初めての妊娠で稽留流産した話

数年前、稽留流産になった話です。

結婚して結婚生活が数年過ぎた頃、妊娠が発覚しました。
夫と2人でお互い子供は欲しいね。とは言っていたものの、具体的な妊活の話などはなく気づけば数年経ち、そろそろ本格的に妊活しようと決意した矢先でした。
なんと、妊活開始してすぐに妊娠が発覚。

妊娠が発覚した日は、なんとなく気持ち悪く様子がおかしいなと思ったのがきっかけでした。元々生理不順だったので生理が来ていないという事はわからず。
でも、なんとなく妊娠?かも?と思い、半信半疑で妊娠検査薬を試してみました。
すると、陽性反応が!
初めてのことだったので慌てまくって検査薬を2回試しました。笑

そんなこんなで、妊娠がわかった私。
妊娠と分かった瞬間からつわりが本格的に始り、これからの日々に期待を膨らませていました。

その翌日、産婦人科へ受診して赤ちゃんの様子を診てもらうことに。
妊娠はしているようですが日にちが浅いようで、心拍を確認する事はできませんでした。そして厄介なのが、生理不順のため赤ちゃんが何週目かがわからないという事。
仕方ないですが、様子を見る事になりその日は帰宅。
日にちを開けて数日後、再度産婦人科へ。
しかしその日も心拍は確認できず。
赤ちゃんは育ってはいるようですが、成長が遅いかもしれない・・・。との事。
念のため血液検査をしてその日は帰宅しました。

また後日、産婦人科へ向かいます。
心拍が確認できるのって結構時間かかるんだな。と呑気に考えていた私。

しかし、この日もお腹の赤ちゃんは順調に育っている様子がなく。

この時、稽留流産という言葉を初めて聞きました。

初めての妊娠にドキドキワクワクしていた私は天国から地獄へ。

稽留流産の場合、手術をして取り出すか自然に出てくるのを待つのかどちらかを選択できます。
悩んだ末、私は手術を選びました。

稽留流産は悲しいもので、お腹の赤ちゃんは育っていないにも関わらず、つわりは終わりません。気持ち悪く吐き気がしているのに赤ちゃんは育っていない・・・。
信じられなくて別の病院の受診も考えましたが、行動に移す気力もなく手術の日を待ちました。

稽留流産の手術は日帰りです。
手術自体は数分で終わります。午前中に病院に行き、午後には病院を出る事ができます。

お腹の中で育つ事ができなかった子。
子と呼んでいいのかもわからない小さな存在だったけれど、お別れは悲しく呆気ないものでした。


当時32歳でしたが、年齢や健康状態に関係なく稽留流産は起こります。
私は妊娠に気づいたけれど、妊娠したことに気づかず稽留流産してしまうケースもあるそうです。


夢見ていた母になれなくて、悲しくて辛い出来事でしたが、稽留流産をしたという事は、妊娠する事は可能という事です。
辛い出来事かもしれないけれど、身体は妊娠する事ができます。

私は、稽留流産の後6ヶ月後に再び妊娠して、今は生後2ヶ月の可愛い我が子がいます。

もし、病院で稽留流産と診断されて辛い気持ちになっている人がいたら、今は辛いけれど、またいつか赤ちゃんはお腹に来てくれるはずなので元気を出して欲しいです。


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