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私が旅に出た理由(気づいたら世界一周してました。)

こんにちは。はじめてnoteを書いています。
私は2022年7月6日~2023年3月21日まで、約9か月間かけて世界一周をしてきました🌎✈️
帰国してみると、「そもそもなんで世界一周に行ったの?」と聞かれることがあまりに多かったので、
私が世界一周に出る決意をした経緯・気づいたら世界一周をしていた理由について言葉にしてみることにしました。

勤続10年で1年お休みがもらえる!?

大学卒業後、大手人材サービスに入社し、がむしゃらに働いて気づけば10年目になっていました。
(ビジネスパーソンとしての紆余曲折や私の思いは是非別の記事で。笑)
産育休もなく10年間1社で働き続けると、それなりに責任や役割も増え、走り続けることに疲れてくるんです。
そんな時知ったのが、「10年勤続すると、理由を問わず最大1年間の休職を認める」という制度でした。
周りは結婚して子供もいたり、役職も背負って働き盛りな年齢。
そんなこともあって1年間(無給で)休みを取る人はほとんどおらず、使われていない実態。
それを知ったとき、「この制度を使うことは、みんなにできなくて、私にできることかもしれない。」と思ったのです。
当時、33歳。当然妙齢女性としてのいろんな焦りや葛藤もあったなかで、この休職制度は私にとって、希望でした。

勤続10年めの貫禄(笑)
Tシャツの文字がHAWAIIだけど仕事してます。

1年あったら、自分は何をしたいか

まず考えたのは、「大好きなハワイで1年間過ごすこと」🌺
これまで10回以上行ってて将来住みたいと思っているハワイ。
1年間ハワイの風と匂いを感じながら過ごせることは、私にとって最大の癒しでした。
けど、長期滞在をするには当然ビザが必要。
就労ビザの取得は難しかったので、残された道は留学。
留学エージェントに話を聞いたところ、語学留学またはロミロミ・ヨガなどの学校に通う学費+滞在費で500万円以上かかるとのことでした💸

大好きなカイルアの海🏖

別に勉強したいことがあるわけでもないのに、ビザのために学費を払うのもなんだかなぁと思い、この方向性は断念。
次に考えたのは、「だったらビザの範囲で3か月×4回に分けてハワイにいよう」ということでした。
ただ、そうなってくると、「なにもハワイだけじゃなくてもいいや。行きたくてまだ行けてないところ、新婚旅行で行こうと思っていたところ、この際だから全部自力で行ってやろ。」という気持ちになってきたのです。

世界遺産の本で「行きたいところ」に付箋を貼る

高校では世界史を専攻し、大学時代に代々木ゼミナールの世界史講師 佐藤幸夫先生主催のインカレ旅行サークルWHATにてアルバイトをしていたこともあり、もともと海外旅行は大好きでした。
社会人になってからも年1~2回は必ず海外旅行に行っていて、世界一周に出る前の時点で渡航国は25か国を超えていました✈️
そこで、改めて「死ぬまでに行きたいところ」をリストアップすべく、大好きな世界遺産の本を買って、これまで「行ったところ」「行きたいところ」に色分けをして付箋を貼っていきました📚
(この作業がもう、旅行オタクには最高に楽しくて楽しくて!)

旅行気分になれるおすすめの本

そうして、旅行先が「ヨーロッパ」「アフリカ」「アメリカ」の3エリアに決まったのです🎊

世界旅行のプロである恩師に相談

その頃、たまたま恩師佐藤幸夫先生と連絡を取る機会があり、1年休んで旅行に行きまくろうとしていることを相談しました。
すると、そこで言われたのは「それ毎回日本に帰ってくるのもったいなくない?時間もお金も。」というまさかの発言。
確かに、特に日本で用事があるわけじゃないので帰って来る必要はない。
けど、そんなに長期で旅をするイメージも湧かなかった。
(これまでは卒業旅行のスペイン・アメリカ・アルゼンチン・ペルー29日間が最長でした)
すると、先生が世界一周航空券を使って一筆書きで旅をすることを提案してくれました。更に、ルートの提案まで笑。
こうして、私は世界一周航空券を使って旅をすることになったのです。

3〜4回に分けて行くつもりだった。

7月~10月の第一弾ヨーロッパ・アフリカ編に出発!

