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タッチタイピングを上達させるには?


はじめに

世の中では、進学や就職の移り変わりで急に要求される事柄というのがちらほら存在したりします。

女性では学生時代から社会人になった際の化粧の必要性、また普段着用する衣服もその移り変わりによって急に変化を求められたりします。

そして、ここ近年で急に発生したその手の暗黙の要求の一つとして『タッチタイピング』があります。私の大学時代ではいきなりワードやメールの文書の打ち込みのスキルを要求されましたし、社会人になってからは業界によってはタッチタイピングはほぼ必須スキルとなっています。

しかし、小学生時代の九九や、その他常識的な知識として叩き込まれるものと違い、おそらく私達は「タッチタイピングの訓練」を義務教育で受けていません。(現在の義務教育のカリキュラムの内容がどうなっているかは私個人では把握できていませんが…)

幸い、私は小学生時代に『クムドールの剣』というタイピングゲームソフトをプレイできる環境があり、それを最後までプレイしたことで現在もタイピングは特に不都合なくできていますが、そういった機会が無かった方にとっては、先ほど説明した現状につらい思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

クムドールの剣』(クムドールのけん) は、1991年にアスキーから発売されたPC98シリーズ用のコンピュータRPG形式のタイピングソフトである[1]。最初は開発者の椿道明個人の作品として発売されたが、好評だったことからアスキーから発売されるようになった[1]。タイピングゲームの黎明期の作品であり、本作でブラインドタッチを習得したプレイヤーも多い[1][2]

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%89%A3
クムドールの剣1


クムドールの剣2


このゲームが素晴らしかった点は、RPGというじっくりと長時間かけてプレイするゲームジャンルと徐々にタイピング習得をするという点が上手くマッチし、無理なくタッチタイピングを習得できる点にありました。

現在では様々な理由によりプレイすることが困難になってしまいましたが、タッチタイピングを習得したい方にはぜひともオススメしたいゲームです。


そもそも、何故私がこの記事を書こうかと思ったかという、その理由ですが、タッチタイピングの習得に際し、やたらとスパルタな指導を受けたり、無理な訓練で自分を追い込むようなことをしている方へのメッセージ的なものを記しておきたかったというのが大きいです。

そもそも、何かの能力を身に着けたり、手に職をつけるとなった場合、よほどの高難易度の資格の取得などでない限り(もしそうであったとしても、私の持論が通用する可能性は大いにあると思いますが)それを生活の一部に無理なく溶け込ます必要があります。そして、特に長期間にわたり継続するとなった場合、無理をすることは(精神的にも体力的にも)できないものなのです。


今の時代、キーボードで文字を打ち込むという技術はPCの使用が必要となる仕事をする方であればほぼ必須スキルである、という風潮が存在しているフシがあります。

そしておそらく、これは例えば言語学習などでも同様ですが、その能力の習得を急ぎたいがために、とにかくやたらと自分を追い込むのはマイナスの面が多いというのが個人的見解です。

では、何かを継続するためのコツは何か?それは「楽しむこと」「それが安心してできることが保証されていること」だと思います。



楽しむこと

もはや月並みの言い回しではありますが、ある能力を高めたいのであれば、それを楽しみながら続けることが重要です。本記事のメインテーマであるタッチタイピングの能力を高めたいという場合であっても、楽しみながら続けていくことを是非とも推奨します。

巷に存在するタイピングゲームは、そういった意図で制作されていないものも中にはあるのかもしれませんが、訓練せずにいきなり実戦をさせられるようなものが多いような印象を受けます。

また、ただひたすら文字を打ち込むゲームの場合、やはりどうしても飽きが来たり、継続する理由を見失いがちになってしまいます。

そういった意味でも、RPGとタイピングを見事に融合した、先ほど紹介した『クムドールの剣』は非常に素晴らしいゲームでした。RPGの性質上、「ゲームを最後までクリアする」という明確な目的があり、それがそのまま継続する理由になるからです。

ただ、現在はそのゲームをプレイすることは困難になってしまいました。しかし実は、クムドールの剣ライクのフリーゲームが存在します。こちらは私は未プレイなのですが、もし興味があれば是非プレイしてみて下さい。(いろいろなサイトやプラットフォームで紹介されていますが、下記ではSteam版を紹介しておきます)

もし、こちらのゲームの他にオススメのタイピングゲームをご存じの方がいらっしゃいましたら是非教えてください。



安心してできること

なにかの能力を習得する習慣というのは、自分とひたすら向き合う作業を伴い、それが周囲の人の目にやや排他的に映ることがあります。そのせいで他者と疎遠になったり、最悪の場合は標的にされたりと厄介事に巻き込まれることも稀ですがあります。

つまり、能力を高めるための活動は『自分がそれを安心して継続できる』ための環境、状況を作り上げておく必要があるのです。それが不十分だと、能力を磨く行為に邪念が入ったり、集中できなかったり、徒に時間を奪われたりするため、実は馬鹿にできない準備なのです。

私達は人生において実に多くの人と接触し、色々な経験をしますし、これからもしていくでしょう。その際に「新しいことを始めたときに、周囲の人に好意的な感情以外の感情を察知した」経験は皆様にもあるのではないでしょうか。

「え!?お前がそれを始めるの!?やめとけよ!」
「そんなのアンタのガラじゃないよ」

といった、余計なお世話なのか、ただ邪魔をしたいのかよく分からない反応をされることもあるでしょう。タッチタイピングのみならず、何か自分がこれについての能力を高めたい、これを続けたいとなったとき、この手の反応に対処する手続きというのはとても重要です。

なお、おそらくそういった方々がそういう言動をとる最大の理由は『自分とその人の関係が、その活動を始めたことにより大きく変わってしまう可能性がある、と考えている』からだと思います。

そういったいわゆる「おせっかい」に縛られてしまうと人というのは行動に移すことが非常に難しくなってしまいます。そして、そのような理由でやむを得ず何かを諦めたという方は世の中にごまんといるはずです。


ただ、もしそのしがらみを上手く回避できる可能性があるのであれば、是非タッチタイピング、もしくはそれ以上に別のなにかを始めてみてほしい、というのが私の個人的な考えです。(ただし、私はそれに対し一切責任を取ることはいたしませんのであしからず)



さいごに

ここまで読んできて「あれ?タッチタイピングの上達に必要なことは?」と思われた方もいるかもしれません。まず前提として「楽しむこと」「安心してその活動が続けられること」です。

それがクリアできたのであれば物事というのは勝手に進み、例えタッチタイピングであってもそのスキルはどんどん向上するかと思います。まずはこれら2つの点をクリアして下さい。

また、自分の人生を自分で決定することの喜びを知ると、人というのは勝手に成長をしていきます。それは専門的なスキルについても同様です。

もしこの記事に共感いただき、自分の人生を変えていきたいと少しでもお思いになれたようであれば、是非この記事をきっかけに、色々なスキルを習得する『気概』を少しずつでいいので身につけ、ご自身の人生をより良いものにして下さい。


※以下は、タイピング速度を計測できるサイトと、そこで私が腕試しをした結果です。ご参考までに。

ちょっと焦って何個かミスりました……


これでこの記事は終わりです。最後までお読み頂きありがとうございました。

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