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2022年のはじまり: 私は私に期待することにした

きっと今年はどこかで海外旅行にも行けるし、直接友人にも会えるようになるし、オフラインのイベントもまるでコロナなんてなかったかのように再開するんじゃないか(ハイブリッドだけど)、なんて希望を持ちながらはじまった2021年は、ほぼコロナと共存しながらあっという間に終わりました。

その間、私の仕事はありがたいことに順調でした。2014年にくのいちをたたんでから久々に独立して会社をはじめ、最初は自分が誰の何の役に立つのかも理解していなかったけれど、周りの人が私に何を求めてくれているのかを理解しはじめたおかげで、自分の中のどこの引き出しを強化していけば良いのかがよくわかるようになってきました。

元から誰かに指示されることが嫌いで、自分がやりたいことには頭も手先もフル回転するけどそうじゃないことには全く動かない。指示されるのは嫌いだけど、きっとこうして欲しいと思われてるんだろうなという期待に対しては極度に敏感。だから、期待されているだろうことを先回りしてやることに重点を置く。仕事や人付き合いのスタンスは、相手から期待される自分を突き詰めていくことでした。

そんな自分は嫌いじゃない(むしろ大好き)だったけど、こうやって独立すると、日常で連続的に私や会社に期待し続けてくれる人は少なくなる。自分ががんばっているのか、貢献できているのか評価がしづらくなる。全部が自分の責任と管理の下で動いていく状況は、大きな自由と幸福が手に入るけれど、到達点も指標もない、変な孤独感との戦いでもあります。

なので、私は私に期待をしようと、おととし2020年の後半に、ふと思いました。

私って自分でどうありたいんだっけ?どんな方向に進みたいんだっけ?そんなことを真剣に考えている時間は正直今まであまりありませんでした。
周りから期待される自分の立ち位置、仕事、きっとこういう私であって欲しいんだろうなと思うことを先回りしてやり続けてきた結果、今の自分になっている気がします。私には中学校の時に結構大きないじめを受けた原体験があって、客観的に見て自分がマイナスに思われていないかをすごく気にしたり、嫌われたくないから相手が期待していることを先に先にやるというクセがあります。それが結果、幸せなことに、今までの(自分的には)うまくいっている状況につながっている気がします。

けれどこの時折襲ってくる変な孤独感を解消するには、私が私自身にちゃんと期待をかけていかないといけないと思うようになりました。そうしないと、自分がどんどん怠けていってしまう。仕事はありがたすぎる程させてもらっているけれど、それでもこの変な孤独感は時々無性に襲ってくる。結局、自分を律することができるのは、ちゃんとした組織やロールモデルがほとんどいない中では、自分しかいないわけです。そんなことに今更ながら改めて気づきました。

ロールモデルがほとんどいないなら、自分がロールモデルの一人になればいい。今までの恩恵を糧に、自分で力をさらにつけて、世の中の誰か一人でもいいから、「私みたいな人がいて良かった」と思ってもらえる私になっていきたい。

だから私はこれからの私に期待することにしました。

これまでも強くて優しい人になろうとずっと思ってきたけれど、自分に自分でプレッシャーをかけて、強さをもっと膨らませていきたいと思いました。去年は自分の考えを言語化するのが極端に苦手だったのを、勉強することで克服していきたいと思いMOTで学び始めました。期待されていなかったら怖いので相談されなかったら反応しない、という人付き合いのスタンスを、困ってるかな?滅入ってるかな?と思ったら自分から話しかけてみるスタンスに変えはじめました。特に2つめの方は私にとってはとても勇気のいることだけど、今のところは大丈夫みたい。多分。

2022年は今のMOTを修了して、4月から別の大学院でMBAの学びに入ります。仕事も今より増やして、私やカラフルを必要としてくれる人とダイナミックかつこつこつと真剣な仕事をしていきたいと思います。

あとはたくさんの人達と会いたい。私と話すことでちょっと元気が出た、勇気が湧いたという人が少しでも増えるといいな。


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