109回国家試験を終えて感想とこれから国試を受ける人たちへ

初めまして、あやてゃといいます。主にX(旧Twitter:@Ayatyanaaano)でまとめや問題を投稿しています。
109回薬剤師国家試験の受験が終わりましたので、感想と結果及び今後110回以降の薬剤師国家試験を受験する皆様へ少しでも参考になればなと思いこの記事を書かせていただきます。

①109回薬剤師国家試験の感想
②自己採点結果
③ 今年度の模試結果とやってきた勉強
④110回の対策について主観を交えて

の4本を軸にお話します。


①109回薬剤師国家試験の感想


(試験中)└(՞ةڼ◔)」!?!?!?!?!?!?









改めて109回受験された皆様お疲れ様でした。
模試は本番のように、本番は模試のようにとは言われているものの本番は模試とは次元が違うプレッシャーと緊張感がありました。試験期間中は全然寝れず4時半〜5時ごろに目が覚めるほど身が引き締まってました。半端ない緊張感の中で見たことない問題を解いていくあの感覚はもう2度と味わいたくないものです。以前の国試とは違い出題傾向がガラリと変わっていたので受験中はかなり難しく感じられました。特に実践に関しては導入がかなり長く1問1問ボリュームがあり重い選択を迫られ続ける感覚に襲われていました。模試や過去問を解く時は時間が余っていましたが、本番は一通り解き終わるのが終了10分前でマークの見直しをして終わりと余裕がなかったです。


②自己採点結果

⚠️注意⚠️

※ここから先は点数及び今年度の模試結果を公開しますので、見たくない方はお戻りいただくことを推奨します※






















公式の発表ではなく、あくまでも自己採点ですので多少前後すると思いますが、必須:78 理論:76 実践:114の計268点でした。
2/20 17時頃時点で1300/11000位の立ち位置です、ひとまず安心と言ったところでしょうか。
マークミスをしていないかとか受験番号ちゃんと塗れたかなとか禁忌肢を踏んでいないかなど不安は尽きませんが、3/19に合格できていることを祈ってます。


③ 今年度の模試結果とやってきた勉強

上記で自己採点結果を開示しましたが、この点数はどれくらい、またどのような勉強をした結果であるかを今後勉強するにあたって1サンプルとして参考にしていただけたらなと思います。

まず勉強を始めたのは5年の9月ごろ(実習終わり)からでした。とはいうもののこの時期にやっていた勉強が大きく影響したかといえばそうともいえないのでこの時期やっていたことはおおまかに書かせていただきます。
過去問をみてもどの科目の何を聞かれているかもわからない状態でしたので、何について問われているのかはわかるように青本をひたすら読んで学習していました。特に理解に時間がかかる物化生に注力した記憶があります。5年の秋から始めましたが6年からスタートする人も最初は勉強スタイルの確立から始まると思いますので、読者様の中で時期をずらし、照らし合わせていただければ幸いです。

6年生の春頃、卒研が終了するまでは青本を読み続けていたと思います。そこからは夏休みが終わるまで青問を1周すると決め死に物狂いで問題を解き始めました。やってみるとわかりますが、約3ヶ月であの量に目を通すにはかなり苦労しました。ちょうどこの時期に108回の過去問も通しで挑戦した覚えがあります。

青問を1周解いて夏休み明け9月半ばの薬ゼミ統一Ⅰの結果がこちらです。

必須:72 理論:35 実践:95 計202
上位約22% B判定

でした、今思えば余裕のあるスタートを切れたかと思いますが、当時はあれだけやって200くらいなのかと落ち込んだ記憶があります。あれだけ頑張ったのだからもっと取れるだろうと思うことがあると思いますが、目の前の点数が結果です。ちゃんと受け止めて何がいけなかったのか、どこが理解できてないのかを分析して行くことが大事です。

その後は過去問を1日1科目ずつ1年分を約10日かけてこなしていくようになりました、青問でもよかったのですが、青問は分野ごとに固まっているため、最初の数問がわかってしまうと残りの問題も理解せぬままなんとなくで解いてしまっていたことに気づき、様々な分野から構成される過去問が今の自分には向いていると感じたためです。どうしても理解できない範囲は飛ばしていたりしていましたが、過去問で躓いた分野は随時青本に戻って復習するサイクルを繰り返し、弱点分野をなるべく作らないような努力をしました。

過去問に移行してから10月半ばのメディセレ統一Ⅰの結果が

必須:70 理論:58 実践:106 計234

11月半ばの薬ゼミ統一Ⅱが

必須:68 理論:57 実践:98 計223
上位約22% B判定

でした。この時初めて合格目安の225点とはどれくらいなのか実感できるようになりました。
今後模試を初めて受けられる方にお伝えしたいのですが、この225点という感覚は早めに掴んだ方がいいと思います、もちろんタダで掴めるものではないですが、この感覚が本番でも非常に大事になります、どれくらい正解したらいいのか、またどれくらい切ってもいいのか、どの問題に時間を割くかを肌感覚で計算できるようになると臨機応変に対応できるようになるので戦略の幅が広がります。

