチャック。

『おーーーーい』
『誰かいるかーーー』
『助けてくれーーーー』

と叫んでみますが誰の声も返っては来ません。

ただ聴こえるのは波の音だけ。

海に沈む夕日。
時計の中のケリーを見つめながら日は落ちていきます。

夜になって眠りに落ちていたチャックは「ドンッ」という物音に目を覚まします。

いんやぁーーーめっちゃ怖いですよね💦どんな島でどんな生き物がいるのかすらわからないわけで💦北海道なら真っ先に

『熊🐻!!!😱😱😱』

ですよ💦笑

海岸で漂着する荷物を拾いながら、物音がする度に

『誰だ!!!』
『誰かいるのか!!!』

もう半ギレで叫ぶチャック、、、無理もないよな😢

拾い集めた荷物を浜辺へ戻って丁寧に仕分けするチャック、、、
几帳面なんですね💦職業病と言うかなんというか・・

すると再び「ドンッ」と音が💦

夜は暗くて気が付かなかったけど、音の正体はヤシの実が落ちる音だったんです。

てか、あゆさんこの映画のロケに使われた島のある”フィジー”に行ったことあるんですが、宿泊したヴィラのテラスにもヤシの実バンバン落ちてきてビビったことあるんです💦

あれ、『頭にクリーンヒットしたら死ぬでー』と真剣に思いましたよ!(死人が出たと聞いたことは無いけどね💦w)

正体がヤシの実だとわかれば、そりゃバンバン拾いまくりますよね!

そしてココナッツジュースを、、、
ストロー刺して、、、
チュー――っと、、、😙

、、、ってそれはリゾートの話👋!!!

そう言えば隣のヴィラのオーストラリア人の男性、鬼の形相で石持ってヤシの実を叩いて開けようとしてましたよ💦

チャックも岩にぶつけたり石で叩いたり、、
でも石の方が割れちゃったり💦

あ”あ”あ”ーーーーっ!!!
ぐぅそぉぉぉーーー!!!
おらぁーーーー!!


あ!でも幸い石が薄く割れ刃物のようになり結果、無事ヤシの実ミッションクリア!

と思いきや、実の中に実があるマトリョーシカ状態💦
更に岩に叩きつけると「グシャ💦」ココナッツジュース流出😭

でもその失敗から今度は先端に石で穴をあけると飲めると学ぶんですよね~

その後、海辺を探索していると海中を歩くチャックの足からは血が。。。飛行機の中で靴脱いで寝ていたもんね😩

ふと上を向き空を見上げると山の尾根が。
そして下を向くと流れ着いた箱が。
その箱には天使の羽の絵が描かれていました。

チャックは天使の箱を拾った後、着ていた服を破り簡易的な足カバーを作って、さっき見上げた尾根へと山を登りました。

見渡す限り海しか見えない、、、
途方にくれていると下に見える海辺に何か浮かんでいるのを見つけたチャックは慌てて山を下りました。

確認すると海に浮かんでいたのは飛行機の乗員アルバート・ミラーでした。
彼から靴と懐中電灯を取り出しチャックは穴を掘り墓を作り彼を葬りました。

生きるため、何とか葉に溜まった水を飲み、海で魚を獲ろうと取りしますが思うように上手くいきません。

夜、遠く海の向こうに見えた光を見つけたチャックは、夜が明け救命ボートで脱出を試みます。

海は荒れていてとてもじゃないけど超えられそうにない波が何度も襲ってきます💦
チャックはボートから弾き飛ばされ海中に叩きつけられ何度も岩や珊瑚に足がぶつかります

あゆさんもう

ギャー――💦痛いって
うぎゃぁーーーーーーヤバいって💦』
いたたたたたたたたたたっ

今日は相方氏が家にいたのですが、、、

やれやれって顔であゆさんを見ていました😮‍💨

ちなみにあゆさん自分が痛いのは全然平気。注射しててもケガを縫う時でもガン見してられるタイプ😅
5個空いてるピアスも自分で開けました😅
(いらぬ情報w)
なのに人の痛いはホント胃が痛くなるくらい苦手で💦

