妊娠中の不安 前編

3100kgで生まれてきた息子は、
私と夫の初めての子どもだ。
今は0歳4ヶ月で、毎日ちょっとずつ育ってる。
有難いことに、五体満足で生まれてきた。

どう思われるかわからないけど、
臆せずに、誤解のないように発言すると、
私は妊娠当初から、根拠のない不安があった。
それは、お腹とともに大きくなっていった。

『本当にお腹にいるのは、赤ちゃんなのか』
『今画面の中で動いてる心臓は、
 本当に私のお腹にいる命なのか』
馬鹿みたいだけど、本気で不安だった。

ただ、お腹に赤ちゃんがいるという、
今一緒に生活を共にしているという実感が
全く持てなかったのだ。

お腹が大きくなって毎日苦しくて、
胎動が来て、数ヶ月後さらに激しく蹴られても
その気持ちはあまり変わらなかった。

なので、妊娠中お腹に向かって話しかける
ということを、あまりしていない。
実感がないので、話しかける気にならない。

妊娠後半、横っ腹を激しく蹴られた時とか
寝たいのにお腹が動いて眠れない時とかに、
『痛いよーー!』
『そんなに蹴らないでね』
『もう寝たいんだけど、、寝ないの?』
それくらい。

妊娠したことは嬉しくない訳じゃないけど、
周りの妊婦さんとは、ちょっと違ったかも。
幸せオーラみたいなのは、なかったと思う。

もちろん夫には、この気持ちを正直に話した。
私のよくわからない説明もしっかり聞いてくれ
ようやく私は安堵した。


つづきは、また。

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