シーズンを考え、最初に組んだ計画はこんな感じでした。

2022年7月~9月 ヨーロッパ周遊
2022年9月~10月 アフリカ(サファリ🐘)・中東
途中降機、一時帰国(オーストラリアやハワイ?)
2023年3月~4月 アメリカ️

とはいえ一度に3か月以上の長旅をできるイメージも湧かなかったので、ヨーロッパ・アフリカが終わったら一度帰国して、
年末年始をゆっくり日本で過ごしてまたアメリカに出発するつもりだったのです。
そうして私は2022年6月末で仕事を終え、7月1日から休職期間に入り、
7月6日に夏服をたくさんスーツケースに詰めて飛び立ちました✈️

楽しすぎて、一時帰国をやめる決断

コロナで2年半のブランクがあったものの、海外旅行の感覚は出発してすぐに戻ってきました。
何一つ危ないこともなく、「日本に帰りたい」と思ったことは一度もなく、何もかもが順調で楽しく刺激的な毎日。
そんな状態でアフリカに入る頃には、予定になかったウガンダ行きを組み込むために後続の旅程を変更し、
さらには「11月に帰国しないで、もっと海外にいたいな」と思うようになっていたのです。

ウガンダ🇺🇬ではアフリカのエネルギーに触れた

幸い、旅の途中ではいい出会いもたくさんあり、友達もできて、頼れる先があった。
お友達の家を頼ったりすれば、滞在の費用もなんとかなりそう。
そうして、一時帰国をせずにそのままぶっ通しでアメリカまで行ってから帰ることを決めました。

気づけば9か月旅行に!帰国したのは3月。

とはいえ11月に一度帰国するつもりでいたので、まず初めにやったことは「ゴメン、帰らなくなった」と家族に連絡。👨‍👩‍👧‍👧笑
当然荷物も4か月分の用意しかして行っていなかったので、一部は日本から来てくれて途中合流する友達に支援物資をお願いしたり、あとは基本的に現地調達しました。(冬服もすべて現地調達!)そうして11~12月をヨーロッパで友達の家を転々としながら過ごすことを決め、そこから「クリスマスと年末年始はどこで過ごそう?」「いつアメリカ大陸に渡ろう?」といった具合でスケジュールの目途を立てていきました。

ロンドンで1ヶ月半お世話になった第二の実家🏠

もともと今回は南米に行く予定はなかったのに、旅人仲間と話していて「私も1月ウユニ塩湖行こっかな!その頃アメリカ西海岸いるから、下りればすぐだもんね」と言った自分にはさすがに驚きましたが。笑
(スケールのでかい女なんかおもた、と突っ込まれました)
あとは途中合流する友達や家族との予定を調整し、最終的にはハワイで家族と合流して一緒に帰って来ることを決めたのです。

グランドフィナーレにはHawaii滞在1ヶ月

終わってみて

旅人にはいろんな背景・スタイル・ストーリーがあるけれど、私はいわゆる「世界一周勢」ともまたちょっと違うんかな、と思ったり。
というのも、たまたま行きたいところを繋いだら便利だったから世界一周航空券を使ったのと、途中一時帰国を辞めたから世界一周っぽくなったけど、もともと世界一周をしようと思って旅に出たわけじゃない。
いちいち帰らずに旅行を続けてしたら世界一周になってました、という感じ。
だから予算感や行き先も、普通の旅行でもなくバックパッカーでもない不思議な旅になりました🌎✈️

2022年7月~9月 ヨーロッパ周遊
2022年9月~10月 アフリカ(サファリ🐘)
2022年11月~2023年1月 ヨーロッパ居候
2023年1月~2月 カナダ・アメリカ・ボリビア
2023年3月 ハワイ(25泊)🌴

終わってみて思うのは、「本当に行ってよかった」ということと、「ぜんぜん一時帰国する必要なんてなかった」ということ。

あそこで帰らない決断をしていなかったらなかった出会いがたくさんありました。

こうして私は、世界一周したのです。

不思議なメンバーでアメリカ🇺🇸ロードトリップ🚘

実際に世界一周をする中で見たこと、感じたことはまた別途記事にしたいと思います。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。

それでは、今日はこのへんで。

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