あ、話逸れたw

それから嵐の日にチャックは偶然洞窟を見つけます。

彼はやっと”生きる為”に拾った荷物を開けてゆきます。
ビデオテープ、ウイルソン製のバレーボール、スケート靴に、網のついたドレス。しかし”天使の羽”が描かれた箱だけは開けずに置いておきました。

あゆさんならとっくのとうに全箱開封済みだったでしょうね💦
何のためらいもなく、、、しかも天使の羽の箱まで🙄

生きて

チャックは"今を生きること"に目を向け始めます。

毎日ヤシの実と小さなカニばかり食べていたチャックはココナッツを削っている時にふと火を起こすことを思いつきます。

、、、てか遅いよーチャックぅ😮‍💨

さぁ!火を起こそう!でも道具ないよ?
そうなった時、あなたならどうしますか?

①木を手の平を合わせるようにくるくる動かす竹とんぼ方式。

②木と木を前後に擦り合わせる高速スリスリ方式。

②火打石になりそうな石を見つけ木の皮や繊維などに火を移す王道ブッシュクラフト方式。


実際②で頑張ってみるチャック、、、なかなか簡単には火が着きません😩
おまけに手を怪我してしまい チャックはブチ切れます💦

『ぐぅわぁーーーーーーっ!!』
『あ”あ”ーーーーーっ!!』

もうその辺にあるもんぶん投げまくって八つ当たりしまくりです💦
(その気持ちめっちゃわかるぅー)

実際ブッシュクラフトの知識が多少でもあれば海岸で火打石になりそうな石拾ったりとか思いつきそうですけどね💦

気を取りなおし腰掛け、ふと横を見るとさっき八つ当たりしてぶん投げた血の付いたバレーボールが。

ん?

チャックはそこから血をぬぐい顔を描きました。

チャックは久しぶりに言葉を発します。

『まさかマッチなんて持ってないよな?』

わわわわっ!
叫び声以来久しぶりにチャックの声聞いたわ😲

そしてその時、一瞬煙が出て、火を起こすには空気足りなかったことに気が付きます。

そして再び空気を取り込むように木を高速スリスリして発火🔥


🔥🔥🔥(≧▽≦)🔥🔥🔥
ヒャッホーーーー―ィ!!!


高く空に舞い上がる炎に狂喜乱舞するチャック🔥ヾ(≧▽≦)ノ🔥

今まで生で食べていたカニを焼きガニに🤩
いや、焼いたら旨いよね~

火を前にして『良い焚火だろ?ウィルソン

チャックにバレーボールの友達ウィルソン誕生の瞬間ですヾ(*´∀`*)ノ

良かったね、、、チャックぅ😭

ある夜ウィルソンと話しながら、自分が見つかるにはテキサス州の2倍の広さを捜索する必要があると判明し救助への希望を失ってしまいました。

そうそう、チャックは事故の前から虫歯が痛んでて、その後悪化し歯茎まで腫れてもう限界に。

もうこうなったら。。。。

スケート靴の刃を虫歯に当てて、、、、、


『嘘でしょ?』
『ヤバい💦イタイって💦』
『いたたたたたたたたっ💦』

『ぎゃぁぁぁぁーーーーーーーー痛いっ🥶』

騒ぎまくるあゆさん💦

チャックは歯が抜けた瞬間気を失って💦
あゆさんはそれを見て気を失いかけました
とさ💦

『絶対一緒に映画見に行きたくないタイプ、、、』
と小声でつぶやく相方氏、、、。

だって痛いんだもん😭


4年後

4年の年月が経ち、チャックは不便なりにも島の生活に順応していました。魚なんて目を瞑っていたって獲れちゃう(嘘💦さすがに目は開けてるけどね😅)

