note写仏部活動中✧♡⑮ウルトラマンも弥勒菩薩?
前々回、あんこ地蔵を描いた時に、私の描いた空海さんを見て、ウルトラマンじゃない?といった方がいた。高木さんの奥様である。高木さんがそのことを記事にしていた。
確かに、このひし形の目の形、鼻筋、口の形、どんどん単純化していくと、確かに、ウルトラマンになって行きそう。
高木さんがコメント欄で、
そうしたらその答えが返ってきた。
おおおおおお!成田亨!
広隆寺の弥勒菩薩像をモデルのひとつに!
父母が青森県出身!
青森県立美術館は、1年に1度は訪れる場所で、その際、いつも常設展で成田亨さんの絵を見ていた。彼がデザインした怪獣の数々である。
初期のウルトラマンに出現した怪獣は、バルタン星人を始めとして、なんとなくでも記憶に残っているものが多い。
のちに、甥っ子にクリスマスプレゼントを贈ろうと、トイザらスに通っていた何年間があった。その時に、怪獣たちのビニールで、できたおもちゃを観ていたが、どうにもグロテスクでいただけない。ただ何かが合体して色とりどりでぐねぐねしている印象であった。
成田亨が怪獣をデザインする時に心がけていたことがある。
おお!手厳しい。
このピクシブ百科事典のページが面白くて、成田亨さんが過去に書いた世界各国の怪獣の記事を読んで見たいものだと思った。
では怪獣三原則に則った本人のデザインを観てみよう。
格好いい!
検索しているうちに成田亨さんにどんどんハマってくる( ´艸`)
ちょっと、話がずれてきたので、元に戻します。
成田亨さんがシュルレアリストの彫刻家で、弥勒菩薩像をウルトラマンのデザインのヒントのひとつにしていたこと、怪獣三原則、怪獣は各自の星での勇者、そのデザインするモノに対する見識が、作品の出来上がりに、大きくものを言うなと感じた。
高木さんの記事に貼っていたこちらの記事も興味深いです。江口さんが教えて下さったことをさらに詳しく教えてくれます。
この記事を書いた人の名前に見覚えがあった。今はnoteは、更新されてないようだが、東大生ライターとしてよく名前をみかけた西岡壱成さん。
進路指導部に居たとき、田舎にいた東大生がどうやって勉強をしたか、先生方とめっちゃ仲良しになったとか色んなノウハウを彼の記事から引用して、進路通信を作っていたのでした( ´艸`)まさかの、ここでの再会w!
美術教師が進路指導部にいたことも無駄ではないのう( ´艸`)
では記事の最後はまたしても成田亨さんにハマって終わりたい。
確かに、この無表情とも思える表情。無駄をはぶいた美しいデザイン。
顔の角度でどのようにも見える能面のようなシンプルさ。
彼の描く絵には、独特の色気、格好良さがある。
美しいから、受け取りたい方が、それを格好いいとか、色気があるとか受け止めるのであろう。ただ、美しいのだ。
最後に彼の詩を紹介したい。
聖徳太子や天皇を、ないがしろにするように、まさかのウルトラマンまで、そのような目に遭っていたことを知り、胸が痛む結果である。
しかし、最後に、嬉しいニュース。
あんこ地蔵にインスパイアをうけた高木氏が、写仏をしてくれた。
記事でもなく、自分のアイコンというとんだ唐変木なやり方だが( ´艸`)
本人に尋ねたところ、この写仏は私も描いた空海像で、期間限定(5月いっぱい)のようだ。
よかったら、高木氏の写仏にもご注目を💖