めかぶ

フォトグラファー / #アニメのワンシーンのような/見てくれた人があの日に戻れるような…

めかぶ

フォトグラファー / #アニメのワンシーンのような/見てくれた人があの日に戻れるような写真をお届けしたいです/毎日18時くらいにTwitter投稿中/Twitterとは違うテイストの写真もあげられたらとか思っています

最近の記事

写真を買いました&写真の買い方

写真を買いましたー!! こちらの作品は2024.5.28(火)- 6.9(日)の期間で東京のJINEN GALLERYさんにて行われていた井上雄輔さんの個展「LUMENS」にて展示されていた作品で、展示を見に行った時から欲しいな〜とは思いつつ口を開けてぼ〜っとしていたわけですが、この度一念発起して購入しました! やっぱり物体として手に入るといいですね〜! 今回は小さめの作品を購入したのですが、両手に収まるサイズ感というのもなかなか良いです。買ってよかった! 井上さんは他のシ

    • エモい写真とは何か

      結論から言うと、人間の存在の気配を感じるが、人間そのものの存在はない、もしくは写っている人間がこちらに興味を示していないという寂しさを感じる写真です。 通常、動物は生きる上で安定を求めます。それは食料不足や異常気象といった生命を脅かす危機を避けるために必要なことですが、高度に発達した動物である人間は、これに加えて生きるという安定のために他者がいる必要があり、誰もいないと不安定な状態になる動物です。 つまり、人間にとって、何らかの意味で不安定な状態というのは、どこか「誰かがい

      • 受け取らず、施さない -もっと楽に生きるための考え方-

        仏教には不受不施派という宗派があります。「不受不施」は「ふじゅふせ」と読みます。 本当の意味は、法華経信者以外からは施しを受けず、施しもしないという日蓮宗の一派の考え方であり、簡単に言うとたとえ時の権力者であっても信者でなければ無視する、みたいな感じです。権力との結びつきを志向していた仏教界では異端な考え方で、非常に弾圧された宗派でもあります。本当の意味はここまで。 この「不受不施」なのですが、文字通り「受け取らず、施さない」意味に受け取ると、生きるのが楽になります。 例

        • 額縁の効果

          絵や写真を展示するとき、現代ではパネル加工やプロジェクター投影等々方法が様々にありますが、それでもやはり額に入れる方法が一般的なように思います。そして額に入れると、作品に額縁がつくわけですが、額縁にはいろんな効果があります。 まず、額縁は視線を作品の奥に引き込み、構図の力を高めると言われています(※1)。写真の構図に額縁効果というものがありますが、人は囲われているものに注意を向けるため、額縁があることで周りと分断した意識が向けられるというわけです。そして注意をひくため、作品

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          心、心うるさいな

          写真学校で学んだ、あるいは教鞭をとった写真家の書いたものをいくつか読んでいて気づいたのですが、どうやら写真を学ぶ上で「写真」の基本と言うのがあるっぽいんですね。と言うのは、複数の写真家が同じことを書いているのに気づいたからなのですが、今回はそれをご紹介したいと思います。 おそらく基本中の基本なのだろうなと思うものは2つあります。 写真に心は写らない 写真から説明的なものを省け おそらく、長らく写真教育の第一人者として教鞭を取られてきた大辻清司氏の影響が大きいのですが、

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          2022年のTwitterにおける「エモい」「アニメのような」写真の定量的解析の試み

          はじめに2016年に三省堂が開催した「今年の新語2016」にて、「エモい」が2位に選ばれた。写真においても、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSを中心としたWeb媒体において、「エモい写真」「アニメのような写真」が人気を集めている。2022年10月9日現在、商業ベースで出版社から発行されているSNSが初出の写真を基にした2022年発売の写真集は5冊あり(「マイ・エモーショナル・フォト」編著パイ インターナショナル 2022、「Twitter発 写真

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          土門拳は安井仲治の何を評価したのか? ー「写真作法」よりー

          生誕120年ということで、写真家・安井仲治の回顧展が、愛知県美術館・兵庫県立美術館・東京ステーションギャラリーの3館を巡回しています。展覧会では戦災を免れたヴィンテージプリント140点に加えモダンプリント60点の合計約200点を展示し、安井の歩みの全貌を紹介しています。 さて、この安井を紹介する際、必ず出てくる文言があります。 それは「土門拳により評価(または再評価)された」という一言。 しかしながら、ネットでちょっと調べただけでは土門拳が安井の何をどのように評価したのか全

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          神戸の元町で写真展「幸福Ange」をやります

