見出し画像

パラレル・ワールド?✧♡

 ちょっと不思議に思っていることがある。

 先日、短歌の会があり、仲良しのKさんをスーパーの前まで送った。
 ちょうど、午後は雨と言う予報だったので、Kさんに、私の傘を持って行って!と言った。でも、Kさんはためらって、結局傘は持って行かなかった。だよね~、杖をついているのに、それに傘も持ったら大変だ。
 
 数日後、Kさんから電話があり、申し訳ないから傘を返したいと言う。
 
「うちには傘がいっぱいあるし、次の短歌の会の時に返していただければいいですよ。車ではほとんど傘を使わないので。」

 と答えた。

 あとで、あれ?確か、あの時、Kさんは傘を持ち帰らなかったと記憶していたけど、持ち帰ってたっけか?となんかフシギ。

 毎朝の温泉に入って、懐かしい友達と会った時のことを思い出した。
 何十年ぶりかで会った友達と思い出話をしていると、記憶が全く違う。A子が言うことを覚えていないし、私が言うこともA子は、覚えていない。
 人によって見ていること、覚えていることが全く違うとはその時感じたことだが、自分のレベルや考えが変わると、住んでいる世界が変わる、という本を読んだ。

 世界が滅亡する世界もあるし、助かる世界もある。

 同じ世界にみんな存在しているように思っているが、すこしずつ出来事がずれた世界が無数にあって、どの世界を選ぶかは、自分次第。
 なんだか、自由人になっていろいろなものから解き放たれてみると、実際そうなんだろうなと思っている。
 もう、仕事していた元の世界には戻りたくないし、自由人になって、自分の部屋を片付け、昔の日記を読むと、あきらかに自分が書いた日記なのに、「誰?この人」みたいな印象だ。

 湯舟の中で、
 記憶が違うのは、それはパラレルワールドだから。
 とメッセージがやってきたのだ。

 そうか、人は覚えたいことだけ記憶しているのかと思っていたけど、本当は、違う世界を生きていると思うと、なんだかわかりやすい。

 私はKさんが傘を持って帰らなかったパラレルワールドに居て、
 Kさんは傘を持ち帰ったパラレルワールドに居た。

 なぜ、私のいた世界が変わったのかは謎だが、Kさんが、電話をかけてきたのは、私に会いたかったからじゃないのかなw
 
 もっと、私と会って、傘を返して、おしゃべりしたかったんではないか。

 そんなふうに、日常の記憶違いとは、いろいろな千差万別あるパラレルワールドを行き来しているのかもしれないと思った日です✧♡




 







 

この記事が参加している募集

最近の学び