見出し画像

母と娘~人付き合いの練習

中2の娘が部活から帰ってきてスンスンと泣いていた。
「どうしたの?」
と聞くと涙が溢れて止まらなくなったようで、ヒクヒクしながら
「私は、みんなに、合わせ、られない。なんで、合わせ、られない、んだろう。嫌だと、思うのが、態度に、顔に、出てしまう」

泣きながら話す娘に、

かわいいな

と思ってしまった。そんな事で泣いてしまう娘が、本当にかわいいなと思ってしまった。

ただ、泣く程悩んでいるのだ。
ここは「そんな事」なんて言ってはいけない。
話を聞いてみると、部活内の15人の2年生女子の中で、どうしても苦手な子がいるとの事。嫌いじゃないし、悪い子でもない、皆からも嫌われていないのに、なぜ自分がこんなにもその子の事が苦手なのかわからない、
だけどどうしても苦手なのだ。どうしても受け入れられないのだ。
「そんな自分はダメな人間だ」と言いながらスンスンと泣く娘をみて、あーこれが思春期なんだと私は痛感した。

「誰にでも好かれたいと思うし、嫌われたくないと思うのは普通。ただ、どうしても受け入れられない、合わない人っているよ。だからね、これはもう練習だよ。その子に嫌な思いをさせてるかもしれないけど、傷付き、傷つかれ、そうやって人は成長する。その痛みを知れば、傷つかないように、傷つけないように、そういう術が身につくようになる。リリー(娘の仮名)はまだ14歳、その練習をしている途中だよ。これから沢山の人に出会うための練習だと思って、だからがんばれ!」

相変わらず偉そうwww

でもね、悩んで泣いてる娘がかわいくてかわいくて仕方がないんですよ。(そこ?)

ただ、思春期って本当に複雑だなと思いました。この頃って、大人が思う本当に小さなことで悩んじゃうんだなと。だから、その気持ちを大切にしていきたい。今の娘の悩みに解決できる、そんな言葉がけは出来ないかもしれないけど、一緒に考えてその心の成長を見守っていきたい。


今日も朝からお稲荷さんを2つ食べて、娘は元気に部活に行った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?