12月は卒試があったのでその対策を中心に再度青本や大学のレジュメを読んで弱点の克服に努めました。
12月末にメディセレ全統Ⅱ、年が明け1月半ばごろに薬ゼミ統一Ⅲがありましたが、この時点で過去問7年分(必須は10年分)触れており、その結果が

メディセレⅡ
必須:71 理論:60 実践:109 計240

薬ゼミⅢ
必須:73 理論:76 実践:106 計255
上位約12% B(紙面A)判定

でした。過去問さまさまですね。順調に点数伸びていました。

それから本番までの1ヶ月は直前講習や山掛けを受けたりしていましたが、今までやっていた弱点の補強よりは解ける範囲をなるべく落とさないような守りの勉強に切り替えしました、みんなが取れる問題は落とせないですし、国試は満点を取る試験ではありません。得意な範囲でも当日わからなかったら切る選択肢もでてきます、なるべく点数のロスがないよう意識しながら復習を行っていました。


結論、教材は青問でも過去問でも構いませんが、自分が合う教材を決めて使い込むのがいいと思います。青問も過去問も一通りどちらとも目を通しておくに越したことはないですが、弱点分野がはっきりしている場合は青問を、特定分野ではなく問題により弱点ムラがある方は過去問をおすすめします。
また青本も一通り目は通した方がいいです、全部を読み込んで暗記する必要はないですが、問題を解きながらどの青本のこの辺にこんなこと書いてあったなと思い出せるくらいには擦った方がいいです、復習のスピードが段違いですし、冬など最後の時期は青本のすみに書いてあったことやコラムレベルも模試で普通に出てきます。
最後に勉強は意外と時間がかかります、青本を読み終えるのも過去問を理解するまで解くのも、1日理論を10問解いて理解するのも想像以上にきついですし時間もかかると思います。やっていくうちに国試が求めてくるレベルが見えてきます、敵の強さを真に理解するのは早いに越したことありません、敵の強さもわからないまま挑むより、わかった上で対策できるのは天と地の差があります。敵を理解した後で、これだけやればいいのだからと残りの日数と相談してペースを落としても構わないと思います。プレッシャーに潰され勉強に手がつかなかったこともありましたが、実際勉強時間だけで言うと夏までは9〜10時間していましてたのが11月以降は一日6〜7時間くらいでした、同じ時期に勉強している周りの方たちと比べると少ないと思います。
何から始めたらいいのか様々な問い合わせをいただきますが、とりあえず最初はひたすら死に物狂いで限界を感じるまでやってみてください、そこから見えてくる世界が絶対あります。
限界を超えた先で再び勉強法について躓くことが出てくると思いますがその時はいつでも相談にのります。
あ、あとポモドーロ法がおすすめです、知らない方は調べてみてください、アプリもありますが25+5のサイクルだと短く頻繁に休憩がくるのでyoutubeの50+10版でやってました。
(追記:登下校中や散歩中など、あれなんだっけなとか自分の頭の中で自分に勉強したことを説明したりスキマ時間に頭の中で復習を試みてたりもしてました)

以上長くなりましたが、一年の推移と勉強についてです、本番268点も模試の結果もどう思うかは任せます、全ての人が僕と全く同じ推移をするわけではありませんので、こんなサンプルもあるんだなと思って参考にしていただけると幸いです。
最後にもう一度言いますが最初は問題を読んでどの分野のことを言っているのかすらわからない状態から始まりました、やればできます、できないと思うと本当にできません、できないのはできないと思い込んでる自分が原因です。嘘でもいいからできると思い込んでください。それと勉強量と成績は比例じゃないです、耐え続けた先に急に上がる時がきます。


④ 110回の対策について主観を交えて

109回は非常に臨床に特化した内容になっていましたが、おそらくこの傾向が続いていくと予想してます。これから実習に行かれる方は苦労してでも自発的に取り組んでください、余裕がある実習ではなくしんどいと思うくらいがいいです。
実習での経験が国試でかなり役立つと思います。
また新6年生たちは実習が終わったかと思いますが、今一度やったことを思い出しながら今年の実践問題を解いてみてください、今後、勉強するにあたってどういう目線で学習するか着眼点が見えてくるはずです。それと思考力が求められる問題が増えたように思います。普段から短時間からでもいいので集中するときはしっかり集中するといったメリハリのある頭の使い方をするなど、ガス欠にならないように鍛えておくといいかもしれません。


最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました、国家試験もまだ合格したわけではありませんので、こんなことを言うにもおこがましいですし、拙い日本語ですので文章も読みづらかったかもしれませんが、何かしら参考になっていただけたらと思います。


あやてゃ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?