方向性の違い

 しばらく記事を書くのを控えていました。
 アイドル事務所としてのカバー社を、すっかり信用できなくなっていたからです。


アイドル活動の軽視

リアルな空間にアイドルやファンは存在できない


従来

あくまでアイドルとファンが中心


現在

非アイドルを「ホロライブ」に誘う様々な企画たち


 昨今のカバーは『アイドル以外』という手札をとにかく作ろうとしていた印象です。
 恐らく会社運営において、アイドル活動のみで得られる利益に限界を感じていたのでしょう。


 こういう図だったとして――


 こうしたい!!


様々な活動形態を作って、リスクを減らし利益を伸ばしたい


 しかして実態は――

 こうなってしまう!

 活動項目が増える程。
 アイドルが消えるんです……不思議な事に。


 アイドルはアイドル空間にしか存在できないんですよ。


 例えばですが、バラエティ番組にアイドルが出ることって当然ありますよね。
 でも別にそこでアイドル活動は行われない。番宣を挟んだり、ちょっとカメラに向かってポージングや甘い声を出してくれることはあれど、それはファンサではない訳です。だってお茶の間にいるのはファンじゃないんですから。

 リビングの空気が冷える、あの現象です。
 アイドル空間に居ない彼女たちは「所詮一参加者」に過ぎない訳です。

普段はアイドルだけど――
こうなると一参加者でしかない


可愛いアイドルだけど――
どんなに活躍しても、この場ではアイドルでいられない

 アイドルファンからすれば、『カバー社は自社のアイドル像を破壊したがっている』としか映らん訳です。



 アイドル以外を一切出すなって話じゃないんです。

 アイドルが主役じゃないコンテンツを作れば作る程、アイドルはアイドルでなくなってしまうよという話なのです。

 一度アイドルの魔法を解くと、もう一度掛けなおすのは凄く大変です。


 その掛けなおせるはずの 一番の魅せ舞台を一挙に減らして。
 少なくなった3Dライブにも外部ゲスト(≒アイドルになれない時間)をガンガン招待して。

 そこまでして、それでもカバーにはやりたいことがあるのです。
 頑張ってほしいですね。


 はあ。
 アイドルって、なんなんでしょうね――

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