あやとりりい
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イチョウに乗せた伝言
【あらすじ】300文字
晋太郎が誘えば誘うほど千花は逃げる。しかし「今日こそは」と決めていた。
千花は「今日こそ危ない」と感じていた。逃げれば逃げるほど晋太郎は溜まった欲を拡大させて付いてくる。
そしてあの出来事が起こった。
あの出来事から3ヶ月。千花の姉、千秋が部屋を出たその日、追いかけるのが千花に変わった。晋太郎の姉、律子が運転する車でどんなに逃げても追ってくる。千花が感じていた「怖い
信頼が消えたら、言葉は通じなくなる
「司会をしながら議事録作成は大変だと思うから。」
委員会での業務の一環として、議事録作成があるが、それを若手に振られる。この時、素直に自身の業務を軽減してもらい有り難いとの思いを抱くことが出来なかった。
人の仕事を獲って自身のチャンスの場に変えたい魂胆があるのではないかと感じるのだ。例え同僚が私のためというパターナリズムに裏打ちした業務分担を行ったとしても、私には嫌がらせにしか見えない。
なぜなら
2人きりだから上手くいく関係、2人きりだと上手くいかない関係
デートの時にはいつも彼氏の友達がいて、何故か3人になる。3人も楽しいけど、私は彼氏と2人で過ごしたかったから、その思いを伝えて翌日は数カ月ぶりに2人で過ごした。
とてもつまらない。
会話がない、続かない、お互いの目を見ない。だから、いないはずの
「◯◯君、今日どうしているのかな?」
と振るしかない。
この時点からいないはずの◯◯君が2人の間に存在してしまう。
「りりいが来るなって言ったんじゃん。家
「その人しかいない」という思い、分かるから
「酷いことされて別れたんでしょ?」
「元彼と仲良くする必要ある?」
彼と別れた直後は、そんな言葉をよく言われたが、私にとって彼の存在は「別れた」とか「付き合っているから」とかではない。私のメンタルの安定には彼が必要で、毎日を楽しむ相談相手としても彼じゃなきゃダメだったのだ。
友達だとか、恋人だとか、そんなカテゴリーは分からない。ただ、頭の整理をして気持ちを安定させて、適切な判断をしてあるべき場所で
情は人の為ならずといえども、見返りがなくては続かない
困っている人を助ける、
例えば、声をかけてきた見知らぬ人の道案内をしたり、
同僚を仕事を引き受けたり、
気が進まない飲み会に行ったり、
きっといつかその得は、巡って自分に返ってくるから、労力を一方的に注いでも「仕方ない」と、いい人になりきる。
しかし、恩は仇で返ってきたり、自分の労力が届いていなかったりする。
情は人の為ならず、巡って返ってくると思うから、優しく出来たり、過剰に注いだ優しさへの
やってもらって当たり前はないということに気が付いた
役職が上とか下とか、勤続年数が長いか短いかとか、年齢がどうか、そういうことではない。
ただ、相手とともに仕事をしていく上で何が必要か。どっちが上下ではなく、共に成果をあげる仲間として、人付き合いをしていく。
結果として、自然に「ありがとう」「お願いします」との言葉が出るようになった。
そうすると、日常でも誰かの労力に対して、成果は関係なくありがとうと感じる。
美味しくない料理にも、
イマイチな
ずっといていただきたかった
有り余る才能があるのならば、如何なる努力も惜しまず、使い尽くすことは、自分のためではない。
もはや、才能を持って生まれた人の社会的使命だと私は思う。
ただ、それでも、本人が活躍するために必要な健康を維持できる熱は使い切らないで欲しいと、願わずにはいられない。
……………
かめはめ波や元気玉を生み出すパワーは如何ほどのものだったのだろうか。日本だけにはとどまらず、世界を圧巻し、みんなが大好きな悟空
選んでいるようで、決まっている。だから無理して状況を変えようとしなくてよい。
特注するコードバンの靴は、複数種類のデザインから選ぶ。好きなものを残すと、後は6種類程度になった。「絶対欲しい。」と思う靴もあったが、歩きやすい、染みができにくい、ヒールの高さを考慮すると、たった一足しかなかった。
私の下に来るべき靴は、選んでいるようで、決まっていた。必要なのは、自分が歩きやすい靴の要件を知っておくことだけ。
…………
どこの大学院に行くか。
私立も考えたが、定期試験と受験日程
有名人だから許されるかどうかではなく、実行行為を行ったかどうかで判断して欲しい
「りりいちゃんは来ないで。」
当時、Y社で芸人のマネージャーをやっていた友人が、招待席でお笑いライブ観戦をさせてくれた後、食事会の前に私を帰す。
「何あるか、考えて。美味しいご飯食べて終わりってあると思う?」
と。
この時、VIPでも、ただのファンたる市民を餌食にすることがあると知る。
……………
仕事の会合で知り合った某テレビ局のアナウンサー。懇親会の時に、突然私の両胸をつつき始める。
「辞め