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愛猫のためのゴールデンウィーク

ゴールデンウイークという名の連休が終わりを告げてしまいました。
皆さま、いかがお過ごしでしたか。
また連休関係なくお仕事だった方、大変お疲れさまでした。

この連休を10日間とするならば、今年の私のゴールデンウイークはある意味特別なものとなりました。

初日は久しぶりに友人たちと集まり、昼から夜まで語り明かし、楽しい時間を過ごしました。「今年のゴールデンウイークは良い感じで始まったなぁ」と思ったのがフラグだったかのよう。

問題は二日目に起こります。
飼い猫が負傷してしまったのです。
見た感じ大けがではないけれど、足を引きずっていて具合が悪そう。
後ろ足に出血した傷がありました。
病院に連れて行こうとかかりつけに電話をしてみるも、留守電で折り返しはかかってきません。
ネットで開いている病院を見つけて、なんとか連れて行き、傷の消毒と抗生剤をもらって一安心でした。

ここから、看病の日々のはじまりです。
ウチの猫は2年ほど前に大きな手術を経験していて、そのときほど見た目はひどくありません。ただ、足をひきずっているので、どうしても可哀想に見えてしまいます。

とにかく最初は回復のためにたくさん寝るだろうと考え、いつもの寝場所以外にもたくさん寝床を用意しました。案の定、そこを転々としていて、ご飯とトイレの時間以外は寝る、の一択。
いつもは私のベッドで寝ることはないのですが、具合が悪いときはなぜかやって来るんです。(前回術後もそうでした)夜中に起こされることもありましたが、早く治ってくれるのならお安い御用です。

毎日2回薬を飲ませたり、行きたいけれど自力で行けなさそうな場所には足に負担にならないように抱っこして連れて行ってあげたりとなかなか献身的に看病してあげました。やはり、大事な家族なので。

そのおかげもあって、5日目くらいから少しずつ足を引きずらずに歩くように!それを見た瞬間は嬉しかったですね。
見た目も元気になってきたようでした。


しかし、喜びの反面さらなる問題が発生します。
以前はそんな元気もなかったのですが、傷のある足が気になるのか舐めてしまうのです。自然の摂理なのでしょうがないですが、以前、術後も舐めるのを防止する服の隙間から縫合跡を舐めてしまい悪化させたことがありました。
そのため、今度はエリザベスカラーを装着することに。
結構ストレスになると思うので嫌なのですが、早く治すためには仕方ありません。装着後の猫は、どこかあきらめたような表情で受け入れていました。それが不謹慎ながらも、可愛かったです。


エリザベスカラーに慣れてはきたのですが、そこから傷がなかなか治らず、かさぶたができて、とれて、またできて、とれての繰り返し。
たぶんもう少しで治ってくれるだろうと思っていたところで、今度は謎の食後に嘔吐を繰り返してしまう事態が発生します。
もちろん、猫はよく吐いてしまう生き物ではあるので、病気を疑うとかではないのですが、後処理が大変でした。
さらに、ただでさえまだ回復しきっていないのに、ちょっとしょんぼりしている様子を見るのは、こちらとしても胸が痛かったです。

動き出すと、どんな行動をとるか危なっかしくて後をついていったり、少しでも気分良くしてもらおうとたくさんマッサージをしてあげたり、撫でまわしたり。(これはある意味役得でもありました。笑)

おかげで、ずいぶんと元気になり、まだ走り回ることはしませんが、それ以外はほとんど以前と変わらないまでに回復してくれました。

こんなに日常が猫中心の世界で回っていたとは。
この10日間は本当に、飼い猫に尽くした日々でした。

ウチの猫も、今年で13歳。シニアと呼ばれる年齢になってきました。
そういう意味でも、いつまで一緒にいることができるか分かりません。
大切な家族の一員である以上、一緒に暮らしている間、生きているうちにはできる限りのことはしてあげたいと思うのです。

いつかまた、このゴールデンウイークを思い出す日が来るのでしょう。
愛猫のために尽くした、この連休のことを。

どこかに出かけた訳ではないけれど、今年はかけがえのない特別なゴールデンウイークを過ごすことができました。


私のベッドで眠る後姿


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。






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