ある時うたた寝をしていると聞きなれない物音が。
外を見てみると仮設トイレの一部の板が潮に流され漂着していました。
それを見たチャックはその板を帆にしてイカダを作ることを思いつきます。

チャックはウィルソンに言います。

『生きるも死ぬも時間次第』
『今何時だか忘れるような罪を犯しちゃいけない』


ウィルソンはチャックが言われたくないことをいつも言っているように聞こえます。

『あぁ!わかってる!わかってるって!爆』

時に声を荒げることも💦

『俺はチャンスにかける!!』

『いつまでもこんなバレーボールと喋ってられるかぁーーー!』

キレれたチャックはウィルソンを外にぶん投げます💦

ふと我に返るチャック。

『ウィルソーーーーン』
『ウィルソーーーーン』

暗闇にウィルソンを見つけたチャックは

『悪かった、ごめんよ、ウィルソン…😭』

良かった見つかって。

水に濡れて消えかけたウィルソンの顏を再び血で描き直すチャック。

『どう?怒ってない?』

どうやら二人は(二人称あってる?😅)仲直り。

別れ

脱出前夜、この島ともとうとうお別れです。

『まだ起きてる?』
『俺もだ』
『怖いか?』
『俺もだ』

気持ちを共有し会話をする二人。

そしていよいよウィルソンと共に脱出の時が来ました。

大きな波を何度も受けながらチャックは漕ぎ始めました。

大きな波が何度も押し寄せてはそれを乗り越えてゆきます。
そしてひと際大きな波が来た時、イカダは帆を揚げてその大きな大きな波を乗り越えることが出来ました。

その後しばらく海を漂流していると、今度は暴風雨に見舞われイカダは骨組みだけに。

ふと目を覚ますとウィルソンがいません💦

辺りを見回すと少し離れた所に浮かんでいるのを見つけますが、手が届かずウィルソンはどんどんチャックから離れてゆきます。
やがて遠く姿が見えなくなっていきます。


チ『ウィルソぉーーーーーーーン😭』
あ『ヴぃルソぉぉぉーーーーーンン😭😭』
チ『ウィルソぉーーーん、ごめんなぁ😭』
あ『ありがとう、ヴぃルソぉぉぉーーーん😭』
チ『ごめんよ、ウィルソン、、、』

チあ『ウィルソォォォォォーーーーん😭😭』
号泣するチャック、、、(そしてあゆさん😭)


ウィルソンは遠く遠くチャックから離れて行きました。

生還

そのまま流されていたウィルソンはとうとう貨物船に発見されます。

”プルルルル”

電話をとったのは恋人のケリー。
ケリーはその電話の内容を聞き失神してしまいます。

彼女の傍らには歯科医の夫と娘がいました。
彼女は再婚していたのです。

4週間後、チャックは飛行機の中にいました。

4年前の墜落事故でチャックは死んだことになっていたこと、葬式や埋葬も済ませていた事を知ります。

そして生還セレモニーの後、会えるはずだったケリーの代わりに現れたのは歯科医の夫。
彼は5年前にチャックの歯を治療したことがあり、今はケリーの夫だと話します。ケリーはチャックの死で精神的ダメージを受け、今度は生還したことで混乱していてチャックとは会えない、そう告げて部屋を出て行きました。

しかし外を見るとケリーの姿が。
歯科医の夫がチャックに会わせることを拒んでいるようでした。

一方、生還を喜んでくれた仲間がパーティーを開いてくれましたが、チャックはどこか違和感を感じているようでした。
食べきれないほどの大きなカニ。(多分タラバw)簡単に火が付く点火用ライター。ふかふかのベット。