          めかぶと野中ひとみさんによる写真展神戸の元町のギャラリーBirdie Photo Galleryにて写真展(2人展)「幸福Ange」を開催します。会期は10/13(金)の15時からスタートです。お相手は野中ひとみさん。素敵な作品と一緒に並べることができて感謝しています。二人がどんな作品を撮っているのかは、SNSをご覧ください。このページでは、主にめかぶの作品についてお話ししていきます。 作家SNS 【めかぶ】 X、Instagram 【野中ひとみ】 X、Instagram

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          【PR】ガストンルーガとニコンがコラボしたカメラバッグ「GL X Nikonスペシャルコラボバックパック」レビュー

          今回は、スウェーデンのバッグメーカーであるガストンルーガ様と、言わずと知れたカメラメーカーニコン様がコラボしたカメラバッグ「GL X Nikonスペシャルコラボバックパック」をガストンルーガ様からご提供いただきましたので、そちらのレビューをさせていただければと思います。 ガストンルーガの特徴である防水性と機能性、都市生活やアートからインスパイアを受けたデザインを持ち合わせたモデルで、都市生活に適した多目的でエコフレンドリーなバックパック。耐水圧16000mmを誇る防水性に優

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          【PR】ガストンルーガ「トーテ」-2WayスタイルでPCも入る使いやすいバッグ

          ブランド創設時からサステイナブルな取り組みを大切にしておられるガストンルーガ様から、バッグ「トーテ(ブラック)」をご提供いただきました。 北欧・ストックホルム発のブランド「ガストンルーガ(GASTON LUGA)」の「トーテ(ブラック)」。 街に行って撮影してきましたので写真を交えながら特徴や使いやすさについてお話しできたらなと思います。 バックはバックパックにもショルダートートバッグにもなる設計で、自転車に乗る時はバックパックで、街を歩くときはショルダートートバックで

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          手持ち花火撮影のススメ

          花火シーズンですね。 全国各地で花火が行われています。 花火、写真に撮りたいな〜って思うことも多いのではないでしょうか。 ただ、花火撮影はハードルが高くて、まずスマホだとうまく撮れない。よくSNSなどで上がっている花火の写真は三脚+カメラで撮られているのですが、シャッタースピードが長くないと火花が伸びていく様子が撮れないんですね。そして純正のスマホのカメラアプリではシャッタースピードを自由に長くできない。そして長くできたとしてもシャッタースピードを長くするとブレるのでなんか

          手持ち花火撮影のススメ

          視力0.5のメガネを作った話

          最近メガネを新調しました。 私は小学校の頃から超が付く近眼で、ずっとメガネ生活を続けており、メガネがないほうが気持ち悪いくらいになっているのですが、せっかく体の一部になっているのだからもっとお金をかけてもいいのではと思い立ち、結構良いメガネにすることにしました。 そうしてブランド品のフレームを扱うメガネ屋さんに行ったのですが、そこで視力検査をするとき、衝撃的な言葉を言われました。 「今のめかぶさんのメガネは見え過ぎです」 えっ、見えすぎなんて言葉があるのか…? 視力なん

          視力0.5のメガネを作った話

          Still Life

          ヴィッセル神戸の試合を見に行ってきました

          2023年4月9日J1第7節ヴィッセル神戸対アルビレックス新潟の試合を見に行ってきました。試合はVARによるノーゴール判定もあり0−0で引き分けでした。 写真を撮っていて、ノエビアスタジアムの前の方だと正面は200mmでも長いとかゴール前は400mmで狙うとすぐ選手視界からいなくなってまじプロの人すごいとか色々わかりました。 イニエスタ選手の現役が見られたのは結構感動しました。 せっかくなので写真をあげます。

          ヴィッセル神戸の試合を見に行ってきました

          遺された人として

          2023年の3月18日、叔父が亡くなりました。 叔父とは親戚間の中では結構仲がいいほうで、叔父の感性が結構若かったのもあって、幼いころから仲良くしていました。父親がどちらかといえば習うより慣れろタイプの人だったので、かわりにいろんなことを教わった記憶もあります。ちょっとやんちゃだったので親戚間の評価があまり高くなかったのですが、個人的には好きでした。 叔父は写真が好きな人で、特に野鳥の写真を撮っていました。私には野鳥の写真はよくわからないのですが、魅力を熱く語っていたよう

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          写真を買った話

          写真を買いました。 この写真は、System of Culture(SoC)さんの作品で、去年上野の森美術館のVOCA展で作品を見た時から一目惚れして、SoCさんの作品欲しいなあと思っていたのですが、ひょんなことから購入する機会に恵まれて即決。今では部屋に飾られています。 ちなみに、VOCA展で見て私が一目惚れした作品はこちら。 絵画と写真をつなぐ、と書かれていますが、まさにそういう作品で、一見して普通に見えるけれど、実は遠近法とかが緻密に考えられている。普通に写真を撮る

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