母と娘~親友からのマウント
中2の娘の親友レイは、可愛くて頭が良くて誰もが認める優等生で、学校の先生や周りの友達からの信頼も厚い。
娘とレイは2歳からの幼馴染で、12年経っても娘はレイが大好きだし、毎日話をしても尽きないし、誰よりも信頼している。だけど……娘はレイがわからないと言う。
娘「誰にも言えない闇を抱えていると思うけど私はそれを聞けない。レイは完璧主義と言うか、弱みを見せないと言うか、弱みを見せたら負けみたいな、私のこともずっとバカにしてるしマウントも取ってくるし……まぁ、ちょっとはムカつくけどいちいち気にしてない。レイは私をバカにしたりマウント取ったりすることで何かを保ってるのだと思うから。たぶんレイは何かを抱えてるんだと思う。それが私には透けて見えるから、私はレイにずっとモヤモヤしてるのかもしれない。」
私「レイのことはずっと味方でいてあげなね。レイに何があっても、レイがこの先もし壊れてしまっても、ずっと味方でいてあげなね。それをレイに伝えてあげることも大切だからね。」
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この文章をここまで書いて下書きにしていたのが10日前。
このあとすぐにレイは自宅で倒れて救急搬送されたとのこと。
原因はストレス
倒れてから1週間、学校を休み、自宅のベッドにいたとの事。
それがきっかけで、付き合っていた彼氏とも別れたと言っていた。
たった14歳の女の子をここまで追い詰めたストレスとはいったい何なのか。
そういえば、久々にレイのお母さんをスーパーで見かけたが、その顔があまりにも鬼木迫るものだったので、私は一切声をかけることが出来なかった。
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