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自由人の自由詩✧♡2024.4.9

 前回が3月27日だったことを考えると、10日ぐらいで次に?
 およよ。次第に思考回路が歌人になってきたのだろうか?
 10首ぐらいあるので投稿することにする。でも、サクラはこれからだから~4月は2回ぐらい投稿するかも!牡羊座の牡羊族は、春になると意味不明にパワフルに元気になるのである(⋈◍>◡<◍)。✧♡ワクワクズキズキ
 生まれたての赤ん坊状態。テンションが、イミフに高めです。

風呂上り清しきカラダに風を受く 忘れられたる耳かきひとつ

 風呂上り、温泉の駐車場に耳かきが一つ落ちていた。
 私も先日、脱衣場にパンツを落として歩いていて、「落ちましたよ」という声に助けられた。教えてもらってよかった。先月の短歌の会の

「この雪の塊すべて崩さねば清(すが)しき春の風は通らず」

 の「清(すが)しき」という言葉が気に入っていた。雪の塊も解けたし、風呂上がりのカラダに受け取ってみたのである。「清(すが)しき風」を。

次々と歌生まれくるある朝に とおの指にて髪泡立てり

 私は朝の温泉時間、歌をひねりがちなのだ。いつも指折り数えて、5・7・5・7・7と語呂のよい歌を考えている。全く浮かばない朝もあれば、今日は豊漁!の日もある。風呂の中ではそんな指も、言葉をメモするわけにもいかなくて、ただ、シャンプーしているのが可笑しくて詠んで見た。

まじまじと犬の顔見て母が言い「としょったな、犬も」もは誰につく

 うちの元気でかわいこちゃんの犬に「としょったな」という母。ちょっと憤慨しそうになるが、そういう母が自分の老いを認めたかのような「犬もとしょったな」と言う言葉。そうそう、あなたが一番としょった。と言いそうになったが、本人には言えない。まてよ、そういう私だって( ´艸`)
 火の粉は私にも降りかかる。

デザートの後に登場お刺身に短歌の会に破調はつきもの

 年に二回、ランチ付きの短歌の会がある。よくわからないお皿が一つ、お膳についていた。私はもう一首詠んでいた。

使い道わからぬランチの醤油皿刺身が遅刻し我が腑に落ちる

 リーズナブルなランチだけれども相当な老舗の割烹である。
 デザートの後の刺身、って無くない?
 歌に詠んでネタにして乗り越えられる上品な私たちだけれども。
 オホホホホ(←ツギハユルサン)

目をつむり座る露天の石の上 観音改めお供え餅とす

 前回投稿した
「湯の中でうつむく角度菩薩様 うっすら微笑を浮かべて参る」
があったけれども、やっぱり観音様っていうより、お供え餅にしておこう!って歌。はらたいらに千点!腹問題である。私の事ではないw

戒めを解いて悪口つぶやけば空晴れ渡る心に驚く

 愚痴悪口陰口文句弱音、言っちゃダメって小林正観さんが云うから実行して見ると難しい難しい。だんだんそのことも忘れて、ある日、ふっと言ってみたら、なんと気持ちよいw。さっぱどしたじゃー!
 戒められているわけです。こんなに気持ちよいんだったら言い放題になっちゃう。そこでさっぱりした心にも驚く。やはり、言わないように気を付けます( ´艸`)

千秋楽さっぱどしたじゃと笑う君 おめの相撲さ皆さっぱどしたじゃ

百済無観音

 尊富士に捧ぐ。相撲会場の「けっぱれ」という言葉をスケッチブックで持っている客も面白かったけど、そこで津軽弁が出る尊富士の飾らない人柄がいい。王林といい、尊富士といい、訛りを隠さず青森を愛している人々がかっこいいのである。

光る君まねてかなふみつくりたし ひらかなline君、気が付くか

 もし、光る君へを観て、大河ドラマをきっかけに、HPまで行って、かなふみを作ってみた高校生がいるとして、そのかなふみを、いつも使っているlineで、ふと、好きな人に送ってみたという歌。

いとしきとlineでいうのはおかしいと令和のおのこいとおかしけれ

 そんな彼女が送ったlineの反応は、そんな感じだった。そんな大事な話をラインでする?という男の古風な反応に、彼女はよりいっそう興味を抱いて彼のことが気に入っている。おかしいと、おかしのダブル使いです。
 そんな高校生の物語を考えても面白いかもしれない。寺山修司的な空想短歌チャレンジ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

新井田川我が成りたし桜守 桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿

 最近、うちの近くの川べりの桜の木が容赦なく伐られているのに気が付いた。そういうシゴトを請け負う人って、どうでもよく伐る。
 京都のお寺の庭師みたいに景観を考えたりしない。
 私がこの川べりの桜守になりたいって思うぐらい、酷い伐り方。
 これから咲こうとする八重桜をあの姿にする気持ちがわからない。
 咲けない桜への叫び。

よき歌と紙に記せば凡歌なりブログの活字で対面保つ

 温泉の湯船で考えてるときは、すっげ~いい歌できた!って思うけど、思い出してメモ帳に書いてみるとなんてことない。
 でもこうやって活字化してみると、メモよりはよく見える。
 何、ソレ?みたいな気持ちですwww

草原に張り巡らせた蜘蛛の巣のみえる朝 虫の生くる思う

 霧の時とか、露の降りた時とか、え~こんなとこまで蜘蛛の巣だらけなの?とびっくりする。生きていくためには幾多の罠をこえていかなければならない虫の大変さに気付く。

初音聴き口角上がりて届く歌 春の神鳴り 春の足音

 私がウグイスの「フーフピチュ」を聴いたのとつきふねさんの歌の春雷が重なった。つきふねさんの歌は、

「神鳴りて 嵐に揺れる 花つぼみ 響く雨音 春の足音」

 つきふねさんの歌、パクリ疑惑( ´艸`)
 いやいや、返歌と言って欲しいw
 つきふねさんは音を繰り返し、私は春を繰り返している。
 我々、牡羊族✧♡ 

止まりしは横断歩道の前なのに頑なに譲るメンドクサイガキ

百済無観音

 黒帯も、大概、他の人の好意を受け取ろうとしないのが運転を見て知れる。そこまで頑なに交通ルールを守らなくてもいいんじゃ?と思う時もある。でも、今日の子供は、譲ってないで、早く空気読んで渡れ!と思った。彼に従ったら我々が交通違反を取られるのだ。(←コレワルグチナンジャ?)

 
 こんなこと してるとすべてが たんかなり
 みそひともじで なんでもかける✧♡


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