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なんかスキ

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よくわからないけど、スキだと直観的に感じた記事を集めてみた。  何がスキなのかは、集めているうちに気が付くかもしれない大笑。
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記事一覧

【雑記】12/1 私の最愛海外文学十選

【雑記】12/1 私の最愛海外文学十選

最近面白そうな企画を拝見したので、触発されてやってみようと思います。

あれこれ考えすぎて選べなくなりそうなので次の方針を決めました。
・「私の好きな海外文学」と聞いて条件反射で頭に浮かんだものから選ぶ。
・ぱあっと浮かんだものが10を超えたので、テーマごとに「自分の人生やその後の考え方の基礎となったもの」という観点で選ぶ

その結果がこちら。

ストーリー・ガール L.M.モンゴメリ 著 新潮文

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初恋のロマンチックを誰かに預けることで私はロマンチックになりたい。

初恋のロマンチックを誰かに預けることで私はロマンチックになりたい。

私の人生で、そもそもロマンチックという言葉が適切な響きを得ているのかが謎だ。ロマンチックという経験を私は生を受けてから今まで本当に経験してきたのだろうか。まずその意味を知ることからはじめることにした。

現実離れで甘美で理想的な雰囲気や、なりゆきであるさまである。

これは、誰からの目線なのだろうか。こちらがそう思ってはいても、相手がそうは思っていないのが現実だったりする。周囲から見てそうだと言え

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BLUE GIANT─言葉の衝撃に貫かれた3月某日

BLUE GIANT─言葉の衝撃に貫かれた3月某日

横っ面を張り倒され、そのあと思い切り抱きしめられた感覚──。

それが私の『BLUE GIANT』の感想、いや体験である。
実際、誰かに張り倒されたことなんかないけれど、多分、そういう衝撃だった。

『BLUE GIANT』はビッグコミックで2013年から連載された石塚真一によるジャズを描いた漫画。このシリーズはまだ完結していない(2023.3.25現在)。アニメは今年2023年2月から公開されて

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ノラネコたちが、わが家の昼ご飯を見ています。

ノラネコたちが、わが家の昼ご飯を見ています。

オトナにも大人気、コドモエの絵本『ノラネコぐんだん』シリーズのワルネコ8匹がわが家に来た。

─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・─・
このワルネコが勢揃いする『ノラネコぐんだん』シリーズ(コドモエの絵本)は、こどもと無縁の私でさえ夢中になってしまうツワモノ絵本。
話は単純。ノラネコたちがコソ泥みたいな悪さをし、見つかって正座で反省。代償にそれなりの労働を強いられ、お終い。
毎回、このパターン

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写仏って、何してんですか?

って、わたしの記事
『ウルトラマンの顔って、仏さまみたいで、なんか、ありがたくない?』
で書いたところ、コメント欄に書き込みをいただきました。
その後、
仏教、仏像、写仏
についての、あやのんさんの考察や見解が、あやのんさんの記事で深められ、展開されつつあります。

これらの記事の出発点のやうな感じもあるので、下に↓、あやのんさんからいただいた書き込みをコピペしました。

仏像とは何?
そもそも、

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「なんのはなしです課」通信 明澄な八通目

「なんのはなしです課」通信 明澄な八通目

noteの街の路地裏へようこそ。月曜日をぶっ飛ばせのお時間です。今週も世界中の「なんのはなしです課」通信員から「なんのはなし」か分からない報告が届いておりますので報告します。

この報告は、ハッシュタグ 「 #なんのはなしですか 」から追っています。使用例や表現の仕方はこの通信の誰の報告を見ても「なんのはなし」か分かりませんのでお気をつけください。

記事に #なんのはなしですか を付けていただけ

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アナログ派の愉しみ/映画◎宮崎 駿 監督『風の谷のナウシカ』

