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相手をコントロールするのではなく、尊重していきたい

歳を重ねるほど培ったものが大きくなり、他人に合わせるのが難しくなる。一人で生きていくためのプレッシャーの中、絶妙なバランスで辛うじて立っている。今ここで手放せるものはないし、増やす余裕もない。
だからパートナーとは、現状維持がいいとの本音を隠した「尊重をし合う」という選択肢を選ぶ。
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仕事においては誰にも批判も中傷もされず、望むように能力を発揮できて、自己実現をした結果、求めるような評価が得られる。目的地まで自分の周りには称賛する人しかいない。そんな環境で相互に尊重し合えるのが普通。私はそう思っていた。なぜなら、それが会社の存続に繋がるから。

しかし、現実は、望むように能力を発揮できることなんて運次第だし、仮に成果を得ても横取りされることもある。能力と評価は合致しない。
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そんな中で、今日も出社できるのは、家族や友人が何も言わず、深入りしないでいつも通り「おはよう」「いってらっしゃい」と言ってくれるから。

また逆も然りで、家族や友人とギスギスしても悲しみに沈まないのは、毎日の仕事によって次の世代に残さないといけないものがあるから。

若い頃は「仕事だけに生きたい」と思っていたが、仕事だけで元気を保ち自己実現し、喜びを得るなんて到底無理な話。全部あるから際どいところで心を保って、元気でいられる。
だから今持っているものは全部なきゃいけない。
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仕事で成果を出したとき、理不尽な異動になったとき思う。働くことは、家族や友人と過ごす時より満たされるものではないと。
ただ仕事により生殺与奪の権があるから、家族や友人に依存しない。そして、お互い見えない何かを抱えているのを知りながら触れずに、分かり合う尊敬するというバランスで保っていける。
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私は、婚活相手の「仕事を辞めて」「仕事しながら追加で家事して」のいずれの要求にも応えられない。
二人の関係性の行末が働く形態の変化に繋がることがあっても、相手の欲を満たす結果が仕事形態の変化にはなりえないのだ。
それは、全部の存在のバランスが私を創っていて、どれも欠くことが出来ないから。
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誰が分かってくれなくてもよい。ただパートナーには知ってほしい。それは、ずっと一緒にいたいから。

全部があるから自分なんだよ。
それは誰かがコントロールし得るバランスではないから、お互い尊重していけないだろうか。

私も大事な人の今あるものを一緒に大事にしていきたい。

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