懐中時計の中のケリーを見つめながらチャックは考えていました。

愛してる

チャックはタクシーに乗ってケリーの家へ向かっていました。

家の前でチャイムを鳴らせず戸惑っているとケリーが玄関から出てきました。

再会した二人は一瞬抱き合います。

チャックはクリスマスにもらった懐中時計をケリーに返しました。

『家族の宝物は家族が持っているべきだよ』

そう言って。

『あの飛行機に乗るんじゃなかった…』
『あの車から降りるんじゃなかった…』

『ちょっと来て、いいもの見せてあげる』

ケリーが車庫に案内すると 二人の思い出の車が大切に置かれていました。

『あなたのものよ』

そう言ってケリーはキーを渡しました。

『すぐ戻るって言ったのに…』

『ほんとに残念だ』

『私も』

二人はもう一度キスをするとチャックは静かに車を動かし彼女のもとを去っていきます。

見送るケリーの感情は溢れていました。

雨の中彼の名を叫びながら走り出すケリー。

その声にチャックの車が戻ってきました。

『私解ってた、あなたは生きてるって』

『でもみんなに忘れろって言われたの、諦めるしかないって』

『愛してる、、、心から愛してる』

『僕も愛してる、君が思ってる以上に、、』

チャックは助手席に彼女を乗せます。
車を動かす素振りを見せたチャックに

『チャック、、、』

するとチャックは

『帰らなきゃいけない』

そう言ってチャックは車を家の方に向けてゆっくりと動かし始めました。

帆を揚げて


チャックは親友に語り出します。

彼女と結婚しようと思っていたこと。
彼女を失うと思っていたこと。
自分は島から出られない
いずれ死ぬだろうと思っていたこと。

自分でもし選べるとしたらそれは””だと。
でも死のうと思ったけど死ねなかったこと。

『何一つ思うようにならない』

『そうしたら急に力が抜けて
   そして思ったんだ』

『生きなきゃって
  とにかく生きなきゃって』

『息を吸って
   吐いて』

『何の希望もなかった』

『どう考えたってここに帰れると
   思わなかった』

『それでもまた生きた
   息をした』

『そしたらある日、気まぐれな
   潮の流れが僕に帆をくれた』

『僕は帰ってきた』

『そして僕は今メンフィスで君と話してる』

『グラスには氷まである』

『そしてまた…彼女を失った』

『ケリーがいないのが悲しくてたまらない
   でも島では支えになってくれた』

『感謝してる』

『これからどうするべきか分かってる』

『息をして』

『生きるんだ』

『明日も日は昇るんだからな』

『潮が 何を運んでくるか分からない』


後日。

島から大事に持ち帰った"天使の羽"の描かれた荷物を届けるためにチャックは車を走らせていました。

あいにく家主は不在。チャックは”この荷物が僕を救ってくれた、ありがとう”そうメモを残しました。

道を戻り十字路でどこへ行こうか迷っているとトラックで女性が通りかかり声をかけてきました。

『迷ったみたいね?』

『そう見える?』

彼女は道を教えてくれました。

『頑張ってね、カーボーイ』

立ち去るトラックの後ろにはあの

"天使の羽"が描かれていました。

チャックは十字路の真ん中に立ち
真っすぐに伸びる道を一つ一つ見つめます

そして…

彼は一方の道路を見据え、再び"息をして"
"生きる"のです。

少し微笑み、明日へとまた帆を揚げて。

感想

この映画を見てまず一番印象に残ったのは
トム・ハンクスの役作りの素晴らしさ。

だって初めは顔だけ見たって顎肉(言い方よw)がほんのり目立つくらいだったのが
島に漂着してから時の流れと共にちゃんと
変化してゆく。
まぁロバート・デ・ニーロも役作りの為に
毛を抜いたとか、歯を抜いたとか言われて
いるのでハリウッドのアカデミー賞俳優ともなれば珍しいことではないのかもですね💦

それにしても4年後のチャック、バッキバキ
でしたからね!🔥

まぁそれは外見の話で✋

まず、飛行機乗って墜落する確率って0.0009%で、438年毎日乗って1度の
確率だそうで!

まぁ宝くじは80歳までに毎年買ったとして当たるのは0.008%くらいの確率、、、、💦
ってもうようわからんけど、つまりほぼないに近い確率って事です。
墜落事故なんて、チャックの頭の中には片隅にだって全くなかったでしょうね。

もし、無人島にたった一人流されたら。

自分に置き換えて考えてみました!