あしたはたくさん飛ばなきゃ――
少女が政治を変革するとき

宮崎駿監督のアニメ映画『風の谷のナウシカ』(1984年)が目の前に新しい扉を開いたときの衝撃は、いまも鮮やかに記憶している。ごく簡単にストーリーに触れておこう。人類の文明社会を焼き払った最終戦争「火の7日間」から1000年後、世界は環境汚染がもたらした「腐海」の侵食に脅かされながら、なおも覇権をめぐって争いが絶えず、ふたつの列強国にはさま

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鬼のいない節分

鬼のいない節分

私が思い出す節分に、恵方巻は出てこない。

私が恵方巻を知ったのは、父からだ。
それはある冬の時期に一時帰国した日、成田空港から自宅に帰る車中だった。
コンビニの前で、ちょうど信号待ちになった。

『最近はね、エホウマキというのを、節分に食べるようになったんだよ』と、父が話し始めた。

エホウマキが何かも分からず、きょとんとしている私に、見てごらんと、コンビニの方角を指差す。
そこに、大きな

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歌が歌いたい夜

歌が歌いたい夜

最高の瞬間の訪れ
それは突然やってきた…。

4日はGW中のちょうど一番たのしい盛り。
2日休んでもまだあと2日も休みがある。最高かっ!!
仕事の重圧を遥か彼方に放り投げて、仕事で使う全ての神経を開放~

遊びのみに神経を使うことを許された今日は、こどもたちと盛大なお祭りイベントに遊びにいった。
屋台や、ゲームやらを一日堪能。

そこで中3長女がゲーム屋台の景品で手に入れたおもちゃのマイクが最高す

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本好き次女がハリポタを読めなかった本当の理由と、「子どもと本」に関する私の小さな気づき

本好き次女がハリポタを読めなかった本当の理由と、「子どもと本」に関する私の小さな気づき

 私は『ハリー・ポッター』シリーズが大好きです。
 
 映画はもちろんですが、小説のほうは新作が1~2年ごとのペースで刊行されていた20代の頃に夢中になり、最終巻の7巻下巻は徹夜で読破。児童書とは思えない濃厚な人間ドラマと、ミステリーとしての見事な伏線回収に感動して涙したのを覚えています。

 あの頃、仕事や人間関係に疲れ切り、大好きだった読書すらできなくなっていた私は、友人に勧められた『ハリー・

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可愛いトイプードルのアメリちゃんは、8年間も繁殖犬だったのです

可愛いトイプードルのアメリちゃんは、8年間も繁殖犬だったのです

京都のマミさんが、愛犬アメリちゃんの写真を送ってくれました(見出しの写真)

毎日、アメリちゃんと鴨川沿いを散歩しながら、時々はカフェで寛ぐそうです。なんて素敵な暮らしでしょう。

可愛いトイプードルのアメリちゃんと並んでテーブルにつくマミさん。
絵になるわね~。

マミさんは珈琲。アメリちゃんはお水。ちゃんとテーブルにセットされているのが素敵。
優しいお店のかたね。

ふたりで京都の鴨川の景色を

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ゆうぐれあさひ

ゆうぐれあさひ

 夕方になると、夕日を見に行きます。
 何を当たり前な、となるかもしれませんが、わたしの夕日は晴れ空でも雨空でも見ることができるのです。もやもやしたときには、夕日を見るに限ります。
 もやもやしているのは、職場のゲーテさんのせいです。
 わたしは都内の駅前にある、こじんまりとした書店で働いています。ショッピングビルがにょきにょきと竹のように林立する中にあって、竹になり損なった筍のように小さな店です

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コントな文学『すべてのホームシッカーに花束を』

コントな文学『すべてのホームシッカーに花束を』

コントな文学『すべてのホームシッカーに花束を』

上京して足立区の北千住で初めての一人暮らし。

俺はホームシックになった。

土曜日に引っ越してきて今日が水曜日で一人暮らし5日目。

土曜の夜は初めての一人暮らしに浮かれて楽しく過ごしたが、人生で初めて日曜日の夜に1人で晩ご飯を食べていたら涙が溢れてきた。

実家の居心地の良さ。
母ちゃんの温かくて美味しいご飯。
そして父ちゃんや妹やペットも含め

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