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苦手科目があっても社労士試験に受か

「オールマークシートなのに何でこんなに合格率低いの!?」

社労士試験についてこう思ったことはないでしょうか。

まぁ話せば長くなるのだが、選択式と択一式でそれぞれ科目別に足切りがあって、かつ、総合点も合格基準を満たさないといけないんです。
実に17の合格基準がありまして、それをすべて満たさないと合格できないんです。

択一式は各科目10点中4点取ればOKなので、まだ優しい(?)のですが、選択式は5点中3点取らないといけないので、大変です。
半分以上ですよ?
しかも5問しかないからどこが出るか!という運もあります。
案の定というか何というか選択式はほぼ毎年なにかしら救済が入ります。
あ、救済というのはその年の受験生の得点を考慮して、特別に足切りラインを下げる措置です。
本当だったら選択式は各科目5点中3点ないとNGだけど、受験生全体の得点が良くない場合には5点中2点や時には1点でもOKになります。
そして救済が入るか否か、どの科目に入るのかは合格発表日まで分からないので、試験後はそれはそれは盛り上がります。
何なら試験後の方が盛り上がります。
「選択式で足切りがあるけど、総合得点は大丈夫そう!」という人は合格発表まで眠れぬ夜を過ごします。(大げさ)

ちなみに選択式ですべての科目で3点を取ると総合点は24点になります。
なのでその年の総合得点の合格ラインが25点だと落ちます。
足切りがなくても、落ちます。
そう、足切りがなければOK!という訳にはいきません。
たとえ救済があったとしても、その分他の科目で4点なり5点なり取らないと合格点には届きません。
試験内容もさることながら、合格基準が厳しいことが、社労士試験の合格率の低さの理由と言えるかもしれません。

そのため、

「足切りがあってはいけないのなら、全ての科目満遍なくできないとダメだよね。苦手科目があったらダメだよね。」

と言われています。

う~ん…無理(・▽・)!

実は私は厚生年金保険法が大の苦手でした。
特例?みたいな数字だらけの表!!
生年ごとに段階別に変わるあの表!!
苦手すぎて、まっっっったく覚えておりません!

しかしながら、それでも受かっております。
試験に落ちたことはありますが、厚生年金保険法が原因で落ちたことはありません。
合格した年の厚生年金保険法の得点は、選択式5点中3点、択一式10点中5点でした。
選択式はギリギリ、択一式も足切りラインは4点(未満だとNG)なので、まぁギリギリです。
「苦手科目があっても社労士試験に受かった話」という題名ですが、あくまで、「苦手科目でも足切りにはならなかった」お話です。
総合点のことを考えて、他で挽回できる科目は用意したつもりです。

さて、前置きが長くなりました。
ここから本番です。

苦手科目があっても社労士試験に受かった理由

それは・・・

!絶対に点を取れる得意項目を作ったこと!

一つの科目の中には様々な項目(単元?)があります。
例えば、厚生年金法だったら、被保険者や標準報酬、厚生基礎年金や厚生障害年金などがあげられます。
苦手科目とは言え、全ての項目が分かりません、ということはなかなかないと思います。
科目別に考えるのではなく、バラして項目別に考えました。

①確実に点を取れる項目(1~2割)
②無理!捨てる!覚えない項目(1~2割)
③どちらでもない項目(6~8割)

に分けました。
①と②はバランスが大事!
①が1割なのに、②が2割なのは、バランスを欠くので、せめてトントンになるように踏ん張りました(笑)

私は、個人の給付に関わること、特に生年ごとに段階別に変わるあの表たち!(笑)が苦手だった一方、当時社労士法人で働いていたので、被保険者や標準報酬など会社側の手続きに関することは分かっていました。
だから会社側の手続きに関することが出たときは落とさずに点を取ってやろうという気持ちで勉強していましたね。

本当は苦手科目も捨てる項目もないにこしたことはないですが、どうしても無理なことってあると思うんです、人間だもの。
どうしても無理な覚えられない項目に時間を使うなら、どちらでもない項目(頑張れば覚えられそうって項目)に使った方が効率的だと思いますし、心も軽くなると思います。
そう、省エネな性格なんです^^

社労士試験の勉強をされている方の中には「どうしても苦手!」という科目があるかもしれませんが、1科目くらいなら何とかなると思います。
断言はできませんが、何とかなった人がここにいます(笑)
無理なものは無理!と諦めて他のできそうなことに注力するのも全然ありだと思いますよ^^

※最後にお詫び申し上げます。
一般常識には通用しない方法だと思います。
一般常識が苦手という方は参考にならなく、申し訳ございません。




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