知識としては「飲み水の確保」「雨風を凌ぐ場所」「火を起こす」「食べ物を探す」辺りなんでしょうけど、そう冷静に淡々と出来るわけないでしょうね。しかも一人ぼっちと考えたらなおさら。

そういやこの映画、飛行機墜落してからしばらく一切セリフが無い時間が結構長かった。

実際一人ぼっちでいると話す事ってないわけで。話し方忘れちゃいそうですよね。

そんな時、貴重な存在”ウィルソン”が登場。

いやぁーーーこれ、想像しなかったなぁ。
無人島に流されて”友達を作る”なんて思い
つかない。

でもこの”ウィルソン”存在があったからこそ、チャックはもう一人の自分と向き合い自分を保つことが出来たんでしょうね。

その証拠に、ほぼ”ウィルソン”はチャックと反対の事を言ってるようでしたね。
でもそれがあったからこそ自分の弱さや迷い恐れを客観視できたと思うし、"ウィルソン"の存在は”もう1人のチャックそのもの”でしたからね。

今回ばかりはあゆさんも勝手にバレーボールのウィルソンに”感情移入
バレーボールのバボちゃんには感情移入したことは一度たりともありませんけどねw

海に流されてゆく”ウィルソン”、、、
彼(多分♂)の存在は本当に大きかった…


まぁ大半の人なら死んでもおかしくない中で、時計の中のケリーや天使の羽にチャックに生きる力を与えてもらってたんでしょうね。

人間は感情のある生き物だけど、動物界では”生きる”と死ぬ”しかないんですもんね。

人間は感情があるが故に「辛い」とか「苦しい」「悲しい」って思いもするけど、「嬉しい」「楽しい」「幸せ」とも感じられる。

そう思うと人間って悪くないな。
"生きる"と"死ぬの"2択よりはいい。

まぁ墜落事故でさらに助かる確率なんて
とてつもなく低そうだし周りは言いますよね。「あきらめた方がいい」「仕方ないよ」流れていく時間の中でケリーは再婚しちゃうけど、仕方ないよね、やっぱ。

チャックの時計はあの日のまま時が止まってしまったけど ケリーの時間は流れ続け止まってはいなかったから。

チャックの墜落事故のあとの大晦日、一人であの箱を開けたんだろうな。。

どうして待てなかったの?
なんて言えないよね。

そうそう、感想でもなんでもないんだけど、
あゆさんこの映画の舞台になったフィジーにある島”マナ島”に行ったことあるんですけど、この映画の撮影時に俳優さん達が泊っていたリゾートホテルと一緒なんです。

キャストアウェイ島へ行こうみたいなアクティビティ当時あったんですけど、結構お高くて行くのを断念したことを 今になって激しく後悔しております。はい🥹

ちなみにその頃はまだ無人島だったようですが、今は何とリゾートホテルが出来ているようで!!またフィジー行ってみたい。。。
ほんときれいな海であゆさん、何感動したかって、イカと泳いだのが何よりの感動だったなぁ(普通は綺麗なニモみたいな魚とか、カメのクラッシュとか言うんやろな?…ってそれもうディズニーやんw)

この映画は単なるサバイバル映画ではなく、どう生き抜くか。
生き抜けた理由はやはり一番はケリーへの
”愛”なのかと思います。
いつもチャックの傍には時計の中のケリーが微笑んでましたからね。

結果チャックはケリーを失う事にはなってしまったけどでも彼女はチャックを愛している事には変わりないし、チャックも言ってましたよね

『君が思っている以上に愛してる』と。

あぁ、愛の形に答えはないんだよなぁ。。。

最後にチャックが言ってましたね。


『どんなことがあっても

    息をして

    生きるんだと。』

『明日も必ず日は昇る。

  潮が何を運んでくるか分からない。』

  

絶望の中 
潮の流れが"希望の帆"を
運んでくれたように…

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